ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第43巻-2刑事よさらば

2007-02-01 23:46:26 | 第041巻~第045巻

■刑事よさらば(第152話) 発表1978年10月

評価     ★★★

依頼人   ミスター・スコット

ターゲット  クラレンスキー

報酬     不明

今回弾丸発射数      1/ 通算弾丸発射数 982

今回殺害人数        1/ 通算殺害人数   884

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数  73

<ストーリー>
シカゴで連続婦女暴行射殺事件が発生。一匹狼の刑事ボイルが執拗に犯人を追い詰める・・・

<この一言>
気にするな・・・

<解説>
一匹狼の刑事ボイルにスポットを当てたサイドストーリー的作品。
シカゴでフーテンやコールガールばかりを狙った連続婦女暴行射殺事件が発生。熱血刑事ボイルは、幼女強姦殺人未遂の前科があるクラレンスキーを執拗に追い込むが、嫌疑不十分のためクラレンスキーは釈放される。暴力的な取り調べに恨みを持ったクラレンスキーは、ボイルに殺意を抱き銃を向けるが、ゴルゴがクラレンスキーを射殺。ゴルゴは取り調べを受けるものの、正当防衛で釈放される。クラレンスキー殺しがゴルゴの計画的犯行と知り、刑事の生活に嫌気がさしていたボイルは職を辞する決意を固める。

サイドストーリーものであり見どころはわずかだが、登場人物の発言が興味深い。
黒人のオカマがゴルゴを評し「目のするどいちょっといい男だったわよ・・・」と言っている。ゴルゴはオカマにももてるのだ。ある意味、納得。
ボイルがクラレンスキーに投げつける「刑務所で変態が直るかっ!!」というセリフも正論だ。性犯罪者の再犯率の高さが問題視されているが、30年も前にこの問題を提起しているボイルはただ者ではない。
ちなみに「フーテン」という言葉が多用されている本作は1978年作品。今日では死語に近い「瘋癲」、『新明解国語辞典(第三版)』によれば「家出をして、奇抜な服装をしたり、シンナー遊びなどにふけって 世間の注目を集めたり などした若者たち」とある。サイケでヒッピー感溢れる言葉なのだ・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (43) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

<script type="text/javascript"> </script> <script type="text/javascript" src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js"> </script> <script src="http://www.google-analytics.com/urchin.js" type="text/javascript"> </script> <script type="text/javascript"> _uacct = "UA-792331-1"; urchinTracker(); </script>

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マリヨ神父さん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2011-04-10 22:16:58
マリヨ神父さん、こんばんは。
『亜細亜の遺産』読みました!遂に160巻ですね。いや~面白かったです。ゴルゴは自身の出生とは関係ないと明確に否定していましたが、”もう一つのルーツ編”として完成度の高い作品と思います。
ブログの更新が滞っていますが、サボり癖が抜けません・・・早く160巻まで到達したいです。
>林律雄、「総務部総務課山口六平太」の原作者
え~っ!全然作風が違うのに・・・才能ある皆さんは、芸の幅が広いですね~
返信する
こんばんは賛美歌13番さん、マリヨ神父です (マリヨ神父)
2011-04-08 03:20:52
こんばんは賛美歌13番さん、マリヨ神父です
『亜細亜の遺産』はもう読まれましたか?他のエピソード飛ばしてイイですから、『亜細亜の遺産』の評価をプログに載せて下さい!(笑)
さてこのエピソードの脚本担当は林律雄、「総務部総務課山口六平太」の原作者で有名ですね!
まだ「六平太」でブレイクする前に、本作でアルバイトしていたのでしょうね(笑)
返信する

コメントを投稿