5月12日(火)、居間の窓下に植わるツツジが今年も深紅の花を付けた。正確にはもっと詳しい呼び名があるのだろうが、植物に疎い私には大雑把にツツジとしか呼べない。ずっと前、今は亡き心やさしい親友に頂いたものである。私はその色の鮮やかさが気に入っている。この花が開くとその友を思い出す。同じ市内に住み碁が好きだった。毎週月曜日に同じグループでお手合わせをした。勝ったり負けたりの好敵手だった。また、彼は盆栽への造詣が深かった。彼の家を訪れると、良く手入れされた幾鉢もの松の盆栽が並んでいた。何かのお礼に一鉢貰ったことがあるが、私の手には余って枯れてしまった。