身延山(1153m) 竜ヶ岳(1485m)
~富士山と南アルプスの展望~
11/23(金)、24(土)に一泊二日で身延山と竜ヶ岳に行ってきました。
一日目 晴れ 身延山
──信仰の山に──
身延山は日蓮宗の総本山として知られていますが、山頂からの南アルプス、富士山の眺望も素晴らしく多くの人達に登られているようです。今回私達も信仰の対象としてではなく、登山として恐れ多くもこの地に入りました。
総本山としての風格と威厳に満ちた巨大な三門(空、無相、無頼の三解脱を表す)脇を通り抜け車をPへ入れる。周りには駐車場方向に沿って「坊」と呼ばれるお堂が立ち並んでいる。行きは久遠寺駅からロープウェイを利用して山頂まで行く。この間 標高差763mをわずか7分でいく。
山頂駅には、奥之院思親閣という立派な建物がある。日蓮上人がここに登られここから両親を偲ばれたという。
山頂展望台からは東に富士山、天子山塊、北に南アルプス、そして近く見上げる位置にこれも日蓮宗の山七面山が眺められた。北岳、間ノ岳~悪沢岳など南アルプスの主だった山は冠雪して真っ白でした。この後、東コースで下山する。急勾配のハードな道が続きます。若い人でも結構きつそうな表情で登っていました。(お年寄りの信者さん達ではちょっと登れないだろうな)。途中にあるお堂などを見学しながら本堂のある久遠寺駅まで戻ってきました。
入浴後、本栖湖キャンプ場へ向かう。
本栖湖畔から見える富士山もきれいでした。「千円札の富士」として有名な所だそうです。また、「ダイヤモンド富士」の見られる人気スポットでもあるようです。
pm3:30頃本栖湖キャンプ場に到着。テントがいっぱい並び、あちらこちらで火をたいたりして林の中はざわついている。皆が連休を楽しんでる模様。湖畔に夕暮れが迫りその景色もまたいい。
二日目 晴れ 竜ヶ岳
──富士山の展望地へ──
am6:30頃キャンプ場を抜けて登山口に向かう。冬枯れの雑木林の中をジグザグに進みます。明るくて見通しの良い落ち葉の道が続きます。山頂でテント泊をして下りて来る人達とすれ違うようになり、富士山展望地に着く。東に富士山が大きく見えています。山頂に日がかかり綺麗です。
竜ヶ岳という名の山は他にもあり竜伝説というのも数々ありますが、山梨のこの竜ヶ岳にもこんな伝説があるようです。【富士山の噴火で湖に溶岩が流れ込み、竜がこの山に昇った】という説、また【富士山の噴火を察知した竜がこの山に昇って村人にそれを知らせた】という説です。
小休止のあと見晴台まで来る。富士山が先程よりもせり上がってきて大きく裾を広げています。水平線のように北に広がるその先は青木ヶ原樹海です。道は笹原になり頂上が見えてきて緩やかな登りとなる。
山頂からは東に富士山、西に冠雪の南アルプス、八ヶ岳が見えます。近くに雨ヶ岳、毛無山も見える。足元に雪がうっすらと残っていて寒かったです。ランチの後早々に下山にかかる。樹間から見下ろす本栖湖は青々としてとてもきれいでした。スポーツセンターから聞こえてくる子ども達の声が近づいてきてキャンプ場下山口に到着。
昨晩は霙がザァーと降ってきたので心配しましたがすぐにやむ。一昨日は今季初めて最低気温が氷点下となったそうです。林の中に点在する冬のバンガローは暗闇の中で不思議な空間を作っていました。冷気とともにこの身がさらわれる様な感覚とでもいうのか・・。夜はまた、方向感覚も狂うので小屋を離れる時には注意が必要です。
バンガロー内で皆で夕食をし、冷えてきたので車中泊とバンガロー泊組に分かれて早々と就寝する。防寒対策もバッチリで熟睡する。
今年は富士山をたくさん見ました。今回も好天に恵まれラッキーでした。
皆さんお世話になりありがとうございました。
割り込み
ダイヤモンド富士? K隊長