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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 11月27日 高校球児の朝は早い(1)

2017-11-27 22:38:53 | B,日々の恐怖






  日々の恐怖 11月27日 高校球児の朝は早い(1)






 高校に入学したての、ちょうど今頃の時期だった。
野球部の朝練で5時には家を出なければいけなかった。
 家を出てちょっと歩くと女の子が顔をうずめて座ってる。
お下げ髪でピンクのワンピースに赤い靴だ。

“ 見た感じ、7、8歳くらいかな・・?
こんな時間にどうしたんだろう・・・??”

とは思ったけど、急いでたしスルーしようと思ったら泣き声が聞こえた。

“ なんかちょっと変な声・・・。”

でも、これをスルーしては高校球児の名がすたる。

「 どうしたの?」

と声をかけると女の子が顔を上げた。
 いや、女の子ではなかった。
70過ぎくらいの婆さんだ。
 俺は、

「 うおっ!」

て声出して仰け反った
 身長が100センチくらいしかない小さな老婆だ。
ガリガリに痩せてて骨が痛い感じ。
でも、髪が異様に黒くツヤツヤしてる。

“ そらまぁ、誰だって驚くでしょ? ”

もうテンパって、その場を去ろうとするとその老婆が、

「 私いくつに見える?」

って聞いてきた。

“ いくつも何も、婆さんやんけ・・・。”














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