■炎の証言(第460話) 発表2000年12月
評価 ★★★
依頼人 パトリオット社『ニールセン』社長
ターゲット カルト教団教祖
報酬 不明
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 2,521
今回殺害人数 82/ 通算殺害人数 4,842
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 112
<ストーリー>
カルト教団の教祖の狙撃を依頼されたゴルゴ。跳弾狙撃を狙ったゴルゴだが、教祖の死因は焼死だった・・・
<この一言>
俺に偽りの依頼をしたという事だ・・・これは、俺のルールに反する・・・
<解説>
カルト教団への立ち入り捜査を巡り、教団内部に立て籠もった信者とFBIが撃ち合いに。FBIは催涙弾を建物内部に打ち込む。武器メーカー『パトリオット社』の社長『ニールセン』から教祖の殺害依頼を受けていたゴルゴは、跳弾狙撃により教祖殺害に挑む。ニールセンの情報を元に、金属製のランプを狙ったゴルゴであるが、ゴルゴの放った弾丸がランプをかすめるや爆発が引き起こり、建物が炎上する。FBIは引火性の催涙弾を使っていたのである。
この事件で夫と娘を失った『イヴリン』は、三流ゴシップ誌のカメラマンとなっていた。そのゴシップ誌の記者『ジャコブ・アルマン』はイヴリンの過去を知り、事件の真相を探る。FBI捜査官に探りを入れると、その捜査官が殺される。事件の裏には、パトリオット社が密かに開発していた生物兵器の隠滅が潜んでいたのである。
極秘で開発してた生物兵器をカルト集団に盗まれたパトリオット社は、証拠隠滅のためFBIに引火性の催涙弾を使わせ、ゴルゴに教祖狙撃の依頼を行うことで、建物に火災を引き起こし、生物兵器の消滅を図ったのであった。証拠隠滅のために偽りの依頼をされたゴルゴは、ニールセンに死罰を与える。
ピューリッツア賞獲得の夢を取り戻しジャーナリズムへ回帰するアルマン、自らの過去を清算すべく真実に迫ろうとするイヴリン、二人の再生の物語が美しい。本作は2000年発表で物語の舞台も2000年と想定されるが、1993年に発生した事件を7年間もゴルゴは追い続けたのだろうか。ニールセンもゴルゴとの会話の中で「ずいぶん前の話」と言っているので、相応の時間が経っていることは確実だ。ゴルゴの執念と情報収集力、恐るべし・・・。
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爆発直後の驚いた表情。久し振りに驚いたゴルゴンを見ましたが、どうやって教祖の座る位置を調べたのでしょうか(笑)
ニールセンも馬鹿ですね。ランプを狙撃するなら、何もゴルゴンに依頼せずとも良かったのに(跳弾させなくとも火花は出たと思われます)
>ゴルゴの執念と情報収集力、恐るべし・・・
この作品は、ルールを犯せば何年経とうとも必ず罰するというゴルゴンの宣言を表現したものなのかも知れません。
本日の一句「イブリンよ、過去を忘れて、生きてゆけ」
>爆発直後の驚いた表情
かなり驚いてましたね。目を見開いてました。ショックマークも2つ!!ゴルゴ・ファンには嬉しいサプライズです。
>イブリンよ、過去を忘れて、生きてゆけ
イヴリンとアルマンのその後が気になるところです。うまく行っているといいのですが・・・。
もしかして、ゴルゴを驚かせるのも暗黙のルール違反でしょうか(笑)。相手が驚かせた場合、大体ろくなことになっていないような・・・。
それにしてもアルマン、ピュリッツアー賞なら、日本に梶本という強敵がいるので大変ですね。
それではまた(^O^)/~
>アルマン、ピュリッツアー賞なら、日本に梶本という強敵がいるので大変ですね
アルマンには「志」が感じられますが、我らが梶本には「下心」しか感じられませんね。この山っ気こそが梶本の魅力なのですが(苦笑)