極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

自殺念慮の桐一葉

2016年12月18日 | 医療健康術

 

    

           人生まれた群なきこと能わず。群して分けなくば争う。

                                           荀子 「王制」


       ※ 人間は生まれると集まって社会生活を営まないわけにはいかず、
         集まってそこに分別がなければ争い、争えば混乱し、混乱すれ
         ば離散し、離散すれば弱くなり、弱くなれば他物に優位を占め
         ることはできない。そこで住宅にも安全に居住していけないの
         である。ほんの少しの間も礼義(社会規範)を棄てることはで
         きないというのはこのためのことである。

 

                                                        

                                                                     荀子
                               B.C. 313 ーB.C..238
 

 

 

  Nov. 1, 2016

iPhone 8 to ditch LCD screen in favor of new and improved OLED display

【18年には折り畳み式有機ELディスプレイの量産を開始】

米アップルがスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の表示装置とし
て有機ELパネルを
採用する。スマホの技術をけん引するアップルが有機ELを採用するこ
とで、パネル産業の世界市
場は勢力図が変化する。従来の液晶パネルに加え、鮮明な画像と
省電力が特長の有機ELを搭載する製品を3年後に発売する計画にある。その背景には、

ップルは数年前から有機ELの画質やコストの研究を進め、液晶に比べたメリットが今後、多くなると
の判断に傾く。

  Nov. 26, 2016

11月初旬、Apple はカーボンナノチューブによって基盤の回路をつなぎ、電子信号を伝達
するという技術の特許を取得したことが明らかになったことから、折り畳み式の「iPhone
を開発しているのではないかという情報があったが、やはり18年に発売される「iPhone
は折り畳み式になるかもしれない。韓国のニュースサイト「ET News」によると、韓国の LG Display
Apple Google と提携し、スマートフォン向けの折り畳み式有機ELディスプレイの開発を
行っていることが確認されたと。
LG Displayは過去3年間にわたり、本のように真ん中で二
つ折りになるディスプレイや、丸めることができるディスプレイなどの様々な折り畳み式有
ELディスプレイのプロトタイプの発表を行っていることから、折り畳み式ディスプレイに
関する技術のレベルは非常に高いと噂されている。10年遅れの有機EL時代への産業シフト
面白くなってきた。

 Dec 16, 2016

【有機EL素子寿命の再現性確立と長寿命化】

● 有機EL素子の耐久性に真空中の極微量不純物が影響を与えることを解明

14日、九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センタ(OPERA) 有機光エレクトロニ
クス実用化開発センタ(i3-OPERA)らの研究グループは、有機EL素子を短時間で製作するこ
とにより、素子の耐久性が著しく向上することを見出す
。この原因は、真空蒸着チャンバー
内に存在している1分子層にも満たないほどの極微量と推定される不純物が有機半導体材料
の蒸着中に混入するためであり、それにより素子劣化が引き起こされることを突き止める。
研究では、液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)で精密質量から不純物の構造を解析した
結果、一般的に樹脂の添加剤として使用される化合物、過去に蒸着した有機材料やその分解
物と思われる化合物等と推定。これらはチャンバー内の構成部品や残留物に由来すると推測。
従来の製造プロセスでは外的劣化要因として主に真空中の水分量を管理してきたが、この成
果により水分量のみならず極微量不純物量や素子製作時間を管理することで、これまで困難
であった有機EL素子寿命の再現性の確立に繋がり、今後、様々な有機エレクトロニクス素子
の長寿命化や劣化メカニズムの解明できると期待されている。

 Dec. 14, 2016

うつ病 症状の特定成分判明

● うつ病の客観的診断法開発への応用に期待

14日、九州大学などの研究グループは、うつ病の患者などを対象に、血液に微量に含まれる成分を
調べたところ、死にたい気持ちを抱くといった患者の症状によって特定の成分が増加したり減少した
りすることがわかったとし、うつ病を客観的に診断する方法の開発につながると公表。

日本では65歳以降とされる老年期に発症し、この年代に特有の病像を示すうつ病。老年期うつ病あ
るいは老人性うつ病ともよばれる。臨床症状としては、本当は問題がないのに身体の不調を訴える心
気的傾向を示すほか、不安や焦燥感を訴えたり、周囲への無関心や思考力および集中力の低下などの
認知症が疑われる仮性認知症がみられる。また、意欲の低下や、不眠や疲労感の訴え、体重減少、自
分を貧乏と訴えるなどの妄想性傾向がみられるほか、意識障害や譫妄(せんもう)、自責感や死にたい
と訴える自殺念慮
などを呈する。
 

発症にかかわる要因としては、配偶者や家族との死別または離別、生活上の突発的なできごと、家庭
内での役割の変化や孤立感、社会的地位の喪失、経済的状況の変化などに加えて、転居などの環境要
因も示唆されている。ほかに加齢に伴う脳の器質的変化や身体機能の衰えも発症要因にあげられ、糖
尿病、高血圧、心筋症などの身体疾患を伴うと予後も悪く、遷延化する傾向を示す。薬物服用が原因
となることも多い。

九州大学と大阪大学、それに国立精神・神経医療研究センタのグループは、うつ病の患者など90人
を対象に、血液に微量に含まれる123種類の成分の変化を調査。
その結果、このうち20種類の成
分は、死にたい気持ちを抱いたり気分が落ち込んだりといった特定の症状に応じて増加したり減少し
たりすることを突き止める。



例えば「クエン酸」が多い患者は落ち着かなくなる症状や死にたい気持ちになる症状が強まる。また、
オキソ酪酸」が多い患者は気分が落ち込むといった抑うつ気分の症状が強く見られる。
うつ病の診
断は、主に、医師による面接や患者が記入したアンケートに基づいて行われたが、今回の研究をさら
に進めることで、うつ病を客観的に診断する方法の開発につなげたいとしている。
グループのリーダ
ーで、九州大学大学院の加藤隆弘特任准教授は、「今回は患者数が少ないので、より規模の大きな研
究を通じ、客観的な診断の手法を確立したい」と話す。わたしも最近まで経験してきたが、後ろ向き
思考を克服する工夫をしていまは安定しているが、今後再発?しないかどうかわからないが、フィー
ルド試験で新しい知見が得られればこれにこしたことはない。

【抗癌最終戦観戦記 Ⅷ:最新DDS技術】

● がん細胞狙い薬運ぶ技術開発 岡山大グループ

岡山大は16日、がん細胞だけを破壊する独自開発のウイルス製剤「テロメライシン」を、標的に効
率よく運ぶ技術を開発したと発表した。バイオ関連事業の林原(岡山市)が発見していた、がん細胞
を選んで入り込む細胞「HOZOT(ホゾティ)」の働きを活用。全身にがん細胞が広がった進行が
ん患者の治療につながる岡山生まれの技術として注目される。開発したのは、同大大学院の藤原俊義
教授(消化器外科学)、同大病院新医療研究開発センタの田澤大准教授らのグループ。テロメライシ
ンを使った食道がん治療の臨床研究を13年から進めており、腫瘍そのものに投与する方法を用いる
一方で、がん細胞に近づいて内部に侵入するホゾティの働きに着目した。

 Dec. 16, 2016

ウイルスを搭載したホゾティを作り、がん細胞の固まりや、おなかの中でがんを広がらせたマウスで、
治療効果を調べた。ホゾティは正常細胞には影響せず、がん細胞のみに入り込んでウイルスを拡散し、
がん細胞を死滅させることを確認した。
ホゾティは06年、林原がヒトのへその緒の血液・臍帯血(
さいたいけつ)から発見。へそを意味する「臍(ほぞ)」と、免疫反応を抑える「制御性T細胞」の
一種であることにちなんで名付ける。
ただ、ヒトに投与するためには、他人の臍帯血に由来すること
で起きる拒絶反応を抑える必要がある。藤原教授は「この課題をクリアできれば、進行したがん患者
の生存率を改善できる可能性がある」としている。

 doi:10.1038/srep38060:Tumor-specific delivery of biologics by a novel T-cell line HOZOT : Scientific Reports


【ZW倶楽部:フランス プラスチィク製容器禁止】

● 使い捨て文化から脱却し環境保全対策で世界をリード

90年代前半から容器包装廃棄物にかかわる制度の整備をすすめ、ドイツと並び世界で最も早くから
容器包装リ
サイクルに取り組んでいるフランスで、ブラスチック製の容器、食器、カトラリーなどを
全面禁止する法案が可決した。
施行予定の20年1月に向け、世界初の取り組みに注目が集まってい
るという(環境ビジネス、2017年冬季号)。

包装廃棄物リサイクルは生産者の義務

現在のフランスにおけるリサイクル制度は、92年4月に制定され、93年1月に施行された包装廃
棄物デクレに基づいている。包装廃棄物デクレでは、家庭から出るすべての容器包装廃棄物の回収・
リサイクルを、容器包装の製造・利用
販売業者に義務付け、青ぼを明確にした。デポジット制によっ
て自ら容器を回収
する生産者も存在するが、多くは政府認定のリサイクルシステム管理組織に委託
ている。その最大の組織が、容器包装
製造会社や流通会社などが出資して設ぺしたエコ・アンバラー
ジュ社である。生
産者は商品にボワン・ベールと呼ばれるリサイクルマークをつけ、エコ・アンバラ
ージュ社にマークのライセンス料を支払う。廃棄物の回収・選別は自治体がおこない、
エコ・アンバ
ラーシュ社回収コストの一
部を補助するという形が一般的。また、選別された廃棄物は、素材別に決
められ
た価格でリサイクル業者に売却され、リサイクルできないものは焼却される。エコ・アンバラ
ージュ社の15年の
レポートによると、契約を結んでいる企業は現在5万社に達し、リサイクル資源
の売却益は年間1.93億 ユーロに及ふ。15年
にリサイクルされた包装廃棄物は327万トンで、
これは二酸化炭素の排出量を年間で210万トン抑制えることができた。

一方で、市民の意識はまだ決して高いとはいえないのが実情だ。フランスの首都パリでは、街路や公
園にゴミが散乱し、分別も徹底されていない。それでも、ゴミの分別を助けるアフリやウェブサイト
などが開発され、アブりのダウンロード数は3万に達した。エコ・アンバラージュ社によると、包装
廃棄物デクレが施行された93年当時18%たったリサイクル率は、15年には67‰にまで上昇し
ている。



世界でもゴミ削減の流れ

ゴミ問題は地球温暖化、エネルギー、環境汚染などの問題と関係が深く、国際社会の関心も高まって
いる。特にブラスチックは、効率的な肖資源化が難しい燭台が多く、また石油からできているため焼
却すれば温室効果ガスが発生する。その一方、非常に安定な物質であることから、自然界でほとんど
分解されず、焼却せずに埋めればいつまでも残ってしまう。現代の暮らしに欠かせないブラスチック
を使い続けるためには、日本でも取り祖んでいるリデュース(ゴミ削滅)・リユース(再利用)・り
サイクル(再資源化)源化Jの3トぐや、それにリフユ一ス(受け収り拒否)を如えた4R、リペア(修
繕使用)を含む5Rなどに浴って、ゴミを減らしていく必要がある。

また、近年では海洋におけるブラスチック汚染も深刻――川なとによって運ばれたブラスチックゴミ
が海を漂い、海鳥やウミガメなどの生物が、誤って飲み込んだり、ゴミに絡まって動けなくなったり
するケースが数多く細片されている。また、ブラスチックはPCBなどの汚染物質を吸着することか
ら、細かくなったグラスチック片を食べた魚などの体内に汚染物質が取り込まれる可能性も指摘され、
生態系全体への影響が懸念されている。15年6月にドイツで聞かれたらG7エルマウ・サミット
は、海洋ゴミが海洋および沿岸の生物や生態系を脅かす重大な問題であることを確認し、対策を強化
することで一致したブラスチックゴミの削減は急務なのである。



レジ袋禁止に次ぐ、使い捨て食器の禁止

そのような流れの中で、フランスでは、
昨年7月こ使い捨てレジ袋を禁止することを決定し、トレイ
の協議を経で、今年7月1日
から施行された。17年1月1日からは、レジ毀以外のすべてのブラス
ック製捨て使い捨て袋の使用が禁出される予定。使い捨て袋の定義は、厚さが50マイクロメート
ル末満であること、そ
れより厚く、かつ原料にバイオマスを一定以上含むむ生分解性ブラスチックの
については対象とならない。レジ袋を禁ILする法律やブラスチック製の使い捨て食器・カトラリー
などを
禁止める法律は、ヨーロッパ・エコロジー=緑の党が提案し、昨年可決された、エネルギー転
換法の一部。エネルギ
ー転換法では、再生可能エネルギーヘの移行や温室効果ガスの削減などについ
て、具体的な数値目標を定めている。使い捨て製品」を減らすことでブラスチックの製造や燃焼時の
温室効果ガス排出を削減することを目指す。

この法律によってい使い捨て食器の生産に関わる企業は、20年1月までにバイオマスを原料として
使用したコンポスド可能な製品へと切り替えなければならない。原料のバイオマスの含有率は20年
に50%、25年までには60%に引き上げるとされている。

欧米各国はフランスに追随するか

今回の法律について、環境保護団体は歓迎しているが、ベルギーを本拠地とする食品容器の業界団体
は、物品の自由な侈動を定めたEUの規則に違反しているとして反対している。他の EU加盟国がフラ
ンスの動きをどう捉えるか、今後の動きが注目される。
 
 

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