極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

アジサイとザクロ

2016年06月24日 | 滋賀のパワースポット

 

   

    

        自民党が負ければ負けるほどいいとは思っていますが、私はしかし、選挙の結果には何の
        興味もありません。選挙などというものとは離れたところで考えてきたからです。民主党
        が何を言おうが、何の関係もない。共産党とか社民党が何を言おうが、どうなろうが、そ
        れも関係ありません。

                            「大衆の選択」( 現代思想 2009.10.01)


 

                                          
                              Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012 

            

 

                  

● アジサイとザクロ:水ヵ浜

水曜日の正午前、いまにも雨が降りそうな中、近江八幡のシャーレにランチに向かう。平時のため訪れるひとも
さほど多くなくゆったと、彼女はレモンスカッシュとホットサンド、わたしはいつものトマトジュースとドライ
カレーを注文、干しぶどうが入っていない分少しものたらなかったが、対岸の比良山系はかすみ見えないが、そ
れはそれなりに、黒田清輝の「湖畔」のような関西風に言うまったりとした絶好の時空間にひたる。山荘風のレ
ストランの周りは紫陽花も見事だが、柘榴の花が満開で見事、見頃。

ところで、ザクロはイランの国花だが、原産地は様々あり、新王国時代にエジプトに伝わり、ギリシア時代には
ヨーロッパに広く伝わったとされる。東方への伝来は、前漢の武帝の命を受けた張騫が西域から帰国した際に、
パルティアからザクロ(安石榴あるいは塗林)を持ち帰ったとする記述が『証類本草』(1091年-1093年)以降
の書物に見られ、3世紀頃の伝来したされる。9月になればザクロが撓わに実っていることだろう。マスターが
アヒルの捕獲準備。アヒルの寿命は5~20年とされるが、グースのように長生きができず、話せば長くなるが、
4歳になれば捕獲し入れ替えするというのだが腑に落ちずにいると(北京ダック?)、その時、雛のアヒルはい
じめに遭うのだと彼がそう話す。そこで、そんなエピソードを思いだし一首、




            雨空の柘榴の花ぞ佇むは 三十幾歳の紫陽花ならん



このように、謎賭のような感謝の歌を残すこととなった。



● アインシュタインの宿題を解いた日本人:川村静児東大教授

百年におよぶ壮大な探し物についに決着がつく。これはレーザーと鏡を使って、時空のさざ波「重力波」を直接
観測の成功による。この観測は、地球から約13億光年の彼方で、2つのブラックホールが互いに渦を巻くよう
に回転し衝突したときに発生――ブラックホールこの1つは太陽の36倍の質量を持ち、もう1つは29倍の質
量を持っていた――した時の重力波で、宇宙に広がり昨年9月14日、地球上に設置された観測所で測定された。

1916年にアインシュタインにより初めて予言された重力波は、一般相対性理論の中でもとりわけ奇妙な現象
で、ブラックホールの衝突、中性子星の合体、恒星の爆発など、時空を伸び縮みさせるほどの激しい高エネルギ
ー現象によって発生するもので、アインシュタインの最後の宿題とされていた。空間がゆがむといっても、極め
て僅かな変化。先週、観測が発表された重力波は、物の大きさを10のマイナス22乗分の1。重力波が地球に
届いたときに、原子1個分にも満たないゆがみしか生じない。とにかく極めて小さなゆがみだ。そんな僅かな変
化を捉えた今回の重力波観測で、ノーベル賞に匹敵する川村静児東京大学教授が貢献している。ここでは測定原
理は割愛するが、彼はLIGOのOSEM装置の設計を担当する。LIGOのような精密な施設では、僅かな振
動さえ観測の妨げとなる。LIGO全体で400個の内蔵センサが振動を捉え、それを打ち消す力を発生させる。


例えば、原因不明の信号、ノイズの除去が課題となるが、地球上に数限りなくあり、1000キロ離れた海岸で
波が起こすかすかな揺れや、月の引力の地面に生じる僅かなゆがみなど一つ一つ突き詰めていくのだが、観測装
置のパイプ端のレーザー反射鏡がその震動源であることを突き止める。これはワイヤーでつるし、何重にも防振
対策を施し、ノイズは生じないものとされていたが、防振対策の装置自体のかすかな揺れ――髪の毛1本よりは
るかに小さい振動を突き止め、観測精度を1000倍も向上させ今回の重力波観測にたどりつく。

 

      FY-30PM5 

● DIY日誌: 換気扇の油汚れ

昨日は、急に換気扇の回転が重い、普段と違った音がするということで、急遽、雨がやんでから台所用換気扇を
点検、油
汚れ落としの作業に入る。事前に彼女が準備していた部材(手袋・新聞紙・鏝(コテ)・マジックリー
ン・過炭酸ソーダ(アルミなど化学反応するものには使用不可)・キッチンペーパー)を使い行うが結局、6時
間かけても完全に落とし切れず、やむなく夕食前に設置し試運転させ、軽快な回転音で重い感じがなくなりOK
(合格)を頂く。それにしも、どろどろ、お好み焼きのコテで粗取りすれど「コッテ・コッテ状態」。これにク
エン酸や重炭酸ソーダなどがあれば少しは変わったかもしれないが基本的にはたいした違いはないだろう判断す
る。要するに汚れ具合により、現場を沢山経験しないと「マイスター級(?)の仕事」は無理。



でも、面白いね。重度の汚れ落としをいかに手早く、短時間で、完璧に落とすかの匠を身につければ仕事はいく
らでもありそうだが、クーラーなどの家庭什器類、清掃専用業者に頼めばそれで済みそうで、面倒くさがりの私
の手には負えないが、面白い。



● 黒モノ家電:世界初「蚊取空清」

経営再建中のシャープを買収する台湾の鴻海精密工業は22日、台湾北部の新北市の本社で株主総会を開き、シ
ャープの次期社長に内定している戴正呉グループ副総裁は、全世界で7千人規模の人員を削減する可能性がある
と明らかにしたばかりだが、そのシャープが、蚊を誘い、吸引、接着(フィルム)除去する清浄機を世界で販売
開始する。殺虫剤を使わず糊に接着させ除去する方式だ。同社の空気清浄機を愛用している手前、経営問題は横
におくとして、これは面白い。使ってみてどうだったか、使用者に話を聞いてみたいものだ



● 英国民、EU離脱を選択!

英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票は、開票作業が行われ、BBC放送によれば、離脱支持票
が過半数に達する見通しとなった。これはグローバリズムによる格差拡大に加え、米国一国支配体制の収縮、中
東・北アフリカ諸国の不安定化→大規模難民移動が加わり。これに「地球温暖化」→「大規模気候変動」による
不安定化も加わる。今回の動きは、全世界動乱期の1つの前触れに過ぎない。これは決して他人事でないはずだ。
 

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