さくら舞う トンネルくぐり 歌を詠む はなびらひとつ きみの口元へ
1995年3月に発生したオウム真理教による地下鉄サリン事件について、9月5日の産経新聞の
インタビューではこう答えた。〈うんと極端なことを言うと、麻原さんはマスコミが否定
できるほどちゃちな人ではないと思っています。これは思い過ごしかもしれませんが、僕
は現存する仏教系の修行者の中で世界有数の人ではないかというくらい高く評価していま
す〉。この"麻原擁護"の発言は知識人の批判を呼び、産経新聞社には抗議の電話が鳴り止
まなかったという。
『吉本隆明氏 麻原擁護発言時に産経新聞に抗議電話殺到した』
News ホストセブン、120326
この発言がなければ、吉本の自宅を訪問し、講演趣旨を話し依頼の承諾をとる予定だった。前
もって、資料の郵送を済ませていたが、吉本隆明と浜野保樹のコラボ「21世紀の仕事」は幻
に終わることになる。この作業は孤独だった。企画もある意味で、スティーブ・ジョブズを乗
り越えての構想からくる最先端と飯の食い種が課題だったが、何よりも吉本の思想を理解でき
るひとが身近にいないことだ。そして、不慮のトラブルを考慮したことで日和ることになる。
※田原総一郎 「吉本隆明さんは麻原彰晃を認めると言った」
芹沢俊介と三浦雅士が言うように、吉本の思想や作品の評価が展開し花咲くのはこれからなの
だ。したがって、3月16日はキリスト教のイースターではないが、毎年彼の存在を確認する日
になっていくのだろう。キングサーモンの母川回帰のように。
【イタリア版食いしん坊万歳:マグロの香草パン粉焼き】
具材:マグロ(刺身用)1本、パン粉 適宜、香草(パセリ、セージ、オレガノ、ローズマリー、
タイム、二ンニク、タイムのみじん切り、粒うに(市販の瓶入り) 適宜、生クリーム
バター 適宜
作り方:マグロは全体に塩、コショウをしてから、パン粉と香草を混ぜたものをまぶす。フ
ライパンにバターを溶かし、マグロの両面を約5秒ずつ手早く火を通し、市販の瓶
詰の粒うにと生クリームをあえたソースをかける。ぱさついてしまったブリオッシ
ュをパン粉にすると風味が増し、他の料理にも使える。ソースはバルサミコ1に対
し、オリーブオイル5の割合で作ったドレッシングでもよい。
作業をとめて回復をまって、昼前に桜吹雪の水ヶ浜へドライブ。生憎天気は曇天。お馴染みの
レストランでドライカレーとホットサンドとミルクティーを食べゆっくりとした。ふとみつけ
た花壇に寒さに強いクリスマスローズが大きく育っていることを見つける。これほど大きくな
るには相当の手入れがいるねと確認して一面の花びらの絨毯を踏みしめ、帰りは松原のクラブ
ハリエ ジュブリルタンに立ち寄る。
【そろりと除染をはじめる】
除染作業あるいは方法で高圧洗浄というのは、放射線物質を移動させているだけで効果という
点では薄いということが認識されてきている。また、なかでも早急な対策が求められているの
が、除染作業現場で働く人たちの汚染の暴露防御策。あまり厳重にすると、作業効率が悪くな
る上に費用もかさむ。ある程度汚染暴露防御を担保しながら働きやすくするためにはどんな対
策をとればいいのかといったことにもひとつ一つ目配りが必要となっている。
森林地帯に落ちた放射能、特に常緑樹の場合はかなりの量の放射能が葉に付着したままになっ
ていて。それらは土壌経由でなく、空中を100mくらい軽く飛ぶので、土を除染しても、空間線
量は下がらないケースが生じるという。そうした、森林地帯に落ちた放射能が人間環境にどの
ような影響を及ぼすかをシミュレーションしていく必要もある。除染作業の実施後も、除染が
達成されたかどのように判断するのかという課題も残件している。除染は、土をはがして保管
する土木作業→減容化技術開発の手順が混沌として、専門家の間でも意見が分かれる分野が複
雑に絡みながら横たわっているのが現状。従来の法律との整合性等も考慮しながら慎重に進め
なければならないともいわれる(上表「環境放射能除染学会」の活動骨子参照)。
そんなことを考えながら、自分の体力を考慮しながら、よせばいいのにそろり作業をはじると
いうおまけがついた一日。この問題にどれだけ肉薄できるか?