極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

富士の高嶺に雪は降りける

2019年12月08日 | 政策論

   

                            

9.子 罕 しかん
ことば------------------------------------------------------
「子、川上に在りて曰く、逝く者はかくのごときか。昼夜を舎かず」
(16)
「われいまだ徳を好むこと色を好むがごとくなる者を見ず」(17)
「譬えば山をつくるがごとし。いまだ一簣を成さざるも、止むはわ
が止ひなり」(18)
「後生畏るべし。いずくんぞ来賓の今にしかざるを知らんや」(22)
「三軍も帥を奪うべきなり。匹夫も志を奪うべからず」(25)
------------------------------------------------------------ 
28 常緑樹が落葉樹と区別できるようになるのは、冬になってか
らだ。(孔子)

子曰、歳寒、然後知松栢之後彫也。

Confucius said, "When winter is approaching, we can notice
that pine trees and cypress still hold their leaves."

29 知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は傾れない。(孔子)

子曰、知者不惑、仁者不憂、勇者不懼。

Confucius said, "The wise have no delusion. The benevolent
have no worry. The brave have no fear."

30 ひとしく学問に専念している仲間でも、選ぶ道が同じだとは
限らぬ。選んだ道は同じでも、だれもが自分の道に対する確信をも
ちつづけるとは限らぬ。道への確信は不動でも、いかなる場合にも
状況判断を誤らずに行動できるとは限らぬ。(孔子)

子曰、可與共學、未可與適道、可與適道、未可與立、可與立、未可
與權。

Confucius said,"A fellow student does not always have the same
aspiration as yours. A friend who has the same aspiration does
not always have the same values as yours. A friend who has the
same values does not always cast in his lot with you."

 山辺赤人

佐竹本三十六歌仙下句トレッキング㉑:
富士の高嶺に雪は降りける
#TheThirtySixImmortalPoets#YamabenoAkahito

天地あめつちの 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴たふとき 駿河
なる 富士の高嶺たかねを 天あまの原 振り放さけ見れば 渡る
日の 影も隠ろひ 照る月の 光も見えず 白雲も い行ゆきはば
かり 時じくぞ 雪は降りける 語り継ぎ 言ひ継ぎゆかむ 富士
の高嶺たかねは             
                     万葉集(3-317同上)

天と地が別れて出来た時からずっと、神々しく、高く壮大な、駿河
の富士の高嶺――その高嶺を、天空はるか振り仰いでみれば、空を
渡る太陽もその背後に隠れる程で、夜空に輝く月の光も見えない。
雲もその前を通り過ぎることを憚る程で、季節にかかわらず雪が降
り積もっている。いつの代までも語り継ぎ、言い継いでゆこう。霊
妙な富士の高嶺のことは。《長歌》

田子の浦ゆ打ち出て見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける

                     万葉集(3-318雑歌)

田子の浦を通って、視界の開けた場所に出ると、真っ白に、富士の
高嶺に雪が降り積もっていた。《反歌》



安藤広重画『東海道五十三次』より「由井」

山辺赤人(やまべ の あかひと、生年不詳 - 天平8年(736年)?)
奈良時代歌人。後世、山邊(辺)赤人と表記されることもある。
宿禰大山上・山部足島の子とする系図がある。官位従六
位下
上総少目三十六歌仙の一人。
奈良時代の歌人で、詠歌年がわかるものによれば、活動は少なくと
も神亀元年(七二四)から天平八年(七三六)に及ぶという。『万
葉集』巻第十七で大伴家持が称揚した「山柿の門」は、山辺赤人と
柿本人麻呂のことを指す(異説あり)。奈良時代の歌人。制作年の
知られる歌はすべて聖武天皇代の作である。吉野行幸・難波行幸、
播磨国印南野行幸、難波行幸、などに従駕し、土地讃めの歌を作る。
伊予温泉や勝鹿真間、田子の浦などで詠んだと思われる歌もあり、
広く各地を旅していた。閲歴は全く不明だが、下級官人であったと
推測され、また故藤原不比等邸の「山池」を詠んだ歌があり、藤原
氏との深い関係が窺われる。万葉集収載歌は長歌十三首、短歌三十
七首。三十六人集(歌仙家集)の一巻として伝わる『赤人集』は、
大半が万葉集巻十の作者不明歌で占められ、万葉集抄出本と呼ぶべ
きものである。

 
佐竹本三十六歌仙絵巻は、三十六歌仙を描いた絵巻物で、鎌倉時代
(13世紀)に制作された。久保田藩(秋田藩)主・佐竹家に伝来
した、三十六歌仙絵の草分け的存在にして、代表的な作品である。
書は後京極良経、画は藤原信実によると伝わる。元は上下2巻の巻
物で、各巻に18名ずつ、計36名の歌人の肖像と住吉大明神が描
かれていたが、1919年(大正8年)12月20日に各歌人ごと
に切り離され、掛軸装に改められた。原型とは異なっているが、一
部を除き重要文化財に指定されている。

【地震予測サマリー】


   



 今月は関東地域は要注目だ。



高齢者要注意の薬処方ピークは80代
のみ続けると転倒・認知機能低下の恐れ
のみ続けると転倒や骨折、認知機能の低下を招きやすいとして、高
齢者はできるだけ使用を控えるべきとされている睡眠薬や抗不安薬
が65歳以上に多く処方され、ピークは80代だった。厚生労働省
のデータをもとに朝日新聞(2019.12.08)が解析し、高齢者にリス
クの高い薬が多用されている実態が浮かんだ。
眠薬や抗不安薬は、中枢神経の興奮を抑えるなどの作用があり、眠
気をもたらしたり不安感を少なくしたりする。ただ、高齢者がデパ
スやハルシオンなどの 「ベンゾジアゼピン(ベンゾ)系」といっ
たタイプを使うと、転倒や認知機能障害が起こりやすくなるといっ
た研究が数多くある。やめられなくなる依存も起こしやすく、死亡
リスクがあがるという報告もある。

■代表的な睡眠薬・抗不安薬・(商品名、カッコ内は一般名)
・デパス(エチゾラム) 、
・ソラナックスレ(アルプづゾラム)
・リーゼ(クロチアゼパム)  
・ハルシオンハ(トリアゾラム)
・ワイパックス(ロラゼパム)`
・メイラツクス(ロフラゼプ酸エチル)
・セルシン(ジアゼパム)  
・レキソタン(ブロマゼパム)
・ロヒプノール(フルニトラゼパム)
・グランダキシン(トフネソパム) 

高齢になると、薬を分解する能力が低くなることから、薬が効きす
ぎたり、副作用が強く出たりしやすい。日本老年医学会の高齢者の
薬についての指針は、これらの薬について 「使用するべきでない」
「可能な限り使用を控える」と求めている。厚労省は医師が診療報
酬を請求するのに使う明細書の情報をもとに、処方量の多い薬を性
別・年齢層別にまとめ、NDBオープンデータとして公表している 
データ作りに携わった吉村健佑千葉大特任教授(医療政策学)の協
力を得て、2017年度に外来処方されたベンゾ系の睡眠薬・抗不
安薬について集計て人口千人あたりの処方数を、年齢層別に出した。
ベンゾ系の睡眠薬・抗不安薬のうち、性別と年齢層が判別できる約
39億8千万錠を解析。53%の約21億錠が65歳以上に、33
%の約13億1千万錠が75歳以上に処方されていた。男女別では
女性が多く、千人あたりの処方量は、女性では80~84歳が約9
万7千錠でピークに。この年代は年に平均100錠近くのんでいる
計算になる。続いて85~89歳、75~79歳と続いた。男性は
85~89歳が約6万2千錠と最多だった。

別々の診療所から同種の薬  
なぜ高齢者に多く使われているのか。東京都医学総合研究所の奥村
泰之・主席研究員は「別々の診療所から同じタイプの睡眠薬・抗不
安薬を処方されて必要以上の量をのんでいる人が少なくない」と指
摘する。ベンゾ系の薬には、筋肉を緩めて痛みを抑える働きもあり、
多くは抑うつに使うことも認められている。高齢者は複数の不調を
抱えやすく、整形外科で腰痛、精神科でうつ、内科で不眠に、と同
じ種類の薬が別の治療目的で、安全性への配慮が十分にされないま
ま出される例がある。日本老年医学会理事長の秋下雅弘・東京大教
授(老年病学)は「高齢者がかかわる幅広い診療科で『慎重に処方
し、安易に続けない』といった啓発を一層進めていく必要がある。
特に高齢の方やその家族には、これらの薬にはさまざまなリスクが
あることを卸ってほしい」と話す。東京都大田区の70代女性は、
今年6月から9月に6回、救急車を呼んだ。十数年前からベンゾジ
アゼピン(ベンゾ)系抗不安薬ソラナックス(一般名アルプラゾラ
ム)をのみ続けた。効果が切れると胸が苦しくなって息切れし、頭
も痛くなった。パニック症状を起こし、いても立ってもいられなく
なって119番通報。救急車で病院に運ばれた。だが検査をしても
異常は見つからず、しばらくすると同じような不調を繰り返した。  
ベンゾ系の中で年間処方数が最も多い「デパス」(一般名エチゾラ
ム)を12年間のみ続けた大田区の90代男性は2年ほど前、認知
機能が低下して妻と視線が合わせられず、会話もできなくなった。  
不眠をきっかけに1日3錠をのみ、別の同系統の睡眠薬も時々追加
した。やがて頭がくらくらして足がふらつき始め、薬が切れると不
安が高まった。呼吸が遠くなる過換気の発作になった。大田区の在
宅療養支援診療所「たかせクリニック」の高瀬義昌医師は、こうし
た患者のベンゾ系の薬を減らすことに力を入れる。パニックになっ
た女性には「不安になったらいつでも電話して」と伝え、副作用が
より少ない抗うつ薬に変更した。デパスをのんでいた男性について
も徐々に減らし、やはり抗うつ薬に変えた。2人とも症状は改善し、
自宅での暮らしを続けているという。高瀬さんは「ベンゾ系は依存
性が強く、薬が切れると不安感に襲われパニックに陥りやすい。と
きに『中毒』すら起こす薬だ」と指摘する。厚労省も、これらの薬
が使われすぎる事態を問題視。2016年、エチゾラムを麻薬取締
法で規制対象となる向精神薬に新たに指定した上で、一度に処方で
きる日数を最長30日分に制限した。不調があり、長くのんでいる
薬がある場合、医師や薬剤師に相談してみるとよい。昨年5月に公
表した高齢者向け医薬品適正使用の指針には「薬物療法の前に睡眠
衛生指導を行う」などと記している。ベンゾ系の薬は、高齢者では
不眠に使うことが特に多い。ただ一般に、年をとると必要な睡眠時
間は短くなる。「しっかり寝なければ」と思い込まずに、日中に体
を動かし、夜は遅めに床につき朝は早めに起きて日光を浴びること
で改善しやすい。腰痛で磁運動療法が効果的で、不安やうつにはカ
ウンセリングを中心とした「認知行動療法」が保険適用されている。
(松浦祐子、田村建二)
❐母親がデパスを常用していたし。わたしも、1/4錠を時折最近
服用している。長時間デスクワークの反動で睡眠不順で酒がわりあ
るいは併用することもあるが、ふらつきが気になっていた時だ。こ
記事はインパクトがあった。従って、服用をやめる(量は別にして
酒はやめない)。 



肝内胆管癌治療薬の新しい標的を発見
ARID1A欠失は胆管癌の悪性化を促し、ヒストン修飾を介して
幹細胞遺伝子の発現亢進に働く
10月30日、東京医科歯科大学の研究グループは、胆管癌におい
てARID1Aの欠失が、幹細胞遺伝子のALDH1A1の発現を亢進し、胆管
癌の悪性度に関連していることを世界で初めて明らかにしましたこ
とを公表。

それによると、胆道癌は世界的に増加傾向で、特に日本を含むアジ
アで発症頻度が高い悪性腫瘍です。発生部位により肝内胆管癌、肝
外胆管癌、胆嚢癌に分けられ、それぞれ異なった遺伝学的背景や臨
床経過を呈します。肝内胆管癌は胆道癌の約10%を占め、その悪
性度は高く、切除後5年生存率は25~35%。現在、胆道癌に対
して有効な薬剤は少なく、新たな治療薬の開発が待ち望まれている。 
胆道癌の大規模遺伝子解析の結果、エピジェネティック制御遺伝子
の異常が高頻度に認められており、特にARID1A変異の割合は約11
%を占め、TP53, KRAS続いて3番目に頻度が高いことが報告されて
いる。しかしながら、胆道癌におけるARID1A欠失による分子機構は
よくわかっていなかった。胆道癌におけるARID1Aの発現異常と臨床
病理学的諸性状との関連を調べ、ARID1A発現低下は肝内胆管癌患者
の予後に関与していることを明らかにする。さらに、ARID1Aノック
アウト胆管がん細胞株を用いた機能解析から、ARID1Aがヒストン脱
アセチル化酵素と複合体を作り、ヒストン修飾を介して幹細胞遺伝
子の発現調節に働いていることを見出した。

胆道癌の臨床症例を用いた解析で ARID1A発現の陰性症例が胆道癌
120例中21例(17.5%)で認められ、その内訳は肝内胆管癌が15/69例
(21.7%)、肝外胆管癌が4/34例 (11.8%)、胆嚢癌は2/17例(11.8%)で
あり、ARID1A発現欠失は肝内胆管癌で最も多くみられた。ARID1A発
現と臨床病理学的諸性状との関連を検討した結果、予後因子のみに
有意差が認められ、ARID1A陰性胆管癌群は陽性群に比べて予後が不
良でした(P=0.005)。胆管癌におけるARID1A 欠失の生物学的意義を
調査するため、ゲノム編集法を用いてARID1Aノックアウト胆管癌細
胞株を作成しました。ARID1Aノックアウト株の遊走能、浸潤能とス
フェア形成能はARID1A野生型細胞に比べて有意に高く、ARID1A欠失
は胆管癌の悪性度亢進に関与することが明らかになった。さらに網
羅的遺伝子発現およびシグナル経路解析により、ARID1Aノックアウ
ト細胞では幹細胞性や浸潤亢進に関わる複数の遺伝子群が同定され、
その中でも幹細胞遺伝子であるALDH1A1*4の発現亢進が最も大きな
変化であった。

ARID1Aノックアウト細胞では、ALDH1A1遺伝子のプロモーター領域
のヒストンH3の27番目リジン(K27)のアセチル化 (H3K27ac)レベル
が野生型細胞に比べて強く、ALDH1A1の発現亢進にはヒストンアセ
チル化*5の増強が関与することが分かった。一方、ARID1A存在下
では、ARID1Aはヒストン脱アセチル化酵素HDAC1と結合して複合体
を作った。さらにARID1A・HDAC1複合体によるヒストン脱アセチル
化の促進により、ALDH1A1遺伝子のプロモーター領域の H3K27acレ
ベルが減少することが示唆された。臨床検体を用いた解析でも同様
に ALDH1A1とARID1Aとの発現は逆の関係であり(P=0.018)、ARID1A
陰性かつALDH1A1陽性群はそれ以外の症例群に比べて有意に予後不
良でった。(P=0.002)。



❐ Loss of ARID1A induces a stemness gene ALDH1A1 expression
with histone acetylation in the malignant subtype of cholang-
iocarcinom

 

【盛岡首長市移転構想Ⅶ:宇宙エレベータ開設】



宇宙エレベーターのアイデアは、ロシアの科学者コンスタンチン・
ツィオルコフスキーが最初(1895年)。新しく建てられたエッフェ
ル塔に触発され、彼は地上から静止軌道に達する自立構造について
説明。赤道から約 36,000 km(22,000マイル)上昇し、地球の自転
の方向に沿って、正確に1日の軌道周期を持つため、固定位置に維
持されます。20世紀半ばには、宇宙レースが進行し、地球軌道への
有人旅行がますます日常的になったため、より詳細な提案が数多く
出た。宇宙エレベーターが軌道に乗るコストを大幅に削減し、地球
に近い宇宙、月、火星などへのアクセスに革命をもたらすことが期
待された。21世紀の初期の数十年までに、カーボンナノチューブ
の進歩により、この概念はより深刻に受け止められていた。これら
の円筒状分子は、エレベータケーブルに対して十分に高い引張強度
と十分に低い密度を備えた超強力材料の合成方法を提供した。しか
し、それらは非常に小さな規模でしか生産できなかった。 2004年、
単層ナノチューブの記録長はわずか4cm。非常に有望ですが、製造
プロセス改善にはさらなる研究を必要とする。

実用的なフルレングスケーブルの材料は、必要な引張強度が130ギ
ガパスカル(GPa)で、技術的に実現可能になったのは2040年代。
それでも、月と太陽からの引力の引力と突風による圧力によって
引き起こされるケーブルの危険な振動を無効にする方法など、設計
上の課題は続く。重大な法的および財政的ハードルも克服する必要
があり、事故またはテロ事件が発生した場合の安全、セキュリティ
、および補償に関する国際的な合意が必要。何かがうまくいかなか
った場合に大規模な大災害が発生する可能性があることを考えると、
保険の取り決めは特に懸念事項。その間、より小さな実験構造が構
築され、低高度での基本概念が実証。これらは最終的に、より大き
くより高度な設計への道を開く。

2070年代後半までに、15年の建設後、地球の表面から静止軌道に
到達する宇宙エレベーターが完全に動作可能になった。建設プロセ
スでは、赤道上35,786km(22,236マイル)の固定位置に宇宙船を配
置し、ケーブルを地球に向かって「成長」にテザーを徐々に伸ばす。
また、この点から47,000km(29,204マイル)を超え、物体が重力の
力を完全に逃れることができる高さまで伸びている。この外側の端
に大きなカウンターウェイトを配置して、ピンと張った状態に保つ。
上局として最適な場所には、フランス領ギアナ、中央アフリカ、
スリランカ、インドネシアが含まれる

21世紀後半のほとんどの形態の輸送およびインフラストラクチャと
同様に、宇宙エレベーターは人工知能によって制御され、人工知能
は構造全体を常に監視および維持。必要に応じて、ロボットを派遣、
ケーブルやその他のコンポーネントの問題を、地上から宇宙の冷真
空まで修正できる。ただし、設計の効率性と安全性のメカニズムに
より、これが必要になることはほとんどない。従来の打ち上げと比
較し、大幅に削減されたコストで人と貨物を軌道に運ぶことができ、
現在、メジャースペースブームが進行中。1日に1,000トン以上の
材料を持ち上げることができる。これは、世紀の初めに建設するの
に10年以上かかった国際宇宙ステーションの重量を超える。

上昇には数時間かかりるが、比較的遅いものの、乗り心地は従来の
ロケットよりもはるかに滑らかで、高G力や爆発物はない。大気圏
を離れ、160 km(99マイル)から2,000 km(1,200マイル)の低地
球軌道に到達すると、貨物または乗客は地球の周りの独自の軌道に
入るために移動でき。あるいは、惑星の重力から逃れるのに十分な
速度で移動し、月や火星などのより遠くの目的地に向かって進む航
空機で、静止軌道を超えることができる。今後数十年で、追加の宇
宙エレベーターが地球、月、火星、および太陽系のどこかで運用可
能になり、コストと技術的リスクが大幅に削減されます。また、重
力が低いため、月の場合は0.16 g、火星の場合は0.38g であるため、
建設が容易になります。さらに将来、宇宙エレベーターはテレポー
テーションおよび同様の技術によって廃止される。

 ● 今夜の一品

モーゲンセン,ウルシュラ&ヨルゲンセンマーク(デンマーク)
MOGENSEN,Ursula&Jorgen
壺 Jar


人口減少時代のまちづくり㉝
第17章 制度・政策落 何がおこっているのか
第64節 選挙権の年齢を18歳に引き下げる必要性は
【要点】
①世界的に見ると18歳以上に選挙権がある国は多い。
②社会的な責任感が育ち、若者の政治離れに歯止めがかかる。
③年齢など世代間の不公平や将来の負担増について、多様な意見が
政治に反映される。

1 選挙権を18歳に引き下げる理由  
2014年6月の「国民投票法(憲法改正のための国民投票)」の
改正により、投票できる年齢が穏威に引き下げられました。その時
、選挙権の年齢もできるだけ早く穏威に引き下げることを与野党閥
で約束しました。選挙年齢を引き下げる理由として、①世界的に見
ると約190の国が18識以上に選挙権があり、国際的な基準の仲
間 入りを果たす。②社会的な責任感が育ち、若者の政治離れに歯止
めがかかる。③年齢など世代間の不公平や将来の負担増について、
多様な意見が政治に反映される。また、少子高齢化も選挙年齢の引
き下げを後押しし、選挙年齢を穏威に引き下げる「公職選挙法改正
案」が15年6月に全会一致で可決された。  



2 選挙権引き下げに伴う「成人年齢」の引き下げ問題  
国民投票の選挙権を有する者の年齢が18歳以上に改正され、「成
人年齢(人間が完全な行為能力を有すると見なされる年齢、日本の
現行法では満20歳から)」の引き下げが議論となり、選挙の公正
などの観点における18識以上、20歳未満の者と20識以上の者
との均衡などを勘案して、民法、少年法などとの整合について検討
が行われました。年齢要件のあるそれぞれの法律を規制したり、保
護したりする対象は多様で、目的も意義も異なり、「選挙権を回収
以上に見直したから、他の法律もそろえる必要がある」と機械的に
判断する問題ではありません。例えば「喫煙・飲酒と選挙権は本来
何の関係もない」健康や依存症などの観点から検討するのが筋です。
少年法の年齢引下げも慎重に検討する必要があります。選挙年齢が
引き下がっても、民法が規定する「成人」の年齢は20歳のままで
よいのか否かを巡る検討が行われ、2018年6月に成人年齢を穏
威に引き下げる民法改正がおこなわれ、22年4月1日から改正民
法が施行される。選挙権を18識に引き下げられた、2016年の
参議院選挙の投票率の動向(総務省)によると、全世代による投票
率は54・7%、回収投票率が51・7%で全世帯と比較しても遜
色にない投票率でしたが、回収の投票率は39・6%と平均より下
回る結果となる。
10代の投票率は45・4%で、20代の投票率35・5%よりは
高い結果となった。20~30歳代の若者の投票率が低調で、大人
が選挙に対する考え方をあらためて、「選挙参加は大人の義務」と
の、認識を若い世代に示す必要がある。

3 「成人年齢」引き下げに伴う社会状況の変化  
「成人年齢」を回域に引き下げられると、18~19歳をを取りま
く、社会状況に変化が生じる。民法上で成人年齢が18歳になると
「完全な行為を有する成人」と見なされ、説明責任が常に聞かれて
きている。例えば、金融関連の緩和が行われ、親の同意なくクレジ
ット・ローン、携帯の契約について責任を自分で負うことや民事告
訴ができるようになります。一方、飲酒や喫煙は健康面の影響など
を踏まえ年齢が変更されません。競馬や競艇等の公営ギャンブルも
20歳未満は禁止。また、少年法の適用年齢のついては回収未満に
引き下げるかどうか政府の審議会で検討さている。社会状況の変化
による自己責任のあり方について若者に早い段階で成人としての自
覚を促す必要がある。     
キーワード 若者の政治離れ/投票率低下/高齢者優遇政治

第18章 人手不足 何がおこっているのか
第65章 労働力人目の減少による人手不足の実態は
【要点】
①労働力人口と労働力率は、2060年には加速度的に減少する。
②非正規社員が「不足している」企業は「飲食店」が最も多い。
③専門的・技術的職業と対人的なサービス、運輸・倉庫、建設など
現場業務への二極化か進行している。  

1 労働力人口の動き~長期的な労働力人口の減少  
労働力人口とは、15歳以上の人口のうち、「就業者」と「完全失
業者」を合わせたむので、働く意思と能力を持つ人の総数で、国の
経済力を示す指標の1つとされている。2017年の労働力人口は、
6千720万人、労働力率(15歳以上人口に占める労働力人口は、
60・5%(総務省)になっています。近年、労働力人目は微減か
ら微増の傾向を示していますが、人口減少・高齢化と相まって労働
力人目と労働力率は、30年5千880万人、55・5%、60年
には4千157万人、同44・9%へと加速度的に減少するという
厳しい予測がなされている(みずほ総合研究所推計)。  

2 正規・非正規就業者の増加~女性・65歳以上の増加  
こうした状況の中で、17年の就業者(6千530万人)を見ると、
一時期の減少傾向から増加(65万人・以下対前年)に転じ、特に
女性の増加(49万人)が目立っている。正規の職員・従業員 (
3千432万人)では男女ともに増加(56万人)し、65歳以上
では10万人の増加となっています。また、非正規(2千036万
人)では、13万人の増加で、男性が減少し、女性が16万人増加
しる。年齢別では65歳以上が15万人増加している。そして、就
業者が 最も増加した産業は「サービス業(他に分類されないもの)」、
「卸売業、 小売業」で14万人、12万人の増加となっています。
地域別では、 南関東(30万人)、近畿(13万人)での増加が
目立っている。  



3 人手不足の現状~「情報サービス」「運輸・倉庫」、 非正規
では「飲食店」などサービス業で顕著
改善傾向にある就業状況の中でも、深刻な人手不足が続いている。
特に、大手企業をはじめ人気企業は競争率が高く、中小企業の業
や職業によって は「人手不足」の職業も あれば「人手不足倒産」
という状況も発生している。帝国データバンク(「人手不足に対す
る企業の 動的調査」2018年4月 時点2万3118社対象 9
千924社回答)によれば、正社員が「不足している」と答えた企
は、年々増加し49・2%に達した。業種別では、「情報サービス
」(69・2%)を筆頭に「運輸・倉庫」、建設」、「飲食店」、
「放送」の順で60%台と続いている。また、非正規社員が不足し
ている」と答えた企業32・1%で、業種別では「飲食店」が最も
多く、「飲食料品小売」が続き、両業種では人手不足を訴える割合
が7割台で人手不足感が強まっている。全休として見ると、相対的
に高付加価値の専門的・技術的職業と対人的なサービスの職業や運
輸・倉庫、建設など現場業務への不足の二極化か進行している。  

4 今後、どうなって行くのでしょうか~2極化の流れや労働意
の多様化を踏まえた幅広い対応  

長期的な労働力人口の減少、そして深刻な人玉不足の中で、慢性的
な人材不足の解消に向けた努力(企業業種の認知度UP、若い財代
への業界に対する興味喚起、海外からの人材獲得、女性登用、活用、
AI・ロボット化等)が進められます。一方、国では、「働き方改
革」として、「一倍総活躍社会」を実現するため、長時間労働、非
正規と正社員の格差、労働人口不足(高齢者等の就労促進)などを
主要な課題として、多様で働きやすい環境の整備を進めようとして
いる。実施に向けてより一層、検討・充実されなければならないだ
ろう。しかし、実勢としての求人の2極化の流れや労働意識の多様
化を踏まえると、求人・求職のマッチングや時代状況を踏まえた働
き方に向けた、企業業務慣行の見直など幅広い取り組みが求められ
ている。また、求職側においても多様な雇用機会に向けての意識改
革やそのためのスキルアッブ等も求められるっだろう。
キーワード 人口減少/高齢化/人手不足
                        この項つづく



 

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