散歩感覚で聞けるモーツァルト20番ピアノ協奏曲

2011-08-23 19:19:15 | 音楽療法

スポーツ選手の中によくヘッドフォンを当てて好きな音楽を

聞き、試合前の緊張を抑えたり、集中心を高めている人が

結構いますよね。あれは、脳の中にいいイメージとか心地いい

感覚を残したまま試合に臨みパフォーマンスを上げようとする

狙いがあると思います。

そんなことを思い出していると、散歩しながら聞きやすい音楽を

書きたいと思いました。

それは、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番の第2楽章です。

この曲は映画『アマデウス』のエンディングで流れている曲です。

映画の出演者、裏方さん、監督などの名前がテロップで流れている

映像の中で使われている、穏やかな曲です。

ご存知の方も多いと思いますが、同映画はモーツァルトの伝記という

よりも、ライバルだった同じ作曲家のサリエリの嫉妬心が巧みに

描かれている、面白い視点のモーツァルト映画です。

そのエンディングが、この静かな曲ですが、モーツァルトらしく、

とてもシンプルな音階で主旋律を組み、それでいて印象的に

作っています。

この曲を聴いていると、まさに散歩のリズムなのです。イチニイ、

イチニイ、とゆっくりリズムをとりながら、美しい小川のせせらぎのそばを

散歩しながら聞くのにぴったりです。

自然なリズムだから、心が解放されていく感じがして、ほほえましい

フィーリングが体の中に浸透していくようです。

たまには、アウトドアでこんな散歩感覚の曲をヘッドフォンで

聴くのもいいかもしれませんね。