■黒い記憶(第439話) 発表1999年12月
評価 ★★★★
依頼人
①組織
②ボストン医科大学 テッド・アンダーソン学長
③国立医学研究所デビッド・マコーマー
ターゲット
①FBI潜入捜査官エリック・マコーマー
②US・メディシン社 ジョン・フーバー会長
③―
報酬 ①②③不明
今回弾丸発射数 5/ 通算弾丸発射数 2,378
今回殺害人数 5/ 通算殺害人数 4,663
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 108
<ストーリー>
過去の記憶に悩まされる脳医学者。その脳医学者の黒い記憶とは・・・
<この一言>
約束の時間だ・・・
<解説>
国立医学研究所の『デビッド・マコーマー』は若き俊英。画期的な肥満解消薬を開発したデビッドは、大衆薬メーカー『US・メディシン社』フーバー会長とこの新薬を実用化しようとしていた。しかし、大衆薬メーカーであるUS・メディシンが新薬を開発し医学界でのステイタスを向上させると、学界向けの寄付金が減ることが想定されるため、『ボストン医科大学 テッド・アンダーソン学長』はゴルゴに接触、US・メディシン社会長『フーバー』の暗殺を依頼する。
アンダーソン学長とゴルゴが接触したとの情報がもたらされ、フーバーとデビッドはゴルゴに命を狙われていることを知る。父親が殺される場面に居合わせる夢に悩まされていたデビッドは、”ゴルゴ13”という単語に反応、自分が悩まされている夢にゴルゴが関連していると考え、調査を進める。
父親の死の謎と夢の謎を解く鍵は、ゴルゴに直接あたるしかないと考えたデビッドは、ゴルゴとのコンタクトを決意する。ガードマンを雇い、父親が殺された場所でゴルゴとの会見に臨むデビッド。ガードマンがゴルゴに撃たれる瞬間、幼少時の記憶が蘇る。デビッドの父親はFBIの麻薬潜入捜査官であったが、正体を見抜かれていた。組織はゴルゴを雇ってデビッドの父親を殺害させる。その現場に居合わせてしまったデビッドは、父親の最期の言葉「見たことすべてを忘れろ」を忠実に守ってきたのであった。すべてを悟ったデビッドであるが、父親と同じ場所でゴルゴの弾丸により絶命する。デビッドの父親は、ゴルゴの殺害シーンを目撃してしまったデビッドを守るために記憶を消すよう命じていたが、デビッドは真実を追い求め記憶を取り戻した刹那、命を失ったのである。
ゴルゴの殺害シーンを目撃してしまった息子を守るために、記憶を消すように命じたデビッドの父親、父親の哀願を受け入れ一度はデビッドを撃たなかったゴルゴ、そして、全てを思い出してしまったが故に殺害されたデビッド。三者の想いが交錯するシーンが印象的である。デビッドの最期のセリフが泣かせる。
”ごめんよ父さん、父さんの命令に背いてしまって・・・これから謝りに行くよ・・・”
ズキューン
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ある種の記憶喪失ものですね。
世の中には知らない方が良いことがあります。親の言うことは聞いておかなければいけないということでしょうか
本日の一句「世の中にゃ、知ってはいけない、こともある」
>親の言うことは聞いておかなければいけないということでしょうか
”親の心子知らず”ですね。うーん、身につまされます。