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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 1082 身体との会話48

2010-10-19 | AMCT治療
カナディアン競技のパフォーマンスを向上させるぬは、艇の浮き沈みを最小限して推進力を高めたほうがいい。そこで、選手の身体的能力のひとつである柔軟性が必要なる。特に、股関節の柔軟性は必須である。

国体当日も治療ブースに行ったら、すぐに目についたのは選手が入念にストレッチングを行っていた。その選手はカナディアンの選手で、股関節を特にストレッチングを行っていた。スポーツ会場ではよく目にする光景である。特に違和感はない。

その選手は、かなり身体全体が柔軟性に欠如した、いかにも「硬い」体に見えた。すかさず「ストレッチングなどしなくてもすぐに柔らかくなるよ」と声をかけて早速治療に取り掛かった。スタートまでに30分くらいしかなく15分で治療を行う。

治療後は選手が思っていた以上に柔軟せいが増し驚いていた。特に股関節まわりが極端に柔軟になり、バドルを漕ぐ姿勢での重心位置が約10センチ下がっていた。ストロークが大きくなり、力強さがました。

200メートルの予選では敗退したが、タイム的にはよかったらしい。予選レース後の選手の感想は下半身の動きが軽くバドルを漕ぐ力がなんとなくリズムがよくテンポが良かった・・・も一人の選手は、200メートルカヤックで予選を通過して翌日の決勝レースに残った。今までにない身体感覚が良かったとの感想である。

このように身体能力のひとつである、関節の柔軟性はストレッチングでは効果がないとは言わないが、関節の柔軟性を司っているのは神経系であることに注目すれば、自ずと改善するターゲットが決まるはずである。外力的に筋肉を無理に伸ばすという発想はスポーツ界の常識になっている。

拳骨


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