評価 ★★★
依頼人 アイルランド大統領
ターゲット コンピューター犯罪者
報酬 £1,000,000
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 2,755
今回殺害人数 4/ 通算殺害人数 5,096
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 113
<ストーリー>
国家主導でIT立国を目指すアイルランド。その一方で、IRAはハッキングにより活動資金を稼いでいた。事態を憂慮した大統領は・・・
<この一言>
イカサマを仕掛ける奴は騙す相手を自分よりバカだ、と見下してかかるから、相手が一枚上手のイカサマ師だとは思わないものだ・・・
<解説>
海外よりIT企業を誘致し、IT立国を目指すアイルランド。しかし、IRAは若手ハッカーを集めサイバー犯罪により活動資金を稼いでいた。若手ハッカーとりまとめ役のリアムは、ハッカーに頼るIRA上層部に不満を抱きつつ、武力行使に訴えることもできない現状に歯がゆさを感じていた。
ハッキングが進展しないことに難癖をつけられたハッカー達は、アイルランドに進出してきた外国企業のビルに侵入、従業員を殺害して社内LANにアクセスし3000万ポンドをくすめとる。アイルランドに誘致されてきた外国企業が撤退を表明するや、アイルランド大統領はサイバー犯罪を撲滅すると宣言、ゴルゴに接触を図る。
ハッカー達をたしなめるも、彼らの能力の高さに驚嘆したリアムは、ハッカー達が口にしたゴルゴ13殺害計画に乗る。ハッカー達はネットを通じてゴルゴ情報を蓄えるとともに、ゴルゴのクレジットカード番号をクラッキングし、ゴルゴの行動を監視する。クルーザーをレンタルしたことを突き止めたハッカーは、ゴルゴがクルーザー内に泊まると予測。ゴルゴがクルーザー内でシャワーを浴びているのを確認するや、リアムはクルーザーにバズーカを撃ち込む。しかし、ゴルゴはシャワーを浴びている映像を映し、自らはクルーザー外にいることで、リアム達をおびき寄せたのであった。
ITへの過信に警鐘を鳴らすストーリー。とはいえ、彼らのハッキング技術はハイレベルだ。彼らの侵入先は、アイルランド政府、ペンタゴン、CIA、MI6、空港警察の警備システム、レンターカー会社、クレジットカード会社、銀行、ホテルアリスター・・・。短時間にこれだけの追跡をするとは見事である。しかし、何より見事なのはゴルゴの役者振りだ。自身のシャワー・シーンを撮影したゴルゴ、自身で三脚を設置したのだろうか?真面目にシャワーを浴びているゴルゴだが、どのような心境で自らを撮り下ろしたのか非常に興味深い。ゴルゴは究極のナルシストだから、結構テンションが上がっていたのかもしれない・・・
ズキューン
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お留守番のマリヨ神父です(^。^;)
ゴルゴの抹殺最年少は、エピソード117
「チェック・メイト」の中のヌオールズの孫娘と思われますが!?
( ̄∀ ̄)
ひょっとしてこのエピソードのハッカーたち、ゴルゴが仕事として受けた標的の中では最年少ではないでしょうか?
明確に年齢は明かされてませんが、どう見ても25歳以上には見えませんし。
ひょっとしたらある意味でのレコードエピソードかもしれませんね。
(自分の身を守るために少年を殺害した111巻「黒い通信」はあくまでアクシデントでしたし)
>シャワーを浴びていたのは「間違えられた男」のトニー・トウゴウだったのかもしれませんね
おお!トニー・トウゴウ、懐かしい(笑)
>「ずいぶん気前のいい客だよな」なんて思いながらシャワー
大笑w
いつもコメントに答えていただいて有難うございます。
シャワーを浴びていたのは「間違えられた男」のトニー・トウゴウだったのかもしれませんね。
そうだとしたら「このあたりのクルーザー整備のための電動工具を搬入に来たのだが、費用は出すから泊り込みでやってくれなんて、ずいぶん気前のいい客だよな」なんて思いながらシャワーを浴びていたのかもしれません。
それではまた(^0^)/
>、“シャワー中のスキをなくす訓練”をしている
ありますね~。本作はシャワーですが、ゴルゴが湯船に浸かってリラックスしているシーンを見たいものです。湯船につかるとなると、”こち亀の両さん”の顔をイメージしてしまいますが・・・
「思い上がった間抜けが、呆気なくゴルゴンに始末される」というパターンですね。
>自身のシャワー・シーンを~テンションが上がっていたのかも
冷静にテンションを上げるゴルゴン、見物ですね。ただし、実利主義のゴルゴンなら、その映像を見て、“シャワー中のスキをなくす訓練”をしている可能性もある様な気もしますが・・・
本日の一句「餓鬼どもは、所詮ゴルゴの、敵でない」