■一射一生(第515話) 発表2003年11月
評価 ★★★★
依頼人 CIA
ターゲット 軍事衛星攻撃衛星の永眠
報酬 不明
今回弾丸発射数 6/ 通算弾丸発射数 3,102
今回殺害人数 0/ 通算殺害人数 5,485
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 118
<ストーリー>
ゴルゴ、再び宇宙へ!運用を停止していた攻撃型軍事衛星がシステム障害を起こし暴走、近くの衛星を手当たり次第に攻撃を始めた。衛星を葬ることを依頼されたゴルゴは京都へ向かう・・・
<この一言>
俺は・・・本能的に後ろに立つ者を排除する・・・
<もう一言>
善意に甘えるほど危険なものはない、とも、俺は学習している・・・
<解説>
運用を停止していた冷戦時代の軍事衛星攻撃衛星が、システム障害により暴走、周りの衛星を攻撃するようになった。攻撃を受けた衛星の破片が大気圏に降り注ぎ、民間航空機を直撃する事故まで発生する事態となったため、CIAはゴルゴに衛星の永眠を依頼する。
ゴルゴは『鞍馬竹林流弓道』の師範『弥生』の元を訪れ、弓道の指南を申し入れる。ゴルゴの申し出を断る弥生であるが、ゴルゴの強引な依頼により指導を引き受け、弥生の持つ技量を授ける。竹林流の全てを吸収したゴルゴは、流派の継承の儀に挑み、闇夜の三十三間堂にて126メートル先の鎧甲の右目を射抜くことに成功、『機は熟した!』とつぶやいたゴルゴは、宇宙空間へと向かう。
CIAの根回しによりロシアのロケットで打ち上げられたスペースシャトルに乗り込んだゴルゴは、宇宙空間にて軍事衛星攻撃衛星に向けて矢を放つ。竹矢の僅かな衝撃も宇宙空間では大きな作用をもたらし、衛星は制御を失って宇宙空間を彷徨い続けることとなる。ゴルゴは報酬の振り込み先を弥生の口座へ指定、弥生への束脩(授業料)とする。
第39巻-1『軌道上狙撃』以来、2回目となる宇宙空間でのミッションが描かれる作品。なによりも、弥生の凛とした美しさが際だつ。ゴルゴの裏拳を受け止めた後、全ての衣を脱ぎ捨て「小娘の身ひとつ、寸鉄すら帯びていません・・・どうかその強靭な意志力で、敢えて私を信じてください・・・もし、あなたが身の危険を感じたら・・・私をどのようになさってもけっこうです・・・」と迫るシーンは、比類無き美しさを放つ。弥生はゴルゴの背負う全てを受け止めた希有な女性として、ゴルゴ史上に燦然と輝くことだろう・・・
ズキューン
ゴルゴ13(155) 巻掲載
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