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ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第4巻-4魔笛のシュツカ

2006-09-22 02:40:45 | 第001巻~第005巻

■魔笛のシュツカ(第20話) 発表1970年6月

評価    ★★★★★

依頼人   NATO軍事委員会

ターゲット  西ドイツ共産党広報部長マルチン・リスナー

報酬    不明

今回弾丸発射数  7 / 通算弾丸発射数  106

今回殺害人数   12/ 通算殺害人数   92

今回まぐわい回数 2 / 通算まぐわい回数 12

<ストーリー>
ひとつの獲物をふたりのハンターが狙う。そのときゴルゴは・・・

<この一言>
俺の目には標的だけしか写っていない

<解説>
ゴルゴの射撃・運転・拷問・寝技のスーパーテクニックが披露されている作品。そのいずれも素晴らしい描写であるが、圧巻なのはハンガリー秘密警察イレーヌ少佐の口を割らせるシーン。相手が女性だろうと全く容赦しないゴルゴの冷血漢ぶりに戦慄を覚えずにはいられない。本作は、元ナチの狙撃手との対話・対決を軸としたストーリー展開が秀逸で、ゴルゴの魅力が余すところなく描かれた傑作である。寝技に関しての描写が濃密で、1話の中でゴルゴが2度まぐわうというレアな作品でもある。
なお、ハンガリー秘密警察は第1巻-4『色あせた紋章』で登場している。

ズキューン

ゴルゴ13 (4) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第4巻-3価値なき値

2006-09-21 02:16:14 | 第001巻~第005巻

■価値なき値(第19話) 発表1970年5月

評価    ★★★

依頼人   CIAフーバー長官

ターゲット  毒素兵器トプソンP2廃棄

報酬    不明

今回弾丸発射数  11 / 通算弾丸発射数  99

今回殺害人数  9 / 通算殺害人数   80

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数 10

<ストーリー>
ブーメランと名付けられた装甲車で輸送される毒素兵器。ブーメランを巡り、東側陣営・ベトナム帰還兵・ゴルゴの三つどもえの戦いが繰り広げられる。

<この一言>
わかった、ひきうけよう

<解説>
フーバー長官は早くも3回目の登場(第1巻-4『色あせた紋章』第3巻-5『VIAベイルート』)。今回はフーバー長官直々の依頼。ゴルゴが依頼を引き受けた際のフーバーの表情に注目。CIA長官の威厳もなく、弛緩しきった表情のだらしない中年がそこにいる。CIA長官と言えど、ゴルゴとマンツーマンの交渉は神経をすり減らすものなのだろう。

ズキューン

ゴルゴ13 (4) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第4巻-1,2

2006-09-20 00:52:02 | 第001巻~第005巻

■査察シースルー(第17話) 発表1970年3月

評価    ★★★★

依頼人   ペンタゴン

ターゲット  ソ連 モロトフ国連大使

報酬    $500,000

今回弾丸発射数  2 / 通算弾丸発射数  86

今回殺害人数  1/ 通算殺害人数   70

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数 9

<ストーリー>
アメリカ軍事衛星「シースルー」のデータがソ連工作員に奪取された。ペンタゴンがソ連の動きを封殺するためにゴルゴに依頼した内容とは・・・

<この一言>
おれは正体の知れん相手とは仕事の話をしないことにしている

<もう一言>
おれには想像も、推察も過程もない。あるのは事実だけだ

<解説>
米ソの緊張が最高潮に達し、戦争突入を避けるにはゴルゴのミッション完遂しかない。極限の世界情勢の下でも冷静にミッションをこなすゴルゴの冷静さにしびれる作品。今回のアメリカからの依頼はモトロフの殺害ではなく、モトロフに「シースルー」を口外させないことにあったのだろう。故にゴルゴはモトロフを殺害していない。
本作にはアメリカのボクシング・ヘビー級チャンピオンを半殺しにするシーンが描かれている。ボクシング・ヘビー級チャンピオンといえばアメリカの象徴であり、世界最強の称号でもある。ゴルゴの格闘技量、恐るべし。
余談だが、第1巻-4『色あせた紋章』第3巻-5『VIAベイルート』に登場したKGBキニスキー大佐が死亡している。

■WHO?(第18話) 発表1969年10月

評価    ★★

依頼人   不明

ターゲット  イエロー・ダッシュ

報酬    不明

今回弾丸発射数  2 / 通算弾丸発射数  88

今回殺害人数  1/ 通算殺害人数   71

今回まぐわい回数 0 / 通算まぐわい回数 9

<ストーリー>
世界屈指の大富豪アンドレ・パーカーの若妻ナンシイの過去には秘密があった

<この一言>
うむ、すんだ

<もう一言>
うむ・・・じゃあ

<解説>
ゴルゴが神父に変装する位しか見所はない。ゴルゴの相づちは「うむ」。

ズキューン

ゴルゴ13 (4) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第3巻狙撃のGT-5,6

2006-09-19 00:56:50 | 第001巻~第005巻

■ベイルートVIA(第15話) 発表1969年11月

評価    ★★★★★

依頼人   マザー・ヨシュア(修道女)

ターゲット  パレスチナ・ゲリラ”スパイダー6”

報酬    $500,000

今回弾丸発射数 10 / 通算弾丸発射数  84

今回殺害人数  6/ 通算殺害人数   68

今回まぐわい回数 0 / 通算まぐわい回数 8

<ストーリー>
列強4国の諜報機関首脳が集い中東情勢を語る。その場に同席する修道女の正体は・・・

<この一言>
仕事の話は要領よくきかせてほしいもんだな

<解説>
CIAフーバー( 第1巻-4『色あせた紋章』登場 )、KGBキニスキー( 第1巻-4『色あせた紋章』登場)、MI6ヒューム( 第3巻ー3『メランコリー・夏』登場)、フランス情報部オマイリー( 第1巻ー2『デロスの咆哮』登場)といったかつての登場人物が集う大作。ジャーナリストへの変装、イスラム教の深い知識などインテレクチュアルな一面を示しつつ、ターゲットを次々と処理するゴルゴが魅力的に描かれる。スパイダー6の「アルドウ」が最期に発した言葉「虫」が次作への伏線となる。豪華な登場人物で彩られ次作へと続くストーリー展開が巧みな本作は、初期名作として評価したい。

■最後の間諜-虫-(第16話) 発表1969年12月

評価    ★★★★★

依頼人   なし

ターゲット  虫(マザー・ヨシュア)

報酬    なし

今回弾丸発射数 0 / 通算弾丸発射数  84

今回殺害人数  1/ 通算殺害人数   69

今回まぐわい回数 0 / 通算まぐわい回数 8

<ストーリー>
前作にて修道女の正体に疑問を持ったゴルゴ。疑問を氷解すべくゴルゴがとった行動とは・・・

<この一言>
絶対の事実が必要だ。おれだけに通用し、納得できる事実が。その事実のためにおれは全てを賭ける。生きてきた全てと、これから生きるであろう全てを。

<解説>
前作で修道女に疑問を抱いたゴルゴ。スイス銀行に仕掛けられた罠を見破ったゴルゴは『修道女』=『虫』であるとの推察を裏付けるべく、大がかりな舞台装置を設ける。その費用$6,000,000。当時の為替レートで21億円、現在の貨幣価値に換算すると200億円であろうか。自分に牙をむいたものには容赦しないゴルゴの貫徹した姿勢がここにある。奇しくも本作の舞台装置は映画撮影セットというふれこみであるが、前作と本作をあわせ、ハリウッドで映画化して欲しいと思わせる名作。
余談①ゴルゴは$6,000,000全額をトラベラーズチェックで出金しているが、すべてのチェックにサインをしたのか?その際の名義は?
余談②ゴルゴの口座番号は「F5R6I5D1A3YX」だが、「FRIDAY」「ゴルゴ13」のアナグラムになっている
余談③武器商人のおやじは 第3巻ー1『狙撃のGT』 で登場。前回の報酬$20,000では赤字だった。
余談④イスラエル諜報部ダヤン( 第2巻ー6『ゴルゴin砂嵐』 )が端役で登場

ズキューン

ゴルゴ13 (3) 巻掲載
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ゴルゴ13第3巻狙撃のGT-1,2,3,4

2006-09-18 11:58:10 | 第001巻~第005巻

■狙撃のGT(第11話) 発表1969年8月

評価    ★★★★★

依頼人   中国統一戦線工作部 麗花

ターゲット  王徳明

報酬    ¥30,000,000

今回弾丸発射数 2 / 通算弾丸発射数  55

今回殺害人数  2/ 通算殺害人数   47

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数 7

<ストーリー>
中国高官の狙撃を依頼されるゴルゴ。走行中の列車のターゲットをいかに狙うのか・・・

<この一言>
さようならは再見だが、もう会うこともないだろうな

<解説>
「パーフクト・マシーン」ゴルゴの魅力が余すところ無く描かれている本作。特筆すべきは下記2点。
①列車の速さ・地形・ターゲットの特性を踏まえ、瞬時に狙撃ポイントを割り出すスーパー頭脳
②カスタマイズした武器で、走行中の列車内のターゲットを走行中の自動車からピンポイントで狙撃

■駅馬車の通った町(第12話) 発表1969年7月

評価    ★★★

依頼人   なし

ターゲット  ダディ・リッキー親子とその取り巻き

報酬    なし

今回弾丸発射数 16 / 通算弾丸発射数  71

今回殺害人数  13/ 通算殺害人数   60

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数 8

<ストーリー>
ラスベガスでの狙撃後に立ち寄った小さな町。そこはチンピラたちに乗っ取られた”不毛の町”だった・・・

<この一言>
おれには関係ないことだ

<解説>
「ゴルゴには関わるな」という教訓を示す作品。見過ごしてはならないのが、殺害人数と弾丸発射数の関係。
①ダディ・リッキー父子とその取り巻きが、保安官に対し「13発の処刑」をする。
②ダディ・リッキー父子とその取り巻きは合計12名(一同勢揃いのコマにも13名ではなく12名として描かれている)
③ゴルゴはM16を連射しているが、リッキーと取り巻き10名には丁度11発の弾丸を発射し11名を射殺。
 『ドガガガガガ』『ガガガガガ』という発射音で確認できる。
④その後、ゴルゴはダディに対し4発を連射(③④によりダディ・リッキー父子一派は12名と確認できる)
⑤ラスベガスでの仕事は1名を射殺
よって、本作の発射数は16発、殺害数は13名である。
連射でも11発の弾丸で11名を殺害、1発たりとも無駄がない射撃は、さすがゴルゴ。
余談①この作品でゴルゴはコップ一杯のソースを一気飲みさせられており、「ゴルゴにソース一気を強要するな」という教訓も示している。
余談②「ソース一気」にも表情を変えないゴルゴ。さすがである。

■メランコリー・夏(第13話) 発表1969年8月

評価    ★★

依頼人   英国情報部MI6 ヒューム部長

ターゲット  アーノルド・グランストン 元上級公務員

報酬    £20,000

今回弾丸発射数 1 / 通算弾丸発射数  72

今回殺害人数  1/ 通算殺害人数   61

今回まぐわい回数 0 / 通算まぐわい回数 8

<ストーリー>
マルタ島で女を見張り続けるゴルゴ。その思惑は・・・

<この一言>
たのんだぞっ すぐにだ

<解説>
スパイといえど男女の情に流される。男女間の機微を的確に捉えるゴルゴの洞察力に感服。
しかし、「たのんだぞっ すぐにだ」と懇願するゴルゴに、成熟していない一面を垣間見ることが出来る。

■猟官・バニングス(第14話) 発表1969年9月

評価    ★★★★

依頼人   コーナン夫人

ターゲット  M&M興行株式会社 ビリイ・コーナン会頭

報酬    不明

今回弾丸発射数 2 / 通算弾丸発射数  74

今回殺害人数  1/ 通算殺害人数   62

今回まぐわい回数 0 / 通算まぐわい回数 8

<ストーリー>
囮捜査にてゴルゴ逮捕を目論むICPO。囮捜査に反対する刑事は職を捨てゴルゴを追う・・・

<この一言>
テープを

<解説>
囮捜査に反対、職を辞してゴルゴを追うバニングス。クライマックスの対決シーンでバニングスはゴルゴではなく囮を狙い、囮捜査の漏洩を防ぐ。命を賭して職責を全うするバニングスに敬意を払い、囮捜査の全貌を録音したテープを燃やすゴルゴの男気に感服。 

ズキューン

ゴルゴ13 (3) 巻掲載
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