ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第45巻-3トリポリの埋葬

2007-02-10 17:34:27 | 第041巻~第045巻

■トリポリの埋葬(第161話) 発表1979年8月

評価     ★★★

依頼人   イスラエル秘密警察モサド

ターゲット  元警視庁公安一課特殊処理班副長 川路大道

報酬     不明

今回弾丸発射数       1/ 通算弾丸発射数 1,010

今回殺害人数         1/ 通算殺害人数     923

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数    74

<ストーリー>
リビア革命評議会議長カダフィ殺害を企てる元公安特殊処理班・川路。日本政府はカダフィ殺害を阻止すべく、川路の殺害を川路の部下であった鷹谷に命令する・・・

<この一言>
鬼百合も摘みとるのか・・・?

<解説>
川路大道は公安特殊処理班在職時、日本赤軍関連の事件「ハーグ・フランス大使館占拠事件」「ダッカ空港事件」の特殊処理任務に失敗した。カダフィの差し向けた工作員により任務を妨害されたことを知った川路は公安を退職、私怨を晴らすべくカダフィ暗殺を企てる。川路の動きを知った日本政府要人は川路殺害を公安に指示、川路の部下であった鷹谷に白羽の矢が立つ。ちなみに政府要人は、セリフ中に「あ~、う~」が多用されていることから本作発表時の総理大臣「大平正芳」と推測される。
リビア・トリポリ空港で鷹谷はゴルゴを目撃する。鷹谷は公安にゴルゴの件を報告するがその時の会話により、公安内でゴルゴは「鬼百合」と呼ばれ、管理番号は「A-32」、「アジア人」と目されていることが判明する。また、公安幹部が「大平総理」にゴルゴを説明する際、「日本人もしくは日系米人と噂されている」と語っているが、これは 第44巻-1『モンゴルの鷹』 でカンボジア革命評議会の資料がゴルゴを「日本人もしくは日系米人」と記していることを受けての発言だろう。
カダフィを狙う川路に鷹谷は肉薄、にらみ合いが続くなか、ゴルゴがヘリコプターより川路を狙撃、舞台に幕が引かれる。

公安特殊処理班の師弟対決がメインストーリーであり、最大の見どころは当時現職の大平総理が殺害命令を公安に指示しているシーンだろう。

ズキューン

ゴルゴ13 (45) 巻掲載
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