今日は臆病者のラーメンです。
袋麵のほうが経済的であることは百も承知なのですが、鍋を洗うのもめんどくさい独身ひとり暮らしはカップ入りを選ぶのです。
おいしさの中に渋さがある、ノスタルジーインスタントラーメン。
チキンは肉。そう、肉の話でもしましょうかね。牛タンの話です。
牛タンって仙台名物ですよね。仙台には有名な牛タンの専門店もありますし、定番のお土産のひとつでもあります。
これをみんな自然なこととして受け入れてますけど、僕はちょっとヘンじゃないか、と思うのです。
なんでかっつーと、名物として大量に消費されているせいで、和牛じゃなくてアメリカ産やオーストラリア産の牛肉が使われているからです。仙台名物と銘打っておきながら、その実仙台で育てた牛の肉ではなく、輸入したお肉を提供しているのです。
和牛はけっこう高い。名物として、観光客にそこそこお手軽なお値段で提供するには、適切ではない。ましてタンは希少部位ですから、大量には調達できない。観光客向けに大量調達するには、輸入肉に頼らざるを得ない。だから輸入した牛の肉を使って名物としているのです。
経済的事情だけを考えると、それは致し方ないことと思えますが、でもそれを名物と呼ぶのはどうなのか。
仙台には仙台牛っつーブランド牛がありますけど、まあまあ高級ですから、そのタンにありつくには大枚はたかないといけない。リーズナブルに名物をいただきたいのであれば、輸入のタンを選ばなきゃいけないのです。
仙台名物でありながら、仙台のそれではなく、輸入されたお肉なのですよ。これ、ヘンじゃないですか?
僕はヘンだと思いますけど、みんなあまり深く考えてないようです。原材料の加工・味付けを仙台で行っているから立派に名物と言えるのだ、という理屈なのかもしれませんが。
でも、それもどうかと思うんですよね。たとえばうどんが名物の所でも、小麦は輸入品を使ってたりするでしょ。それはまあいいと思うんです。うどんはある程度加工されたものですから。でも、牛タンってほぼ素材のままじゃないですか。だから輸入したそれを名物として出すってのはいかがなものかと思うんですよ。
そもそも、国産限定であったとしても、牛タンが名物っていうのがけっこうヘンだと思うんですよね。先に言いました通り、仙台には仙台牛があります。高級なブランド牛です。
その「質のいいお肉」は、タンだけではないはずです。その身のすべて、すべての部位がいいお肉のはずです。
だから「牛タン」ではなく、「仙台牛」が名物になっていなくちゃおかしいんですよ。なぜ「タン」という特定の部位だけが名物になるのか。不自然極まりない話ではありませんか。
一体なぜ、このようなことになってしまったのでしょうか。なぜ仙台牛丸ごとではなく、タンだけが名物になってしまったのでしょうか。
別に難癖つけてるわけじゃないですよ。なんでだろーっていう問題提起です。
何か大人の事情というか、複雑な経緯があるのかもしれません。
一体なぜ、牛タンは仙台の名物になったのか。そこに至るにはどんな流れがあったのか。気になります。
ひょっとしたら、それは戦略だったのでしょうか。松阪牛や神戸牛のように、牛丸ごとが名物の所はほかにありますから、それらとの差別化を図るために特定の部位を名物として打ち出すことにした、とか。この推理どうでしょう。
でもこの考えが正しいとして、なぜヒレやランプではなくタンだったのか、という疑問は残りますが。
あ、ちなみに皆さん、牛タンは厚切り派ですか、薄切り派ですか。僕は薄切り派です。
牛タンは弾力のある部位ですけど、厚切りだと噛みごたえがありすぎるんですよね。薄切りだと肉が嚙み切れるプチップチッていう感触を適度に楽しめますし、ネギ塩とかの薬味を、身を丸めて包み込んで口に入れることもできますからね。だから薄切り派。
味付けはタレやネギ塩よりシンプルに塩だけが好きです。30後半あたりから、カルビとかの脂身多い部位があんまり食べられなくなってきたんですけど、タンならバリバリいけますね。
牛のゲップが地球温暖化の原因のひとつだとされていますから、いずれ牛タンはお手軽に食べることができなくなり、仙台でも名物と呼べるほど提供できなくなるかもしれません。そんときゃ代わりに、豚や鶏の特定の部位が新たな名物に選ばれるのでしょうか。
「豚丸ごと」とか「鶏丸ごと」ではなく、それらの特定の部位だけが名物に。
袋麵のほうが経済的であることは百も承知なのですが、鍋を洗うのもめんどくさい独身ひとり暮らしはカップ入りを選ぶのです。
おいしさの中に渋さがある、ノスタルジーインスタントラーメン。
チキンは肉。そう、肉の話でもしましょうかね。牛タンの話です。
牛タンって仙台名物ですよね。仙台には有名な牛タンの専門店もありますし、定番のお土産のひとつでもあります。
これをみんな自然なこととして受け入れてますけど、僕はちょっとヘンじゃないか、と思うのです。
なんでかっつーと、名物として大量に消費されているせいで、和牛じゃなくてアメリカ産やオーストラリア産の牛肉が使われているからです。仙台名物と銘打っておきながら、その実仙台で育てた牛の肉ではなく、輸入したお肉を提供しているのです。
和牛はけっこう高い。名物として、観光客にそこそこお手軽なお値段で提供するには、適切ではない。ましてタンは希少部位ですから、大量には調達できない。観光客向けに大量調達するには、輸入肉に頼らざるを得ない。だから輸入した牛の肉を使って名物としているのです。
経済的事情だけを考えると、それは致し方ないことと思えますが、でもそれを名物と呼ぶのはどうなのか。
仙台には仙台牛っつーブランド牛がありますけど、まあまあ高級ですから、そのタンにありつくには大枚はたかないといけない。リーズナブルに名物をいただきたいのであれば、輸入のタンを選ばなきゃいけないのです。
仙台名物でありながら、仙台のそれではなく、輸入されたお肉なのですよ。これ、ヘンじゃないですか?
僕はヘンだと思いますけど、みんなあまり深く考えてないようです。原材料の加工・味付けを仙台で行っているから立派に名物と言えるのだ、という理屈なのかもしれませんが。
でも、それもどうかと思うんですよね。たとえばうどんが名物の所でも、小麦は輸入品を使ってたりするでしょ。それはまあいいと思うんです。うどんはある程度加工されたものですから。でも、牛タンってほぼ素材のままじゃないですか。だから輸入したそれを名物として出すってのはいかがなものかと思うんですよ。
そもそも、国産限定であったとしても、牛タンが名物っていうのがけっこうヘンだと思うんですよね。先に言いました通り、仙台には仙台牛があります。高級なブランド牛です。
その「質のいいお肉」は、タンだけではないはずです。その身のすべて、すべての部位がいいお肉のはずです。
だから「牛タン」ではなく、「仙台牛」が名物になっていなくちゃおかしいんですよ。なぜ「タン」という特定の部位だけが名物になるのか。不自然極まりない話ではありませんか。
一体なぜ、このようなことになってしまったのでしょうか。なぜ仙台牛丸ごとではなく、タンだけが名物になってしまったのでしょうか。
別に難癖つけてるわけじゃないですよ。なんでだろーっていう問題提起です。
何か大人の事情というか、複雑な経緯があるのかもしれません。
一体なぜ、牛タンは仙台の名物になったのか。そこに至るにはどんな流れがあったのか。気になります。
ひょっとしたら、それは戦略だったのでしょうか。松阪牛や神戸牛のように、牛丸ごとが名物の所はほかにありますから、それらとの差別化を図るために特定の部位を名物として打ち出すことにした、とか。この推理どうでしょう。
でもこの考えが正しいとして、なぜヒレやランプではなくタンだったのか、という疑問は残りますが。
あ、ちなみに皆さん、牛タンは厚切り派ですか、薄切り派ですか。僕は薄切り派です。
牛タンは弾力のある部位ですけど、厚切りだと噛みごたえがありすぎるんですよね。薄切りだと肉が嚙み切れるプチップチッていう感触を適度に楽しめますし、ネギ塩とかの薬味を、身を丸めて包み込んで口に入れることもできますからね。だから薄切り派。
味付けはタレやネギ塩よりシンプルに塩だけが好きです。30後半あたりから、カルビとかの脂身多い部位があんまり食べられなくなってきたんですけど、タンならバリバリいけますね。
牛のゲップが地球温暖化の原因のひとつだとされていますから、いずれ牛タンはお手軽に食べることができなくなり、仙台でも名物と呼べるほど提供できなくなるかもしれません。そんときゃ代わりに、豚や鶏の特定の部位が新たな名物に選ばれるのでしょうか。
「豚丸ごと」とか「鶏丸ごと」ではなく、それらの特定の部位だけが名物に。
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