* 今日の早番は悲惨でした。
* やるべきことはわかっているものの、それが同僚と同じように時間内に出来ないということは、おそらく、要領が悪い、また、記憶力が悪いということに原因があります。
* ですが、言い訳がましいけれども、究極の選択、ということもあります。
* 例えば(今日の出来事とは全く無関係な例えです)、我々の職場で、ご利用者さんの起床介助時に、多量の便失禁に気付いたとします。そのままの状態で食堂で誘導することは、なんとも忍びないことです(ちなみに、食後すぐに排泄の介助をする、ということは、おそらく介護業界の基本、という前提があります)。けれども、ここでオムツ交換をして、時間を費やしてしまうと、食事やお茶を待っている、他のご利用者さんへのサービスが疎かになってしまいます。また、全体的に時間が押してしまう、ということは、火を見るよりも明らかなことです。さぁ、どうする。
* とにかく、基本的に我々は、同僚のためではなく、ご利用者さんのために働いている、はず。
* え~っと、この業界に入ってから、ご利用者さんとの、一対一の関係において、苦労を感じたことは、全くとは言いませんが、ほとんどありません。なぜならば、在宅と違い、時間限定でのお付き合いだからです。
* 「下のお世話までさせてしまって・・・」なんて口にされる方がいますが、正直、その仕事は、少なくとも私にとっては、非常に楽な仕事のひとつです。ですから、そんな簡単なことで恐縮されてしまうと、かえって、こっちの方が恐縮してしまいます。
* 願わくば、介護系の仕事は、誰もが出来る仕事であって欲しい。与太郎が生きる(活きる)道が狭められているこの世の中で、その受け皿のひとつであって欲しい。なぜならば、与太郎であるがゆえに、共感できるからです。ご利用者さんの、その切なさ、辛さがわかるのです。
* 人は、一生懸命がんばっている時ほど、人に、怒られてしまうことが多い。なぜならば、時間に余裕がない時や、健康を害していて辛いような時ほど、後手後手にまわってしまい、他の人に対する優しさを失ってしまうから。
* 心の痛みや、肉体的な痛みは、自分にしかわかりません。
* 心の痛みや、肉体的な痛みを自分が経験した分だけ、共感が増す、ということなのかもしれません。
* そしてまた、私の心は、まだまだ軽すぎる、ということなのかもしれません。
* ですから、明日はもっともっと泣きましょう!