湾曲した海岸線。相模湾上空。随分と高い所まで来たものです。翼で遮られていた前方からわずかづつ・・・期待に胸を躍らせた富士山が見えて来ました。???日本一高い富士山が薄っぺらです。???宝永火口も見えます。ん~間違いなく富士山ではありますが・・・薄っぺら・・・ショックです。伊豆半島上空。富士山を囲むように西側から厚い雲が這って来ました。雲が地上を覆い尽くすが、雲海の遥か上空を飛んでいます。空は雲一つない真っ青な空。遥か彼方に見える地平線は微かに弧を描く。地球は丸いと言う事をはっきり実感できます。でもやはり地上は真っ白な雲に覆われ何も見えません。真っ白な雲と真っ青な空のコントラストが続きます。
ゆっくりと窓から額を離し、背をシートに戻しながら顔を前方に向ける。(くっ首が・・・痛い!寝違えたように筋が・・・)右へ左へと首をゆっくり動かし目じりには薄っすらと涙が滲む。後頭部をシートに押し付け目を閉じ首の痛みが過ぎ去るのを待つ。「何かお飲みになりますか?」CAさんの声が・・・目を開けるとワゴンに積んだコーヒーを隣のビジネスマンが受け取る。CAさんと目が合い、私にも希望を問う。「コーヒーで」「お砂糖とミルクは・・・?」「お願いします」するとテーブルを出すように合図をされる。エンジン音でよく声が聞こえないが手振りで分かるものだなぁ~と感心しながら目の前のテーブルロックを外そうとするが想像以上に固く指先がつるり。もう一度、気を取り直しねじる。バタンッ!バンバン!チョットびっくり、後ろにのけ反るとシートのヘッドレストが後頭部に柔らかい衝撃を伝える。CAさんの微笑みが・・・どんな意味を持つのか?微妙ですね!コーヒーを受け取り、一口。コーヒーの香りが空を彷徨った心を現実に引き戻す。
次回に続く。この調子で行くと年内に終わりそうにないですね。
ゆっくりと窓から額を離し、背をシートに戻しながら顔を前方に向ける。(くっ首が・・・痛い!寝違えたように筋が・・・)右へ左へと首をゆっくり動かし目じりには薄っすらと涙が滲む。後頭部をシートに押し付け目を閉じ首の痛みが過ぎ去るのを待つ。「何かお飲みになりますか?」CAさんの声が・・・目を開けるとワゴンに積んだコーヒーを隣のビジネスマンが受け取る。CAさんと目が合い、私にも希望を問う。「コーヒーで」「お砂糖とミルクは・・・?」「お願いします」するとテーブルを出すように合図をされる。エンジン音でよく声が聞こえないが手振りで分かるものだなぁ~と感心しながら目の前のテーブルロックを外そうとするが想像以上に固く指先がつるり。もう一度、気を取り直しねじる。バタンッ!バンバン!チョットびっくり、後ろにのけ反るとシートのヘッドレストが後頭部に柔らかい衝撃を伝える。CAさんの微笑みが・・・どんな意味を持つのか?微妙ですね!コーヒーを受け取り、一口。コーヒーの香りが空を彷徨った心を現実に引き戻す。
次回に続く。この調子で行くと年内に終わりそうにないですね。