秋を感じる曲

2016-11-06 09:15:41 | 音楽の思い出

夏が終わり秋が来ると思っていたら

突然、冬のような天気に。

そしてまた夏みたいな陽気に逆戻り。

今年は秋があまりないのかと感じてました。

ところが、この土日は絶好の秋晴れ。

やっとやっと来ましたね。

秋が来ないのは四季のある日本に住んでいる者としては

しっくりこないので、今回は秋らしい曲を

選んでみました。もちろん、独断と偏見にまみれた

個人的な感覚ですが。

クラシックでは・・・

ブラームスの間奏曲 変ホ長調

ショパンのノクターン5番   です。

ブラームスの間奏曲は、穏やかなテンポの中に

音がひとつずつつずられ、階段をゆっくりと

上り降りするようです。

静かで少し寂しい感じが秋にぴったり!

切なくクララ(シューマンの妻)を想う

ブラームスの姿が浮かびます。

しかし、この曲には寂しさと同時に

温かみも感じるのです。

秋の次に来る冬が終われば春が

きっと来るという思いで、この曲を

彼は書いたのでしょうか?

そんな希望の光が細々と差しこんでくる

様を音にしているようにも聞こえます。

ショパンのノクターン5番も、これまた

静寂の中の音楽です。

有名な2番や8番ほどインパクトはありませんが、

平然としていながら実は心の高まりを抑えられない

ショパン自身の心象風景を投影しているような

音楽に感じられ、秋の夜空を

観ながらがふさわしいのかな、と勝手に

想像してしまいました。

専門的には、数々のテクが使われているようですが、

この曲も彼らしくロンマンチックに仕上げています。

秋の夜長に聴くにはぴったりな曲ではないでしょうか?

最後に、私が秋の曲として秀逸だと感じ続けてきた

曲を紹介します。それは、ポップス。

ディグラスとオズボーンというデュオグループの

歌う『秋はひとりぼっち』という曲です。

イントロから、体全体に秋を感じるんです。

銀杏の黄色、紅葉の、それに秋空の

次々と走馬灯のように浮かんできて、

落ち葉が舞い落ちていく様子が、この曲から

連想されるのです。

ヒンヤリした空気感の中で哀愁を体全体に

感じられる曲です。

百聞は一聴にしかず♪

ぜひ聴いてみて下さい。

個人差があるでしょうけど、全身が

喜んでくる感覚が出てくるかもしれません。

以上、私見です。