サン・さん 倶楽部

339 LOVE ・・・ 登山・鳥・花・旅行等 身近な出来事を皆で 情報交換します

甲斐駒ケ岳(2967m)

2014-09-15 20:37:23 | ジェリー

               空にそびえたつ白い頂へ

9月12日(金)、13日(土)と甲斐駒ケ岳に行って来ました。メンバー6名

<コース>  北沢峠から長衛小屋、仙水峠経由で山頂へ。下りは双児山経由で北沢峠へ

         標高差987m

<一日目>       ~長衛小屋前の河原でテント泊~

 マイカー規制の為 仙流荘(バス発着所)に駐車(無料)。14:20発の南アルプス林道バスに乗り1時間程で北沢峠へ。バスを降りて歩くこと10分程で長衛小屋前のテント場へ。連休前とあって辺りの山小屋はどこも満員との札がたっていた。

テント場は若い人達で活気に溢れている。皆、思い思いに夕食の準備を整えていて翌日の山行を前にはずんでいる。

小屋の前の岩には、甲斐駒、仙丈ヶ岳の登山道の開拓に尽力された竹沢長衛さんのレリーフがあり、黄色い花が供えられているのが目に留まる。

手短かに食事を済ませ早ばやと寝る準備にかかる。我々中高年にとって睡眠は大事だ。さっさと寝るに限る。

<二日目>     頂上へ   ~仙水峠→駒津峰→甲斐駒→駒津峰→双児山→北沢峠~

 AM5:00テント場出発。仙水小屋を経て樹林帯を抜けるとゴロゴロと石の転がる登山道となり視界も開けてきて仙水峠に着く。上着を脱ぎ一息入れる。右手前方に摩利支天がくっきり見える。ここからいよいよ駒津峰への急登の始まり。標高差500mを1時間50分程かけて駒津峰まで登って行く。(隊長&光ッチは体調に合わせて後から行くとの事)。行く手と逆方向に鳳凰三山、北岳、富士山も見える。オベリスクもバッチリ。天気が良くてラッキーだ。駒津峰からは甲斐駒の頂上が見えてきた。360度の展望がすばらしい。

巨岩の六方石を過ぎた所で直登コースと巻道コースの分岐に出る。直登コースを見上げると大勢の登山者が見える。岩場があり危険そう。直登コースを行かれるJanさん組と巻道コースを行く我々Tom組の二手に分かれる。巻道コースの花崗岩のザレ場は歩きづらくて、特に山頂直下の急坂は遮る物が無いので滑り落ちていく様な不安がよぎったものの何とかクリアー。AM10:00頃頂上に着く。頂上には祠と1等三角点。頂上で2組が合流して昼食とする。スッキリとした青空と乾いた空気。大展望に見入る。

             下山

摩利支天に寄り道したいとの事前の希望どおり、Janさん組を一足先にやり過ごし我々は少し間をおいて10:40分 下山開始。駒津峰まで戻って小休止してから双児山経由で北沢峠へと向かう。仙丈ヶ岳がよく見える。ハイマツの稜線をどんどん下って行き「楽勝、楽勝」と思っているとやがて登ったり下ったりの道となり、樹林帯に入るとジグザグの登山道は長く 歩いても歩いても下山口に至らず。14:20分やっと下山。

背中のリュックに両手大荷物の帰宅の登山者達がバス停に向かって歩いて来るのとすれ違う。臨時便バスが出るのか・・。(1日4本だけのバスの最終便16:00は厳守だ)。

テント場から隊長と光ッチが帰って来る我々に向かって笑顔で手を振ってくれる。ホッとする。隊長たちは駒津峰まで登って一足先に下山された旨。テント場は出発時よりさらにテントが増えていて 張る場を探す人や畳んで帰る人でいっぱい。Janさん組もほどなく合流して15:15分のバスの臨時便に乗り込む。

白い頂の美しい姿ですっくと立つ甲斐駒。隣の鋸岳の荒々しい岩山に比べて 優美でやさしい感じの山。しかし その白さを持つが故に大変滑りやすく登りにくい山でもありました。一度きりの出会いになるであろうこの山の美しさを目に焼き付け帰路に着きました。仙流荘で温泉に入ってさっぱりとして帰宅。

 

割り込み
 宿題になっていた摩利支天と直登コースをクリアする事ができました


 摩利支天から甲斐駒ケ岳の山頂を望む


 摩利支天の山頂

 



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
摩利支天 (ふじ)
2014-09-16 08:39:49
 2度目の山行ですが、こんなに素晴らしいのにあまり記憶にない事がショックでした。
直登コースで山頂に着いた時には結構疲れていましたが、摩利支天までどうしても行きたくて、分岐から地図で往復20分と書いてあったので頑張っていきましたが、30分かかりました。でもこの時は満足感で一杯でした。
双子山からテント場までの長かった事、皆を待たせているので気は急いでも足が動きません。
これで甲斐駒は無事卒業です
我儘を聞いてくれたメンバーに感謝です
返信する
それぞれの山行 (Tom)
2014-09-16 09:13:06
南アルプス林道バスの運転手さんの説明を聞きながら初めて眺めた鋸岳、甲斐駒ケ岳の雄姿は格別でした。そこに登ることが出来て良かったです。
今回の山行は体調不良で途中下山したメンバーや、難易度の高いコースまで足をのばしたメンバー、巻道を行ったメンバーなどに分かれましたが、それぞれに山への情熱を持っての山行でした。

去年購入したテントは今回3回目の使用で、元がとれたかな~

返信する
びっくり (Jan)
2014-09-16 17:09:43
南アルプスに初めて登った百名山が、12年前に登った今回の「甲斐駒ヶ岳」
ここの北沢峠からのコースは、バス停から長衛小屋テント場まで10分程しかなくて、テント運搬が楽で、テント泊連中としては楽園です。
前回は駒ヶ岳直下の岩稜直登コースと摩利支天には行かなかったので、今回はこれを制覇でき、天気にも恵まれて大満足の山行きとなりました。
下山後テント場は、三連休のため、空きがなくすごい数でいっぱい、
我がテントも空きを待っている人がいてびっくり、大慌てで撤収片付けとなりました。
返信する
お疲れさまです (tonbo)
2014-09-16 21:56:57
今年の夏山は天候不順でさっぱりでしたが、ようやくお天気が安定してきましたね。
・・・で甲斐駒とはすごいですね!Janさんふじさんは念願の宿題を無事済まされてよかったですね。
眺望もよくていい写真でした~富士山も写っていましたね。テントの花も満開でした。
私にとって甲斐駒は大きすぎる山でした。とにかくしんどかった思い出しかありません。
頂上に着いた時も、長丁場の下山のことを思うと、「着いた!」と喜ぶ余裕がなくて、まったく嬉しくなかったのを覚えています。
そこへ「また行きたい!」とは!信じられんことです。12年経っても当時と同じ思いでおられることがすごいです。

先日NHKで大キレットの縦走を放送していました。Janさんふじさん観られました?
改めてものすごいところに行かれたんだと思いながら観ました。

返信する
覚えていない (ふじ)
2014-09-17 06:41:59
 tonboさん
私は悲しいかな2回行ってやっと少し印象に残るので2回は行かないと行けないのですが、大キレットとジャンダルムは行く気がしません。というより最近は怖いです。
返信する
憧れの甲斐駒 (よこボン)
2014-09-18 18:52:41
お天気に恵まれ三様の登山やっぱり厳しそうな山ですね
仙丈・甲斐駒憧れの山ですが…

日向山の花崗岩の白砂がまぶしかったのを思い出しました。どドンと目の前に甲斐駒の気品ある姿に圧倒され何れはチャレンジと思いましたが今回の皆さんのコース等考えるとやっぱり無理~
少しパワーを分けていただかなくては





 

  




返信する
ついに行けなかった甲斐駒 (いそがし家)
2014-09-19 21:25:16
行きたい行きたいと言ってて行けなかった甲斐駒なのに何も知っていない。
今の私はやはり足が疼いてしまいます。
見事な画像に見入ってしまいました。
実は昨日よこボンたちと登った「日向山」に高1の孫と、同級生のAさんに付き合ってもらって行きました。
ドンと構えた甲斐駒岳を目の前にして、行ったことがあるAさんが色々話してくれました。
ブログ見てから行けばよかったと思っています。
返信する
日向山 (ジェリー)
2014-09-20 09:39:13
「日向山」─  よこボンさんといそがし家さんのコメントで初めて知りました。
岩の形と花崗岩の白砂がとても美しいということですね。

甲斐駒ケ岳は、そこからどの様に見えたのでしょうか。
くっきりと見えましたか。知りたいです。
写真、UPして頂けるとうれしいです。
返信する

コメントを投稿