2009年11月22日(日)
中国の国営通信社新華社(the Xinhua news agency)が、本日7:00に配信したニュースによると、中国東北部の黒龍江省(Heilongjiang Province)の炭鉱で大規模な爆発があり、すでに78名の死亡が確認されたことを報じている。
土曜日早朝の2:30に爆発が発生したときには、530名が働いていたが、まだ21人の安否が不明である。
現場では、胡錦濤国家主席と温家宝首相の指示を受けた張徳江副首相が指揮を執り、地下約500メートルの坑内に閉じ込められた作業員の救出活動に当たっている。こうした、高官が直接派遣されて陣頭指揮に当たることが、いかに炭鉱事故が深刻な問題であるかということを物語っている。
中国では、不完全な防災体制のままで、多数の炭鉱の操業がいまだに続いており、国内外からの強い需要に応えようとしているため、今年に入ってからも各地の炭鉱での事故は続発している。
ちなみに2006年には4700名が死亡し、政府の規制が強まる中にもかかわらず、2008年には3000名ものの作業員が死亡している。そして今年は、すでにその数は4000名を越してしまっている。
政府は国内外からの炭鉱の安全と人命優先の圧力を受け、その対策として、防災設備が整っていない中小炭鉱の閉山を指示して来たが、「儲け主義」優先の風潮はなかなか弱まらないのが実情である。
このように中国の炭鉱は、the deadliest in the world(世界でもっとも死者の多い炭鉱)と呼ばれて久しい.
しかし、地球環境問題の観点から、さらに問題が大きいのは、産出された石炭が、家庭暖房用として公害源となるばかりでなく、世界でもっとも効率の悪い石炭火力発電所で、公害対策をまったく施さないまま大量に燃焼させていることである。
中国の老朽石炭火力発電所は、温暖化ガスの原因となる二酸化炭素発生源であるのみならず、重大な環境汚染の源となる硫化化合物、窒化化合物、粉塵を撒き散らす公害源となっている。
中国の国営通信社新華社(the Xinhua news agency)が、本日7:00に配信したニュースによると、中国東北部の黒龍江省(Heilongjiang Province)の炭鉱で大規模な爆発があり、すでに78名の死亡が確認されたことを報じている。
土曜日早朝の2:30に爆発が発生したときには、530名が働いていたが、まだ21人の安否が不明である。
現場では、胡錦濤国家主席と温家宝首相の指示を受けた張徳江副首相が指揮を執り、地下約500メートルの坑内に閉じ込められた作業員の救出活動に当たっている。こうした、高官が直接派遣されて陣頭指揮に当たることが、いかに炭鉱事故が深刻な問題であるかということを物語っている。
中国では、不完全な防災体制のままで、多数の炭鉱の操業がいまだに続いており、国内外からの強い需要に応えようとしているため、今年に入ってからも各地の炭鉱での事故は続発している。
ちなみに2006年には4700名が死亡し、政府の規制が強まる中にもかかわらず、2008年には3000名ものの作業員が死亡している。そして今年は、すでにその数は4000名を越してしまっている。
政府は国内外からの炭鉱の安全と人命優先の圧力を受け、その対策として、防災設備が整っていない中小炭鉱の閉山を指示して来たが、「儲け主義」優先の風潮はなかなか弱まらないのが実情である。
このように中国の炭鉱は、the deadliest in the world(世界でもっとも死者の多い炭鉱)と呼ばれて久しい.
しかし、地球環境問題の観点から、さらに問題が大きいのは、産出された石炭が、家庭暖房用として公害源となるばかりでなく、世界でもっとも効率の悪い石炭火力発電所で、公害対策をまったく施さないまま大量に燃焼させていることである。
中国の老朽石炭火力発電所は、温暖化ガスの原因となる二酸化炭素発生源であるのみならず、重大な環境汚染の源となる硫化化合物、窒化化合物、粉塵を撒き散らす公害源となっている。