■刑事よさらば(第152話) 発表1978年10月
評価 ★★★
依頼人 ミスター・スコット
ターゲット クラレンスキー
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 982
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 884
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 73
<ストーリー>
シカゴで連続婦女暴行射殺事件が発生。一匹狼の刑事ボイルが執拗に犯人を追い詰める・・・
<この一言>
気にするな・・・
<解説>
一匹狼の刑事ボイルにスポットを当てたサイドストーリー的作品。
シカゴでフーテンやコールガールばかりを狙った連続婦女暴行射殺事件が発生。熱血刑事ボイルは、幼女強姦殺人未遂の前科があるクラレンスキーを執拗に追い込むが、嫌疑不十分のためクラレンスキーは釈放される。暴力的な取り調べに恨みを持ったクラレンスキーは、ボイルに殺意を抱き銃を向けるが、ゴルゴがクラレンスキーを射殺。ゴルゴは取り調べを受けるものの、正当防衛で釈放される。クラレンスキー殺しがゴルゴの計画的犯行と知り、刑事の生活に嫌気がさしていたボイルは職を辞する決意を固める。
サイドストーリーものであり見どころはわずかだが、登場人物の発言が興味深い。
黒人のオカマがゴルゴを評し「目のするどいちょっといい男だったわよ・・・」と言っている。ゴルゴはオカマにももてるのだ。ある意味、納得。
ボイルがクラレンスキーに投げつける「刑務所で変態が直るかっ!!」というセリフも正論だ。性犯罪者の再犯率の高さが問題視されているが、30年も前にこの問題を提起しているボイルはただ者ではない。
ちなみに「フーテン」という言葉が多用されている本作は1978年作品。今日では死語に近い「瘋癲」、『新明解国語辞典(第三版)』によれば「家出をして、奇抜な服装をしたり、シンナー遊びなどにふけって 世間の注目を集めたり などした若者たち」とある。サイケでヒッピー感溢れる言葉なのだ・・・
ズキューン
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『亜細亜の遺産』読みました!遂に160巻ですね。いや~面白かったです。ゴルゴは自身の出生とは関係ないと明確に否定していましたが、”もう一つのルーツ編”として完成度の高い作品と思います。
ブログの更新が滞っていますが、サボり癖が抜けません・・・早く160巻まで到達したいです。
>林律雄、「総務部総務課山口六平太」の原作者
え~っ!全然作風が違うのに・・・才能ある皆さんは、芸の幅が広いですね~
『亜細亜の遺産』はもう読まれましたか?他のエピソード飛ばしてイイですから、『亜細亜の遺産』の評価をプログに載せて下さい!(笑)
さてこのエピソードの脚本担当は林律雄、「総務部総務課山口六平太」の原作者で有名ですね!
まだ「六平太」でブレイクする前に、本作でアルバイトしていたのでしょうね(笑)