極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

抗体検査見える化技術

2020年05月16日 | デジタル革命渦論



彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き、雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(
戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成の
こと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。愛称「ひこ
にゃん」。 


                      
13 子 路   し ろ
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「その身を正す能わざれば、人を正すをいかんせん」(13)
「近き者説べば、遠き者来たらん」(16)
「速やかならんと欲すれば、達せず。小利を見れば、大事成らず」(17)
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」(23)
「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し」(27)
-----------------------------------------------------------------
15.定公が孔子にたずねた。「それを信条とすれば国を興隆させる、
そんなことばはあるものだろうか」
孔子はこう答えた。
「ことばは本来そういう機能をもつものではありません。しかし、ご質
問の主旨に近いことばはあります。諺に "われは君たるを楽しまず。た
だ物言いてわれに逆らう者なきを楽しむ" とあります。もし、よいこと
を言ったために逆らわれないのなら申し分はありませんが、万一、わる
いことを言っても君主であるために人民が逆らわないとなれば、この諺
は国を滅亡させることばともなりましょう」

定公問、一言而可以興邦有諸、孔子對曰、言不可以若是、其幾也、人之
言曰、爲君難、爲臣不易、如知爲君之難也、不幾乎一言而興邦乎、曰、
一言而可喪邦有  諸、孔子對曰、言不可以若是、其幾也、人之言曰、予
無樂乎爲君、唯其言而樂莫予違也、如其善而莫之違也、不亦善乎、如不
善而莫之違也、不幾乎一言而喪邦乎。



【高校生物】細胞27 抗体

【ウイルス共生描論23:抗体検査見える化技術】
新型コロナウイルスに感染したかどうかは、血中の抗体を調べることで
知ることができる。病原体に対する免疫の発達は、通常は1~2週間かか
る段階的なプロセス。抗体検査では、基本的に免疫グロブリンの5種類
のうち「IgM」と「IgG」(まれにIgA)を測定する。IgMは感染初期およ
そ7日目に生成され、IgG は感染からだいたい10日目以降につくられる
抗体である。つまり、IgMがあれば感染初期、IgGがあれば感染後期かす
でに治癒したことがわかる。IgA は、主に喉や気管支、腸の粘膜に存在
している抗体である。しかし、現在の新型コロナウイルスの抗体検査は、
その感度によっては偽陽性(陰性なのに陽性と判定されること)や偽陰
性(陽性なのに陰性と判定されること)が報告されるリスクがあり、そ
れぞれの抗体が生成されるタイミングにも左右される。(新型コロナウ
イルスは体内に長期潜伏する? 免疫を獲得できない人もいる? 抗体検
査から見えた「4つの注目すべきこと」、WIRED.jp、2020.05.05)



特徴:感染力が非常に強く無症状患者も多い
それによると、新型コロナウイルスの感染が急拡大した原子力空母セオ
ドア・ルーズベルトでは、船員4,845人のうち856人(17.7パーセント)
が新型コロナウイルスに感染。興味深いことに、陽性患者のうち約50パ
ーセントは、まったく症状のない無症状患者だという。米海軍と米疾病
管理予防センタ(CDC)によると、COVID-19患者の約25 パーセントは無
症状だとされています。乗組員たちがすべての年齢層において一般の人
々より若く健康であることを考えると、無症状患者は50パーセントかそ
れ以上が適切と海軍医学外科局広報担当が説明。また、米国の4つの刑
務所では、受刑者4,693人のうち3,277人が陽性反応を示し、なんと96パ
ーセントが無症状。また、「Nature Medicine」の論文は、COVID-19の
症状が出る1~2日前が最も感染力が強かった。さらに、ベトナムでの研
で、無症状患者2人が合わせて最大4人に感染させていたことを確認し
ており、これらの無症状患者、“健康”に見えても、感染力のある人々
は、無自覚に世界中のコミュニティでウイルスを拡散させている可能性
がある。

特徴:カリフォルニア州ロサンジェルス郡
加州南部のロサンジェルス郡でも、成人863人を対象とした第一ラウンド
の抗体検査結果(IgMとIgG)が、南カルフォルニア大学の4月20日報告
では、成人人口の約4.1パーセントが抗体をもち、同郡の成人人口の2.8
パーセントから5.6パーセントがすでに感染し、約 22.1万人から44.2万
人が抗体をもっている計算になり。4月上旬までに報告されていた新型
コロナウイルスの陽性患者数の28倍から55倍にあたる。

特徴:ニューヨーク州
ニューヨーク州は、19の郡のスーパーマーケットの買い物客から無作為
被験者の抗体検査中間報告(4月27日)、抗体検査の最初の7,500人の住
民の約14.9パーセントがすでに抗体をもっていた。約19,000人の犠牲者
を出しているニューヨーク市だけをみると、実に4人に1人、約24.7パー
セントもの人々が抗体検査で陽性だった。これを州全体の総人口に当て
はめると、約 300万人がすでに感染していたことになる。ニューヨーク
市だけで見ると、約 210万人もの感染者がいた計算になる。ニューヨー
ク州におけるCOVID-19の死亡率は約 0.6パーセントになる。これは米国
における致死率 5.8パーセント(ジョンズ・ホプキンス大学調べ)をは
るかに下回る数字となる。

特徴:COVID-19の実際の致死率と感染者数は
この数字は抗体検査の精度が疑問視される上での初期的な結果だが、ジ
ョンズ・ホプキンス大学などが公表している感染者数は実際のほんの一
部であり、大部分の感染者は軽度か無症状でやり過ごしたことを示して
いる。COVID-19の実際の致死率はドイツのガンゲルトで0.32パーセント、
カリフォルニア州ロサンジェルス郡で0.2パーセントほど、ニューヨー
ク州では約0.6パーセントほどだったと推定。だが、COVID-19にかかっ
たことを証明されたとしても、新型コロナウイルスに対して免疫ができ
たことにはならず、「抗体がある=免疫獲得」ではなく「中和抗体」と
呼ばれるSARS-CoV-2に特化した抗体として(その量を)みる必要がある

特徴:新型コロナウイルスの免疫を獲得できない人もいる
中和抗体とは、特定の病原体に感染後、それに対抗すべく生成される限
定的な獲得免疫のこと、その毒性や感染力を減衰または消失させてくれ
る。新型コロナウイルスに対抗する中和抗体は、体内に侵入したウイル
スの表面にあるスパイクたんぱく質に結合し、細胞への感染を妨げる。
この点で、感染したかどうかを確かめる抗体検査の趣旨とは、また別の
ものである。
上海の復旦大学の研究によると、新型コロナウイルスに対
する中和抗体(NAbs)の有無を調べるため、上海の病院で回復したCOVID
-19の軽症患者175人から血液サンプルを採取した。重症患者を除いたの
は、多くの場合で治療のために輸血が必要。研究チームは患者の抗体を、
高齢(60~85歳)、中年(40~59歳)、若者(15~39歳)の3つのカテ
ゴリーに分けて分析。その結果、多くの患者は発症から10~15日後に中
和抗体の量がピークを迎え、退院から2週間後も安定していた。抗体の
量は年齢に関連しており、高齢者グループは若者グループの3倍以上
あった。また、中年・高齢者グループは自然免疫の活性を示すリンパ球
の値が低く、炎症の度合いを示すC反応性タンパク質(CRP)の値が若者
グループよりも高い。年齢が高くなるにつれ、より高いレベルの中和抗
体が治癒に必要ではないかと推測される。
味深いことに、約30パーセントの患者からは非常に低いレべルの中和抗
体しか検出されていない。10人にいたっては、検出可能な最低レベルを
下回っていた。検出するうえで十分な量の抗体を獲得しなかった10人の
患者について、「T細胞やサイトカインを含むほかの免疫反応が回復に
寄与している可能性がある(査読前論文で説明)。
つまり、白血球やリンパ球などの自然免疫が、十分な抗体ができる前に
ウイルスを撃退した可能性である。1度目の感染で十分な抗体ができな
い----これは何を意味しているのだろうか。再感染が起きる可能性があ
る。

特徴:新型コロナウイルスは体内に長期潜伏するか
一般的に、特定の病原体を撃退するための抗体を一度でも獲得すると、
再びその病原体に感染することはない。だが、抗体のなかには時間の経
過とともに弱くなるものもある。また、風邪や季節性インフルエンザの
ように突然変異するウイルスでは、ある型に対しての抗体を獲得しても、
ほかの型に予防効果は期待できない。新型コロナウイルスは、ほかの4
種類の風邪のコロナウイルスのように免疫の有効期間が短いのか、それ
とも重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)のよう
に数年続くのかいまだにわからない。数種のコロナウイルスと、それら
に対応する抗体をみた過去の研究では、基本的に重い症状を経験した患
者ほど、抗体が持続する期間が長いことを示唆する。中国の温州市第六
人民医院は、COVID-19で入院した33人の患者のデータを8週間とり続け、
新型コロナウイルスのRNA、IgMおよびIgG、そして中和抗体が分析され
る。未査読論文によると、COVID-19の感染初期に咽頭スワブとたんから
高いウイルス量を検出。新型コロナウイルスのRNAが検出不可能になっ
た中央値は、咽頭スワブで18.5日、たんで22日、便で17日という。興味
深いことに、退院後2週間以内に、たんの中のウイルスRNAの検出可能な
再発を認めた患者は、33人のうち3人いた。そのうち1人は検出可能なウ
イルスRNAが59日以上も持続された。これは少数の患者の体内において、
ウイルスが長期潜伏する可能性を示す。SARS-CoV-2におけるIgMとIgGの
産生のタイミングも、ほかのウイルスとは異なることが確認されている。
ほかの種類のウイルスではIgMが感染初期につくられ、そのあとにIgG抗
体が生成される。このため感染からどの程度の期間が経っているのか大
まかに推測できる。ところがSARS-CoV-2の場合、75パーセントの患者に
おいてIgMとIgGがほぼ同時期に生成されたことが確認され、IgMが始終陰
性だった患者も10パーセントいた。このことから、IgMのみを抗体検査
に使用しては正確な結果を得られない可能性を指摘している。この調査
では、数人の患者において新型コロナウイルスのRNAが抗体と50日以上
も共生していた。保護抗体の重要な役割のひとつはウイルスを撃退する
こと。この知見からは、新型コロナウイルスに対する抗体の保護効果に
ついて疑問が残る

特徴:困難な「免疫証明」
いまのところ、「免疫証明」に十分な抗体の有効性は証明されていない。
感染して抗体が確認されたからといって、再度の感染をしないだけの免
疫があるという証拠にはならない。韓国、中国、日本では、いずれも無
視できない数の再陽性患者が報告されている。その理由は体内で残存し
ていたウイルスが再活性化したとの説が濃厚だが、別の誰かからまた感
染した可能性もある。どの種類の抗体がSARS-CoV-2の予防になるのか知
る必要がある。「社会的距離」が緩和され、「免疫証明」をもって職場
復帰するには、非常に具体的な免疫への理解が必要となる。抗体検査に
よる偽陽性の確率も、限りなくゼロに近いレベルに下げなければならな
い。この5カ月で知った新型コロナウイルスの性質は、いまだその全貌
のほんの一面にすぎない
✔  つまり、「解らないことがわかってきた」という段階で、それを疫
学的ビックデータ(電算数理工学)で判断するということ。来年春まで
論文などの速報への釘付け状態がつづく。そして、副作用の小さい特効
薬の早期完備を急ぐしかない。



【第2波は世界を壊滅的状況に追いやるか】
中国人民共和国

中国では数か月にわたるロックダウン(都市封鎖)と移動制限により流
行をほぼ封じ込めたが、北東部の複数の省と中部武漢(Wuhan)市では
集団感染(クラスタ)が発生し、第2波への懸念が高まっている。約750
万人の人口を抱える遼寧(Liaoning)省瀋陽では5月11日、89日ぶ
りとなる地元住民の1人の新規感染が、14日にはさらに住民2人の感
染を報告。市政府は14日、新規感染者らが約 500キロ離れた隣の吉林
(Jilin)省舒蘭(Shulan)市 で起きた集団感染に関連していることを
確認。4月22日以降に吉林省から到着した約7500人、および地元の感
染者3人と濃厚接触した人々には、21日間の隔離と3種類の核酸検査
の実施が義務付けられた。(AFPBB News)



アメリカ合衆国
世界的な死者数は 228,000人を超えた。ジョンズホプキンス大学の地図
とダッシュボードによると、確認された症例数は 320万人を超えている
が、実際の症例数ははるかに多くなる。5月17日現在の集計で感染者数
は4,629,575人に対し、米国は1,466,682人(31.6%)と第1位で、死亡
者数は、311,425人に対し、88,730人(28.5%)2位で272,042人のロシ
アの3倍(上グラフ参照クリック)。 因みに、日本16,209人
、713人。

新しい科学者によるコロナウイルスに関する最新情報
Covid-19と大気汚染:汚染された地域に住んでいる場合、Covid-19で
亡する可能性が高いか

4月30日、インドネシア大学のブ研究グループは、ジャカルタ周辺地
域での大気汚染が新型コロナウイルス感染者およびその関連死者数の数
を引き上げる一因であると推論。
汚染された空気に長年さらされた市民
が新型コロナウイルスに対し最もハイリスクな集団となったこによるる。
同グループは米ハーバード大学の研究により、現在のジャカルタと同程
度の1立方メートルあたりのPM2.5 濃度と新型コロナウイルスによる死
亡率の15%の増加に関連性が見られていることを説明。
さらに PM2.5汚
染が進んでいる地域における新型コロナウイルスによる死亡のリスクは、
汚染されていない地域と比べて4.5倍となっている。
大気汚染が原因の
健康障害や慢性病が併存疾患として、新型コロナウイルスに罹った患者
の病状を悪化させる恐れがある。
世界における発見成果やジャカルタの
PM2.5 の平均濃度をもとに、そのような病状の悪化が想定される。深刻
な大気汚染は健康被害、つまり上気道炎やぜんそく、その他の呼吸器疾
患を引き起こす。
それらの疾患は身体の免疫機構を弱め、新型コロナウ
イルスに打ち勝てなくす。
結果として、新型コロナウイルスに感染した
場合、 重症化する可能性が高い。
併存疾患がない人と比較すると、(併
存疾患を持つ人の) 身体の免疫が新型コロナウイルスに抵抗出来る可能
性は絶対ではない。その一方、健常者が同ウイルスに感染した場合、身
体の免疫があるため抵抗する事が出来るともいう。

衝撃的な影響の大きさ、都市封鎖で汚染改善、緩和後環境対策に一石
米ハーバード大学らの研究者は。をPM2.5の大気汚染物質を長年吸い込
んできた人は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡率が
大幅に高くなることを公表(未査読)。それによると、
米国の人口の98
%をカバーする約3000の郡について、大気中のPM2.5の濃度と新型コロ
ナウイルス感染症による死者数を分析。PM2.5の濃度が1立方メートル
あたり平均わずか1マイクログラム高いだけで、その死亡率(人口当た
りの死者数)が15%も高かった。
汚染された大気を吸ってきた人が新型
コロナウイルス感染症にかかったら、ガソリンに火をつけるようなもの
と言う。
PM2.5は体の奥深くまで侵入して高血圧、心臓病、呼吸器障害、
糖尿病を悪化させ、既往症は新型コロナウイルス感染症を重症化させる。
また、PM2.5 は免疫系を弱体化させたり、肺や気道の炎症を引き起こし
たりして、感染や重症化のリスクを高める(参考:「新型コロナ、重症
化しやすい基礎疾患の致死率は?」
)。
現在のパンデミックの中心地で
あるニューヨーク市のマンハッタンではPM2.5の平均濃度が1立方メート
ルあたり11マイクログラムあり、4月4日時点で1904人の死者が報告
されている。
研究チームの推算によると、過去20年間のPM2.5 の平均濃
度があと1マイクログラムでも少なければ、死者数は 248人も少なかっ
たと推測している。


全国から1,000 軒以上の生産者さんが集うオンラインマルシェ「食べチ
ョク
」を運営していることを知る。野菜・肉・魚など様々な食材を作る
一次生産者さんに「正当な利益を還元する」ことを目的に事業を展開し
ているという。これはと飛びつく。このような動きが「デジタル社会」
で生まれるのだ。ピンチの時にこそ生まれるのだと少し興奮する。



紫外線技術で拡散コロナウイルスに挑む

紫外線の狭い波長帯で空中のウイルスを攻撃する手法は、屋内の公共の
場所でのCOVID-19の人から人への拡散を抑制する可能性を示す。コロン
ビア大学の放射線研究センタのこのテクノロジーは、特定の波長の紫外
光を連続的かつ低線量で放出するランプを使用。遠紫外線と呼ばれ、人
の皮膚、目、その他の組織に害を与えることなくウイルスや細菌を殺す
ことができ、従来のUVライトの問題と同様に。遠紫外光は「ゲームチェ
ンジャー」になる可能性がある。公共スペースで安全に使用することが
でき、それが私たちがそれらを吸い込む前に空気中の病原体を殺せる。
研究チームの実験では、2つのタイプの季節性コロナウイルス air(咳
と風邪を引き起こすもの)を 根絶するのに効果的な深UVCが示す。同グ
ループは以前、H1N1インフルエンザウイルスや薬剤耐性菌の不活化に効
果的な方法を発見。また、動物と人間に関する複数の長期的な研究によ
り、遠紫外線への曝露が皮膚や目への損傷を引き起こさないことが確認
している。


このシステムは、空気中のウイルスが呼吸、咳、くしゃみをしてから数
分後に、空中ウイルスを根絶するための低コストで安全なソリューショ
ン。占領地で広く使用されている場合、深UVC技術は将来の流行とパン
デミックを強力にチェックできる可能性がある。COVIDを引き起こすウ
イルスに対するワクチンを開発したとしても、次の新しいウイルスから
は保護しない。空気中のウイルスが呼吸、咳、またはくしゃみをしてか
ら数分後に空気中のウイルスを根絶できる低コストで安全な手段である。
COVID-19を引き起こすウイルスの世界的な蔓延を防ぐ可能性があるだけ
でなく、将来の新規ウイルスだけでなく、インフルエンザや麻疹などの
より身近なウイルスも防ぐことができる。屋内の広い公共空間で安全な
オーバーヘッド型遠紫外線ランプの使用を想定。既存の照明器具に簡単
に後付けできるこの技術は、病院や医師のオフィス、学校、避難所、空
港、飛行機、その他の交通機関のハブにも導入できる。
殺菌UV光(波長約254 nm)がウイルスやバクテリアを殺す能力を持って
いることを何十年も前から知られていた。病院や研究所では、他の設備
だけでなく、使用されていない部屋を殺菌に殺菌紫外線を使用すること
がよくあるが、従来の殺菌UVライトは皮膚や目に健康上の問題を引き起
こす可能性があるため、人の目の前で使用することはできない。対照的
に、非常に短い波長(約205〜230 nmの範囲)を持つ遠UVC光は、生きて
いる人間の細胞に到達したり、損傷したりすることはできない。しかし、
これらの波長は、空気中や表面に浮遊している非常に小さなウイルスや
細菌を透過して殺すことができる。深UVCランプは現在、いくつかの企
業によって生産されていますが、大規模な生産への立ち上げ、および食
品医薬品局と環境保護庁による承認には数か月かかるが、ランプあたり
500〜1000 ドルで、ランプは比較的安価であり、大量生産されると価格
が逓減する。深UVCは、COVID-19 との戦争において根本的に異なる戦術。
ウイルスが体内に侵入する前にウイルスが拡散するのを防ぐ可能性があ
る非常に希少なアプローチである。


❏膚がん発症なし222nm紫外線繰り返し照射の安全性世界初実証
医療分野や日常での殺菌・消毒の用途拡大に期待

3月29日、神戸大学とウシオ電機株式会社の研究グループは、高い殺
菌力を持つ222nmの紫外線(UV-C)を 反復照射しても、皮膚がんが発症
しないことなどを世界で初めて実証し、ヒトの皮膚や眼にも安全である
ことを報告。
今後、医療や日常生活においてヒトへの直接照射による消
毒・殺菌の用途拡大など、幅広い応用が期待される。

世界で初めて、222nm紫外線(UV-C)を反復照射しても皮膚がんが発
生しないことを実証した。
その結果、ヒトの皮膚と眼にも安全であることが確認された。
>使用した222nm殺菌ランプにおける動物実験で、非常に紫外線に弱い
マウスにおいても皮膚および眼にはがんや白内障※1などの影響が全く
出なかった。
これまでヒトには有害とされた殺菌ランプをヒトに対して直接照射で
きるようになり、医療や日常生活において殺菌やウイルスの不活化の幅
広い応用が期待される。

研究の背景
UVC(波長280~200nm)は オゾン層で吸収されるため、地表には届かな
い。しかし、その強い殺菌力を人工的に活用するため、UVC の中でも波
長254nmを照射する殺菌ランプが開発され使用されている。その254nm殺
菌ランプは強い殺菌力を持つ反面、皮膚がんや白内障を生じさせるなど
人体に対して有害性が強いことから、これまでは照射中はヒトが立ち入
れない場所でのみ使用されてきた。
今回の実験で使用したランプは、25
4nmよりさらに短い波長である222nmを照射するランプで、医療での活用
を想定して開発が始まったものです。222nmは、254nmと比べて、実際に
ヒトの皮膚表面において、254nmと遜色ない殺菌力を有することが神戸大
学大学院医学研究科整形外科学講座(黒田 良祐教授)で報告されていた
が、医療現場では人体に対して直接、かつ繰り返し照射する可能性があ
るため、発がん性などその安全性についての検証が必要であった。

研究の内容
紫外線に対して非常に感受性が高く、野生型マウスに比べて約10,000倍
皮膚がんになりやすいとされる色素性乾皮症A群※2モデルマウスに対し
て222nm 殺菌ランプを繰り返し照射し、皮膚と眼についての安全性を検
証した。
対照として太陽光中の皮膚がんを起こさせる波長であるUVB(
波長 280~315nm )を照射した群では、すべてのマウスに皮膚がんがで
きまた角膜の損傷や白内障などの影響も広範に認められた。
それに対し
て222nm殺菌ランプ照射群マウスでは皮膚がんが全く出来ず、眼につい
ては島根大学眼科学講座(谷戸正樹教授)の協力のもと検証を行うが、
顕微鏡での観察レベルでも全く異常が出なかった(図1)。
また、222
nmが無害であった理由は、その深達度にあることが分かりました。皮膚
においては、従来の紫外線が皮膚の表皮の基底層という一番下層にまで
到達し、細胞のDNAを損傷させてしまうのに対し、222nmは角質細胞層と
いう極めて表層の(垢になる)部分までしか到達しないため、表皮細胞
のDNAを損傷させないことが明らかになった。

開2019-213534 感染症の検出のためのシステム及び方法 セラノ
スアイピー  カンパニー  エルエルシー

【概要】 細菌性、ウイルス性、又は他の起源であるとに関わらず、感
染症は人間の健康に急性及び慢性の課題を提示する。多くの一般的な感
染は、呼吸器に影響する。呼吸器疾患、とりわけウイルス性及び細菌性
起源の感染性呼吸器疾患は、全ての年齢の患者において高頻度に見られ
るが、しばしば、より若年者及び高齢者において、より重篤である。ウ
イルスは、DNAウイルス及びRNAウイルスを含む。細菌は、グラム
陽性及びグラム陰性細菌を含み、及びマイコプラズマ(細胞壁を欠く細
菌)を含み得る。病原細菌に加えて、例えば、呼吸器の疾患等のいくつ
かの疾患は、酵母、真菌、及び他の微小な、病原生命体等の他の微生物
により引き起こされ得る。患者における呼吸器の(及び他の)疾患の一
般的なウイルス性原因の一例はインフルエンザ(“flu”)ウイルス
である。インフルエンザ(“flu”)は、オルソミクソウイルス科(
Orthomyxoviridae  family)のRNAウイルス
に関係するいくつかのウイルスの1つにより引き起こされる疾患を指し、
発熱、頭痛、疲労感及び他の症状が典型的である。各種のタイプのイン
フルエンザがあり;インフルエンザA及びインフルエンザBは、ともに
ヒトにおいて高頻度に見られる。サンプル中のインフルエンザの型の同
定は、用いられるべき予防的手段の示唆を助け、及び集団におけるその
ような感染の追跡を助け得る。
 患者における呼吸器の(及び他の)疾患の一般的な細菌性の原因は、
百日咳、肺炎、及び結核を含む。百日咳は、百日咳菌(百日咳菌)によ
り引き起こされ、及び数週間持続する激しい咳の発作が典型的である。
肺炎は、肺の中の流体、咳嗽、発熱、嘔吐、疲労感、及び他の症状によ
り、特性化される呼吸器の疾患に与えられた名称である。肺炎は、細菌
性又はウイルス感染により引き起こされることができ;特定の症例の原
因の決定は、患者の治療のコースを決定するために、極めて重要である。
肺炎の原因としては、肺炎連鎖球菌(連鎖球菌pneumonia)、
黄色ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌)、アデノウイルス、インフルエンザ
ウイルス、呼吸器合胞体ウイルス、ニューモシスティス・イロヴェチ(
Pneumocystis,jirovecii)(真菌)、及び他の
病原体が挙げられる。結核は、ヒト結核菌(Mycobacteriu
m  tuberculosis)により引き起こされ、喀血、胸痛、悪
寒、発熱、寝汗、及び他の症状が典型的であり、及び致死性であり得る。
感染性の呼吸器の疾患を引き起こす病原体は、典型的には上気道疾患及
び下気道疾患の間で異なり;従って、上気道疾患に感染した患者におい
て見出される細菌性又はウイルス性病原体の種類又は範囲は、細菌性又
はウイルス性病原体下気道疾患に感染した患者において見出される細菌
性又はウイルス性病原体の種類又は範囲とは異なる。しかしながら、呼
吸器の疾患の成功する診断及び治療は、しばしば、感染性の呼吸器の疾
患に感染しているか、又は感染していることが疑われる被験者から得ら
れた臨床サンプルにおける病原生命体の特定を必要とする。上気道疾患
及び下気道疾患に典型的な生命体の間の区別は、呼吸器の疾患の診断び
治療において、極めて重要でもあり得る。加えて、呼吸器の疾患の他の
症状及び後遺症の特定は、成功する呼吸器の疾患の診断及び治療を支援
し得る。
ウイルス性又は細菌性、又は他のものであるにしても、性感染症は、患
者が、そのような疾患の危険性又は感染する可能性を認識することに後
ろ向きであり、及びこれらの疾患について検査されることに後ろ向きで
あるために、特定の公衆衛生の問題を提供する。しかしながら、検査の
欠如及びその結果として生じる疾患状態に関する情報の欠如は、そのよ
うな疾患の増大された蔓延を導き、及び感染患者の治療を遅延させ得る。
いくつかの疾患(例えば、デング・ウイルス、エプスタイン・バー・ウ
イルス、トリパノソーマ感染、マラリア原虫病、及びその他)は、血液
検査(により検出され得る。いくつかの疾患は、拭い取りの分析により
検出され得るか、又は咽喉の拭い取り、鼻の拭い取り、頬の裏の拭い取
り、又は他の拭い取り等の拭い取り等から得られた流体の分析により検
出され得る。疾患は、尿サンプル及び他の臨床サンプルの分析からも検
出され得る。そのような感染性の疾患の治療において効率的であるため
に、検査はタイムリーでなければならない。しかしながら、検査のため
の現在の方法及びシステムは、しばしば時間がかかり、患者に対して不
便であり、患者にとって苦痛であるか、又は不快であるサンプル収集を
必要とし、及び高価であり得る。大量のサンプルを必要とする方法、又
はサンプルの1日又は数日のインキュベーションを要求する方法は、呼
吸器の疾患のタイムリーな検出又は特定において非効率的であり、及び
従って感染性の呼吸器の疾患診断又は治療において、有用ではない可能
性がある。加えて、多くの感染性の呼吸器の疾患は、同じか、又は同様
の症状を提するために、有用及び効果的な検査は、複数の病原体、及び
複数の病原体の種類(例えば、ウイルス性、細菌性、及び真菌性の)の
存在のための検査を必要とする。しかしながら、現在の方法は、しばし
ば単一の病原体又は病原体の種類のための検査に限定されるか、又は少
数の可能性のある病原体だけに限定され、結果の有用性を制限し及び原
因の病原体が特定されない可能性を高める。
従って、インフルエンザ、呼吸器の疾患、性感染症、血液疾患、ウイル
ス性疾患、細菌性疾患、及び他の疾患等の疾患を引き起こす病原体の検
出及び同定のための、改善された方法、システム、及び検定が求められ
ている。(相互参照による組み込み)
本明細書において言及される、全ての刊行物、特許及び特許出願は、個
々の刊行物、特許及び特許出願のそれぞれが、参照により組み込まれる
ために、あたかも明確に、及び個々に参照により示されるのと同程度に、
参照により本明細書に組み込まれ、臨床サンプル中の感染を検出するた
めの、システム、方法、及び機器----小容積の臨床サンプルが、ポイン
ト・オブ・サービス(POS)の場所で取得されることができ、及び前
記POSの場所において、上気道及び下気道疾患を含む複数の疾患に対
する複数のマーカーについて検査され得る。サンプルは、サイトカイン、
又は炎症のインジケーターについて検査され得る。サンプルの希釈、又
は検出のレベルは、被験者の状態及び過去の病歴により決定され得る。
検査結果は、サンプルの検査機器内への配置後に、又はサンプルが前記
被験者から得られた後に、短い時間の量以内で得られることができる。
検出された疾患の治療に対する処方が提供され、及び前記POSの場所
において調合され得る。

❏特開2015-215244 免疫測定における抗HTLV抗体の検出感度を向
上させる方法 富士レビオ株式会社
【概要】現行のHTLV抗体検出試薬・キットよりも高い検出感度と高い特
異性を両立できる手段を提供すること。検体中の抗HTLV抗体を検出する
免疫測定における抗原として、HTLV gp21の特定の領域を含む部分ペプ
チドのN末端にパイロコッカス・フリオサス由来のフェレドキシン(FDX)
タンパク質を連結した融合タンパク質を用いる。gp21部分ペプチドのN
末端にFDXを付加することで、抗HTLV抗体検出の感度が飛躍的に向上し、
さらには特異性も向上して非特異反応が低減する。
                                                     この項つづく





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