4月2日(金)、愛知県図書館での出来事である。案内係に与太者と疑われた。事の起こりはこうである。調べものを終わっての帰り、駐車場のゲートを出るため精算機に駐車券を入れたが、料金の投入口が無い。後で分かったことだがこの駐車場は、館内設置の精算機で料金を支払い、精算済みの駐車券を入れないと、ゲートは開かない仕組みになっていたのだ。慌てて後退し元の駐車位置に車を戻した。館内に戻って精算しようと思い駐車券を探したが、駐車券が無い。ゲートの駐車券挿入口にさしたままだったのだ。取りに戻ったが、私の後にゲートを通過した車は2台も3台もあって、私の駐車券は行方知れずだ。やむなく館内に戻って案内係に事の次第を告げた。そしてどうすればよいかと尋ねた。案内係は何時頃入場したかと聞くので午後3時頃だったと答えた。するとメモ用紙に計算した数字を示して300円頂きますという。千円札で支払おうとすると案内係はちょっとお待ちくださいといって小声で何処かへ電話していた。ややあって手提げ金庫を携えた女性が現れた。その後には屈強な男性2人が付き添っている。たった300円のことに仰々しいと思ったが、どうやら私は料金を踏み倒そうとする与太者と疑われたようだ。私は自然体で問いかけたつもりだが、案内係との最初のやりとりがきつく響いたらしい。今時こんな旧式な精算機のままで利用者に不便をかけるなという意識が根底にあったのは事実だ。
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