今回はきのこを食べながらチョコを食べた気分になれる山林です。開催の危機が危ぶまれる東京五輪のパッケージ。
「きのこ・たけのこ論争」という、イスラエル・パレスチナ紛争と同じくらい終わりの見えない争いがありますが、昔は「すぎのこ村」っていう第3のチョコもありましたよね?
ね?ありましたよね?
本日は第15回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのは安田弘之の『鉄魂道!』(全2巻・講談社)です。
安田さんの代表作と言えば『ショムニ』ですけど、個人的には『ショムニ』が面白かったのってモーニングKC全7巻中3巻までなんですよね。ヘル・ブリッツが結成されてから話が変な方向に行っちゃったというかね。あとは『紺野さんと遊ぼう』なんかもいいんですけど、全編ほぼハズレなしの密度からいってこちらのほうに軍配が上がるのかなと。
この『鉄魂道!』は、一話完結でいろんな女性の生き様を、笑えるところも悲しいところも合わせて描いたコメディドラマです。
僕が特に好きなのは、女優さんらしき女性が、大衆的なこきたない定食屋で大量のメシをひたすら食べる話。ストーリーの起伏はまるでないんですけど、すごく爽快感があります。あとフナっていうモデルさんのキャラクターがお気に入り。
あと『ショムニ』の坪井千夏の若き日のエピソードも収録。悲喜こもごもの物語ですけど、基本的には気軽に笑いながら読めるマンガです。
ところで安田さんって、今や『ちひろ』のほうが代表作なんですかね?そっちは未読なんですけど、読んだほうがいいのでしょうか。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、ではなく雑感。
愛知県今治市で、コロナ感染者の中傷ビラを撒いたとして、名誉毀損の容疑で2人の男が14日に逮捕されました。「この顔に、ピンと来たらコロナ注意!」という文言とともに、感染者の写真と名前を記載したビラで、7月24日に複数の飲食店の入り口に置かれていました。
この事件はメディアでもけっこう大きく取り上げられてましたし、ワイドショーでも出演者がみんな「許しがたい」って怒ってたはずです。ですが、「日本的陰湿さ」の発露とでもいうべきこの事例は、ワイドショーと無縁ではありません。
ワイドショーは、取るに足らない些細な悪事でも取り上げ、「悪いのはコイツだ!皆さんコイツを批判しましょう」と世間に訴えかけます。槍玉にあげられた人は、日本中からよってたかって攻撃されます。自宅に投石されたり、いたずら電話がひっきりなしにかかってくることになり、家族もそれに巻き込まれます。これこそ「日本的陰湿さ」の最たるものでしょう。ワイドショーがその空気を作り出しているのです。
だから、コロナ感染者の中傷ビラがよくないと言うのであれば、ワイドショーはまず自らのありかたを根本から改めるべきなのです。「日本的陰湿さ」とは、「ワイドショー的なるもの」であり、現代の日本においてはワイドショーこそがもっともその空気を醸成しているのですから。中傷ビラを撒いた犯人を批判しているワイドショーは、鏡に映った己の姿を罵倒しているのです。
「日本的陰湿さ」から手を切るために、いっそワイドショーの視聴禁止を呼びかけたほうがいいのかもしれません。
「きのこ・たけのこ論争」という、イスラエル・パレスチナ紛争と同じくらい終わりの見えない争いがありますが、昔は「すぎのこ村」っていう第3のチョコもありましたよね?
ね?ありましたよね?
本日は第15回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのは安田弘之の『鉄魂道!』(全2巻・講談社)です。
安田さんの代表作と言えば『ショムニ』ですけど、個人的には『ショムニ』が面白かったのってモーニングKC全7巻中3巻までなんですよね。ヘル・ブリッツが結成されてから話が変な方向に行っちゃったというかね。あとは『紺野さんと遊ぼう』なんかもいいんですけど、全編ほぼハズレなしの密度からいってこちらのほうに軍配が上がるのかなと。
この『鉄魂道!』は、一話完結でいろんな女性の生き様を、笑えるところも悲しいところも合わせて描いたコメディドラマです。
僕が特に好きなのは、女優さんらしき女性が、大衆的なこきたない定食屋で大量のメシをひたすら食べる話。ストーリーの起伏はまるでないんですけど、すごく爽快感があります。あとフナっていうモデルさんのキャラクターがお気に入り。
あと『ショムニ』の坪井千夏の若き日のエピソードも収録。悲喜こもごもの物語ですけど、基本的には気軽に笑いながら読めるマンガです。
ところで安田さんって、今や『ちひろ』のほうが代表作なんですかね?そっちは未読なんですけど、読んだほうがいいのでしょうか。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、ではなく雑感。
愛知県今治市で、コロナ感染者の中傷ビラを撒いたとして、名誉毀損の容疑で2人の男が14日に逮捕されました。「この顔に、ピンと来たらコロナ注意!」という文言とともに、感染者の写真と名前を記載したビラで、7月24日に複数の飲食店の入り口に置かれていました。
この事件はメディアでもけっこう大きく取り上げられてましたし、ワイドショーでも出演者がみんな「許しがたい」って怒ってたはずです。ですが、「日本的陰湿さ」の発露とでもいうべきこの事例は、ワイドショーと無縁ではありません。
ワイドショーは、取るに足らない些細な悪事でも取り上げ、「悪いのはコイツだ!皆さんコイツを批判しましょう」と世間に訴えかけます。槍玉にあげられた人は、日本中からよってたかって攻撃されます。自宅に投石されたり、いたずら電話がひっきりなしにかかってくることになり、家族もそれに巻き込まれます。これこそ「日本的陰湿さ」の最たるものでしょう。ワイドショーがその空気を作り出しているのです。
だから、コロナ感染者の中傷ビラがよくないと言うのであれば、ワイドショーはまず自らのありかたを根本から改めるべきなのです。「日本的陰湿さ」とは、「ワイドショー的なるもの」であり、現代の日本においてはワイドショーこそがもっともその空気を醸成しているのですから。中傷ビラを撒いた犯人を批判しているワイドショーは、鏡に映った己の姿を罵倒しているのです。
「日本的陰湿さ」から手を切るために、いっそワイドショーの視聴禁止を呼びかけたほうがいいのかもしれません。