持ち球とピン位置の関係

2014-09-28 18:58:23 | ゴルフウイークリー

コースでラウンドしていて

ショットの調子はまずまずなのに、

突然大叩きをしてしまった経験は

ありませんか?

本日の女子プロトーナメント、宮城

テレビ杯最終日で、ゴルフの怖さが

かいま見えるシーンがありました。

15番パー3。グリーン左サイドは池に

囲まれ、グリーンも左サイドは左傾斜に

なっている部分が多く、今日の左サイドの

ピンよりボールが左に落ちれば、

池ポチャになってしまうトリッキーな

ホールです。

ここで、そこまでトーナメントリーダーの

テレサ・ルー選手が持ち球のドローボールで

ピンを果敢に攻めていきました。

勇気あるショットだったと思います。

ですが、思ったよりもフックが強く

かかったのか、ボールはピンの左へ

着地し、コロコロと池の方へ

転がり落ちてしまいました。

グリーン外の芝は短く刈り落とされて

いたためです。

ルー選手は、打ち直しで3打目で乗せましたが、

ワンパットならず、痛恨のダブルボギーを

叩いてしまいました。

優勝争いの終盤でダボは致命的です。

「そのホールが要求している

ボールを打てないと痛い目にあう」

これが、ゴルフの怖さです。

試合は、その直後逆転した

酒井美紀選手が優勝をさらいました。

このようにピン位置と求められる

球質や球すじは深い関係にあります。

その日の各ホールのピン位置に

よって求められるコースマネジメントと

球の落とし方、運び方は変わります。

こんなわけで、私たちアマチュアでも

調子はいいのに突然大たたきがくる

不幸もあるようなのです。

もっと言えば、ピン位置が右だったら

ティショットの落とし場所は、

フェアウェイ左サイド(ミドルホールの

場合)に求められることが多く、

その作戦は実力者ほどシビアに

考え実践

しているものです。

酒井美紀と渡邊綾香が1位、2位に

なれたのは、パットが好調だった

ことと、フェードの持ち球を生かした

攻めができていたからでは

ないでしょうか?