ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第44巻-1モンゴルの鷹

2007-02-04 01:33:12 | 第041巻~第045巻

■モンゴルの鷹(第155話) 発表1979年5月

評価     ★★★

依頼人   不明

ターゲット  ”モンゴルの鷹”ユミアジン・セラット

報酬     不明

今回弾丸発射数      1/ 通算弾丸発射数 984

今回殺害人数        3/ 通算殺害人数   888

今回まぐわい回数    1/  通算まぐわい回数  74

<ストーリー>
大陸横断鉄道内でソ連に追われる「ツベルマ」を助けたゴルゴ。彼女はモンゴル革命の英雄”モンゴルの鷹”の孫娘であった・・・

<この一言>
忘れるんだな・・・おまえを追ってきた男たちが・・・ただ消えたというだけだ・・・

<解説>
モンゴル革命の英雄”モンゴルの鷹”の孫娘「ツベルマ」は、モンゴルへ向かう大陸横断鉄道内でソ連陸軍保安部に追われ、ゴルゴのコンパートメントに逃げ込み助けを求める。ゴルゴは保安部員2名を渾身の右ストレートと左ハイキックでKO、車窓から投げ捨てる。何事もなかったかのように涼しい顔でタバコを吸うゴルゴがシブい。

駅でツベルマを出迎えた兄の「ジャンビン」はゴルゴを見るや好ましくない来訪者と直感、カンボジア革命評議会の資料を調べ「世界的に有名な超一流の狙撃屋」であることを知る。モンゴルに革命を起こすべく、ツベルマとジャンビンはゴビ砂漠内の集落へ急行、祖父である”モンゴルの鷹”に決起集会での演説を依頼する。蜃気楼の中にゴルゴを認めた”モンゴルの鷹”はゴルゴとの1対1の対決に向かうが、あっけなく敗残。ゴルゴは蜃気楼の中へ消えて行く。

ストーリー自体は魅力に乏しいが、ゴルゴのプロフィールに関する記述が興味深い。カンボジア革命評議会の資料に、ゴルゴは「日本人もしくは日系米人と推測される」とある。日系米人説が具体的に記されるのは本作が初めてだ。 第31巻-3『落日の死影』 でゴルゴは自らを「なまえはデューク・東郷、ハワイの日系二世」と語っているが、これを受けての記述だろうか?また、報酬について「二十万ドル以上」と記されている。これまでゴルゴの報酬は5万ドル以上というのが定説であったが( 第2巻-4『黒い熱風』 )、物価の上昇とともにミニマム報酬額も上昇したのであろう。

ズキューン

ゴルゴ13 (44) 巻掲載
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