Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

返還金の内訳

2010-10-23 04:41:38 | 議会活動
 9月28日議会閉会後に開かれた全員協議会で、生活保護費等不正事務の総括として不適切な支給とされた58,498,321円の返還金の内訳の報告がありました。

 国への返還金43,873,739円は、今年の3月議会で一時立て替え払いが承認され、国に返還されています。それに、市に対して返還すべき14,624,582円を加えた58,498,321円を「生活保護移送費等にかかる寄付を募る会」という副市長を会長とする任意団体を設立し、関係管理職員、関係一般職員並びに一般管理職に対して寄付を募って、またこれに合わせて同じ副市長がトップを務める鈴鹿市職員共済組合に協力を求めて、返還金の準備が整ったというものでした。

 内訳は、市長給与の10%減額分   1,796,484円
     関係職員 18名から    6,352,074円
     一般管理職等 232名から 10,226,395円
     その他   6名から     360,332円
     職員共済組合より     39,763,036円
          合  計    58,498,321円

 職員共済組合からの返還金拠出は、一般職員からの提案であり、決して「寄付を募る会」会長として圧力をかけたわけではない。

 共済組合からの拠出金は特別積立金からです。

という副市長の説明に、議員側から特別積立金の中身を問う質問と、市からの補助金がそこに含まれているのではないかという質問、一般職員からの提案とのことだが、数人の職員に聞いたが皆知らないということだったが…という質問がありました。

 これに対し、
・特別積立金は、庁舎改築の際に職員食堂を作るため等にプールしたものである
・毎年、市から補助金を受けるが、プールしたのは職員から集めたお金のみである
・職員共済組合の正式な会議の中で、若手職員から発言されたものである
という回答でした。

 平成21年度決算参考資料として収入・支出内訳表等が提出されましたが、特別積立金がいくらあるという資料の提出はなく、石田議員からいただいた資料から特別積立金が167,602,324円あること、21年度繰越繰越剰余金が9,536,399円あるということ等を知ってはいましたが、説明資料を提出しない市側の態度

 21年度共済組合の収入合計は、113,747,220円    
         支出合計は、114,103,122円

  収入の中で、補助金収入は、 30,615,610円
  その補助金の使途は
   慰安会費38,045,571円の内22,497,575円
   福利厚生費8,476,669円の内8,118,035円
           合わせて30,615,610円を
 補助金から支出したという説明です

 このように、特別積立金は職員からの共済掛金を積み残したもので、決して市からの補助金を残してはいません。22年の市からの補助金も、全職員の給与の1000分の5から1000分の4に引き下げています。職員共済掛金は全給与の1000分の6です。という説明

 理解できません。

 こういう言い訳をした後に、「新たな決意の下に再発の防止及び信頼の回復を進め、今後への貴重な教訓としてコンプライアンスの熟成に向けて、信頼される市役所を早く取り戻すため全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。」と言われても・・・

 一生懸命に働く職員の姿も目にしています。
どうも、牽引している人たちの姿勢に問題がありそうです。

 私たち市民の生命と財産を守るためにではなく、自分の立場と既得権を守るために働いているような気がしませんか

 トップの本音を聞きたいものです

鈴鹿市議会議員 後藤光雄

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