越後にある百名山、越後駒ヶ岳(魚沼駒ケ岳)と平ヶ岳の2座に行って来ました。
前泊・2泊3日 参加者 6名
8月22(土)~25(火)
8/22(土)<前泊> 北陸自動車道関IC~関越道小出IC~枝折峠P
─枝折峠Pにて─
AM9:35関IC発。PM14:57小出IC着。入浴と食糧品の買い出しを済ませて枝折峠PにPM18:10に到着。広い駐車スペースにはわずか3台の車があるのみ。台風の影響で小雨模様の中をテント設営。日暮れて雨は増々本降りになる。夜中にたびたび車の出入りの音がする。登山を諦めて帰って行く車があるのかもしれない。
8/23(日)<一日目> 枝折峠P~明神峠~小倉山分岐~駒の小屋(泊)
─越後駒ヶ岳をめざして─
AM3:30起床。雨は止まない。車内から外を覗くと駐車場には車が結構とまっている。未明にツアーのマイクロバスがやって来て人の話し声がしてくる。雨の中、ガイドさんの掛け声で体操をしてからサッと出発される。雨は小雨に変わる。下がりかけていたテンションも上がり、AM5:00霧雨の中出発。
ガスがかかって眺望がないのでひたすら歩く。ガスの切れ間に見える雲のたまった山並みが美しい。一時間半も登った頃、ハプニングが・・。Tomが車のkeyを落として来たことが後から来た登山者の方に教えてもらい判明。登り始めで落としたようで、かなりの距離を戻ることになる。皆さんにご心配をおかけした事を反省(今後はTomの首に鈴を付けたKeyを下げてもらおう)。
前駒に差し掛かるあたりから急斜面の岩場を駒の小屋直下まで登って行くことになる。岩が濡れているので滑らないよう頑張って登る。
AM11:15駒の小屋着。気温18℃、雨は降っていないがガスがかかっている。駒ヶ岳山頂へは眺望がきかないので翌日登頂とする。避難小屋は銀マット、毛布あり。料金一人2000円。我々は小屋泊まり一番乗り。小屋の管理人さんは次の方と交代される為午後には下山される。本日の宿泊者20名前後。部屋は1階と2階に分かれていて私達の1階は女性グループ4名を加えて10名でした。
この小屋のバイオトイレはユニークでした。バイオトイレは、おが屑を混ぜて便槽内をスクリューで撹拌し分解するのですが、ここではスクリューを人力で回すのです。モデル付きで写真をお見せできないのが残念ですが、便槽の横に自転車が繋がっていてペダルを前後に30回漕いでスクリューを回す仕組みになっていました。隊長はジムの自転車漕ぎより軽い軽いと言ってだいぶ余分に漕いだそうです。
8/24(月)<二日目> 駒の小屋~駒ケ岳頂上~(ピストン)枝折峠下山~銀山平「奥只 見 荘」(泊)
─駒ケ岳頂上にて─
天気回復。AM5:34小屋出発。小屋の裏手を尾根伝いに20分程で山頂到着。ガスも切れて360度の展望。猿田彦の銅像もある一等三角点の頂上からは、中ノ岳、八海山の越後三山がよく見えた。AM11:55ピストンで枝折峠下山口着。PM12:30銀山平温泉「白銀の湯」に浸かり「奥只見荘」に宿泊。(夕食、朝食弁当付 13218円)
8/25(火)<三日目> 中ノ岐林道~玉子石分岐~平ヶ岳 (中ノ岐コースピストン)
─豪雪地帯の奥深く平ヶ岳をめざして─
中ノ岐コースは皇太子さまが30年程前にこの山に登られる際に切り開かれたコースだそうです。民宿のおかみさんのお話では当時民宿も人の数も少なくてわずか5、6人で皇太子さまをお迎えしたということです。現在は従来のコースの約半分の時間で登れるこのコースを行く登山者が大部分だそうですが(皇太子さまは下山は鷹ノ巣コース)、ここは条件付きのコースです。銀山平の民宿に泊まり、人数が5人以上の場合のみです。
AM3:00起床、AM3:50民宿の送迎マイクロバスは私達と2組4名計10名を乗せて出発。林道を片道1時間半かけてAM5:20登山口着。深くえぐれた幅の狭い湿った登山道を2時間半かけて尾根に出る。更に登った平らな山頂には湿原と美しい池塘が広がっている。東に燧ケ岳がきれいに見える。
PM12:20下山口着。ドロドロになった登山靴の泥をこすり落として一息入れる。登山口の水場にはバケツとブラシが多数用意されていたので、ここはいつもこの様に湿った道なのだろうか。PM12:30きっかりに全員を乗せてバスが出発。昨日と同じ銀山平「白銀の湯」に入った後帰路につく。マイカーでのアクセス往復総距離──947、6㎞
久しぶりの遠出登山でした。Janさんが4日間すべての登山計画書をビシッと作成して下さったので心強かったです。御一緒して下さった皆さんに感謝です。