白いのは何?
光の中を走る
白鳥が白い
クリスティナ・ロセッティ
5
December 1830 – 29 December 1894
What is white?
The swan is white
Sailing in thc light.
Christina Georgina Rossetti
“What Is Pink ?”
From "Sing-Song: A Nursery Rhyme Book (1872)"
What is pink? a rose is pink
By the fountain's brink.
What is red? a poppy's red
In its barley bed.
What is blue? the sky is blue
Where the clouds float thro'.
What is white? a swan is white
Sailing in the light.
What is yellow? pears are yellow,
Rich and ripe and mellow.
What is green? the grass is green,
With small flowers between.
What is violet? clouds are violet
In the summer twilight.
What is orange? why, an orange,
Just an orange!
※「色」という詩の中の一節。白いものはいろいろあるけれども、光の中を走る白鳥のあざやかにも
清潔な白にまさる美はない、と感じさせる。次の詩も彼女らしく美しい。
忘れて微笑んでくれるほうが
ずっといいの
億えていて悲しんでいられる
「だれが風を見たでしょう」
【中国の思想: 墨子Ⅴ】
公輸――墨子と戦争技術者※
尚賢――人の能力を正当に評価せよ
兼愛――ひとを差別するな※
非攻――非戦論※
節葬――葬儀を簡略にせよ
非楽――音楽の害悪
非命――宿命論に反対する
非儒――儒家批判
親士――人材尊重
所染――何に染まるか
七患――君子の誤り七つ
耕柱――弟子たちとの対話
貴義――義を貴しとなす
公孟――儒者との対話
魯問――迷妄を解く
※ シリーズとして掲載(途中も含め)した「編章節」はピンク色にしている。
尚、段行末尾の※は、以前取り上げたことがあるもので、改めて記載するもの。
● ひっかければ、ひっかけられる
むかし、楚と越とが長江で戦った。
楚の舟は、上流から攻めた。攻めるときはそれでよかったが、不利となって退くとき、流れに逆ら
う結果になり、後退がもたついた。
一方、越の舟は、下流から攻めた。攻めるときには流れに逆らったが、不利となって退くとき、流
れにのって楽々と退くことができた。
こうして越は勢いに乗じて戦い、しばしば楚を破った。
公輸子が魯から南の楚にやってきて、舟の戦いに適した「鉤距」(こうきょ)という武器を発明し
たのは、そのときのことである。
この武器は、逃げる敵の舟を「鉤」け、攻めてくる敵の舟を「距」ぐ工夫がこらしてあり、公輸子
は、この二つの働きを巧みに結びつけて武器に仕立てたのであった。
この鉤距を使用した楚軍は統制がとれるようになり、逆に越軍は足並みがくずれた。
こうして、楚は勢いに乗じて戦い、以前とは逆にしばしば越を破った。
公輸子は、墨子に鉤距の威力を自慢していった。
「わたしには鉤距という武器があります。あなたの説く義には、これほどの力がありますか」
「わたしの"義"の鉤距は、あなたの鉤よりも威力があります。
あなたの鉤距とちがって、わたしの鉤距は、人を爰によってひきよせ、ふせぐ場合も、誠意をもっ
てします。愛によってひきよせるのでなくては、親密にはなりません。ふせぐ場合も誠意をもってし
なければ礼儀が失われます。親密さや礼儀が失われれば、人はたちまち離れ去ってしまうでしょう。
愛情と誠意をもち合うことが、互いの利益になるのです。
あなたが、"鉤″で人をひっかければ、人もまた、"鉤”であなたをひっかけるでしょう。"距"で人
の邪魔をすれば、人もまた。"距"であなたの邪魔をするでしょう。ひっかけ合いやふせぎ合いは、互
いに傷つけあうばかりです。
したがって、わたしの義の鉤距は、あなたの鉤距よりはるかに威力があります」
〈公輸子〉「公縮緬」に登場した戦争技術老公柚盤のこと。
※ 鉤距(こうきょ)とは、離れた物をかぎでひっかけて引き出す。つりこんで内情をさぐり出すこと。
昔者楚人與越人舟戰於江、楚人順流而進、迎流而退、見利而進、見不利則其退難。越人迎流而進,
順流而退。見利而進、見不利則其退速,越人因此若勢,亟敗楚人。公輸子自魯南游楚、焉始為舟戰
之器, 作為鉤強之備、退者鉤之進者強之、量其鉤強之長、而制為之兵、楚之兵節、越之兵不節、
楚人因此若勢、亟敗越人。公輸子善其巧、以語子墨子曰。我舟戰有鉤距、不知子之義亦有鉤強乎、
子墨子曰。我義之鉤距、賢於子舟戰之鉤距。我鉤距、我鉤之以愛、揣之以恭。弗鉤以愛、則不親、
弗揣以恭、則速狎、狎而不親則速離。故交相愛、交相恭、猶若相利也。今子鉤而止人、人亦鉤而止
子、子強而距人、人亦強而距子、交相鉤、交相距、猶若相害也。故我義之鉤距,賢子舟戰之鉤距。
【量子・ナノサイズ電子工学時代】
(1)コスト低減と(1)耐久性の改善は、高分子電解質膜燃料電池(固体高分子形燃料電池)の実用化
を促進する2つの主要目的。この目標達成に、耐久性のある導電性支持体材料上に堆積され、高い質量活
性と白金(Pt)系電極触媒を製造が必要となる九州大学の研究グループは、ポリマーカーボンナノチュー
ブ(CNT)を高度な制御化で、極細の電極表面に白金ナノ粒子を成長させことに成功する。実際に、直径
2.3ナノメーターの白金粒子をカーボンカーボンに積層させたものと、3.7ナノメータの白金高分子電
解質膜Eル比べ8倍の質量活性を示した。この製造方法法肝は、白金ナノ粒子の成長制御、を還元するこ
とで微細化に成功。カルボン酸とヒドロキシル基などの極性官能基は、白金イオンの効果的な結合部位に
役立ち、核生成の均一生成できることがその原因である。
しかしながら、炭素担体のナノ粒子酸化され凝集誘導する支持材劣化を加速するため、カーボン担体上の
白金イオンにポリベンズイミダゾール(PBIS)が強く成長させ、ナノメートルの厚さのCNTの表面に付着
し非酸化グラファイトの炭素上の白金ナノ粒子の成長に特異性を発揮白金ナノ粒子の均一な成長に成功す
る。つまり、ポリ[2,2 - (2、6-ピリジン)-5、5'-ビベンズイミダゾール](PyPBI;図1)は、(1)
このポリマーを効率的にπ-π相互作用を介してカーボンナノチューブを可溶化し、(2)電極触媒のプ
ロトン伝導性を向上させることができるプロトン伝導性材料であり、(3)白金成長の結合部位として機
能し、窒素原子をもつという3つの理由から使用した。
このように白金使用量逓減――18/2、1/5、1/10、1/20――はそれぞれ2.7、3.6±0
.6、3.3±0.6、3.3±0.6、のサイズ減少(同様に図2も減少)。 またこの方法では、すべてのコ
ンポジット用白金サイズ分布が非常に狭く(図2/右)。白金蒸着のような優れた制御は、おそらくPyPB
I25のベンゾイミダゾール単位での白金イオンとの連携を通しPyPBI包まれたカーボンナノチューブ上の白
シードの急速な核形成が原因と考えられる。 このように、昨夜につづき。九州大学カーボンニュートラ
ル・エネルギー国際研究所(I2CNER)の研究グループが、低温加湿下で発電する固体高分子形燃料電池(
PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)の電極触媒の作製改良による、耐久性の飛躍的な向上――従来触媒電
極はカーボンブラックに白金ナノ粒子を固定吸着(担持)した複合体と、水素イオンを伝達する樹脂を混
合させていたが、カーボンナノチューブ(CNT)の表面に、均一な粒径の白金ナノ粒子を高分散で吸着さ
せた触媒を開発し、水素イオンを伝達する樹脂に商用化済みの燃料電池にも用いられているNafionを用い
ること(1)製造コスト逓減と、(2)耐久性を120倍に逓増した発明を再び取り上げた。
● 耐久性を120倍の前実用燃料電池時代
わたしの記憶では95年を境に、フィールドエミッションディスプレイや原子顕微鏡のカンチレバーやグラ
フェン系キャパシターやなどカラーディスプレイや原子レベルの計測機器への応用で注目していたからナノ
レベル産業技術あるいは民間需要への調査研究に傾注していた。それ以降は固体高分子型燃料電池や計量で
強靱な電気委機器などの調査研究を行っていたが、わずか20年でこれほどまで進化するとは、目標分野や、
領域の違いがあるものの目を見張るものがある。
下図の特許のように、カーボンナノチューブは、ナノテクノロジーの有力な素材として、広範な分野で応用
の可能性が検討されているが、 その用途としては、トランジスタや顕微鏡用プローブなどのように、(1)
単独のカーボンナノチューブそのものを使用する方法と、(2)電子放出電極や燃料電池用電極、またはカ
ーボンナノチューブを分散した導電性複合体などのように、多数のカーボンナノチューブをまとめてバルク
として使用する方法とに大別される。ここで、単独のカーボンナノチューブを使用する場合、カーボンナノ
チューブを溶媒中に添加してこれに超音波を照射した後、電気泳動などで単一に分散しているカーボンナノ
チューブのみを取り出す方法などが用いられている一方で、バルクで用いる導電性複合体ではマトリクス材
となるポリマー中などに良好に分散させる必要があるが、一般的にカーボンナノチューブは分散しにくいと
いう問題があり、カーボンナノチューブを分散させた通常の複合体ではカーボンナノチューブの分散が不完
全なまま用いられており、十分にカーボンナノチューブの性能を発現させて用いられているとは言い難く、
さらにこの問題はカーボンナノチューブの各種用途への応用を難しくさせることにもつながっている。この
ためカーボンナノチューブ表面の改質、化学修飾などによって分散性を向上する方法が種々検討されてきた。
特許5475645|アロイルビフェニル系ハイパーブランチポリマーからなるカーボンナノチューブ可溶化剤
従来提案されたカーボンナノチューブの可溶化(分散)方法では、カーボンナノチューブを単体毎に分離して、「孤
立溶解」した状態にすることは困難でた、これまで提案された前述のポリトリフェニルアミン骨格を有するハイパー
ブランチポリマーを分散剤として用いた例(非特許文献3)では、長期的にカーボンナノチューブの孤立
分散状態を保つには、超音波処理などの機械的な処理に加え、加熱処理も必要とするなど、操作の手間は
要する時間を考慮すると、カーボンナノチューブの可溶化能はそれほど高いものではなかったが、上記目
的を達成する(1)アロイルフェニル構造単位を含有するハイパーブランチポリマーが、カーボンナノチ
ューの可溶化(分散)能に優れること。(2)及び、ハイパーブランチポリマーをカーボンナノチューブ
の可溶化剤として用いた場合に、カーボンナノチューブ(の少なくとも一部)を、その単独サイズにまで
分離して、孤立溶解させることができることを見出し完成させている。
この発明のカーボンナノチューブ可溶化剤は、カーボンナノチューブを、1本1本の単体サイズまで分離
して、所謂孤立溶解」の状態で安定に(凝集することなく)有機溶媒に溶解(分散)させることができ、
しかも可溶化剤、カーボンナノチューブ及び有機溶媒を含有する溶液を超音波処理などの機械的処理だけ
で、カーボンナノチューブを溶解することができ、可溶化にあたり更なる加熱などの工程を省略し且つ処
理時間を短縮することができ、カーボンナチューブ可溶化剤を用いることで、カーボンナノチューブ(の
少なくとも一部)を孤立溶解の状態で分散させた、カーボンナノチューブ含有組成物を容易に得ることが
でき、そして本発明により得られるカーボンナノチューブ含有組成物は、基板に塗布するだけで容易に薄
膜形成が可能であり、しかも高導電性薄膜を得ることができるため、上記組成物で、カーボンナノチュー
ブの量をその用途に応じて調整することが容易であるため、各種半導体素材、電導体素材等として幅広い
用途に好適に用いることができるというものが提案されている。
以上、今夜のところは紙面の字数の都合上、この続きはまた改めて掲載する。
【あれこれ常食記 Ⅱ:ティファールの注湯口形状】
教のランチは、にしんそばがだされたが、デジカメの操作ミスでぼけてしまい臨場感創出する。一般的に
魚の干物は焼いて食されるが、身欠きニシンは米の研ぎ汁に1週間ほど漬けて戻した後、加工して食べる
ことが多い。柔らかく煮含めた身欠き鰊を具としたにしんそば京都や北海道西部の名物。干物は焼いて食
されるが、身欠きニシンは米の研ぎ汁に1週間ほど漬けて戻した後、加工して食べることが多い。柔らか
く煮含めた身欠き鰊とする、加工しやすい程度に水分が落ちた時点で三枚におろし、再度送風による機械
干し、1週間程度乾燥させたところで、頭などを落とし成形し、1ヶ月程度倉庫で熟成させるがニシンは
脂分が多い魚で、内部までゆっくり乾燥させないと腐ってしま。寒風が吹く北国に向いた特産物である。
話が変わる。両親の法要でお香、線香、蝋燭や緑茶などが余り。粉緑茶は目覚めに一杯ティファールで湯
沸かし、お気に入りのティーカップで飲むのが日課となっているのだが、注ぎ口が大きすぎて、注ぐと同
時に空気を入れかくさんできないできる。注ぎ口の細くシェリー酒用のケルト状のものがほしいと思う。
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