残照日記

 趣味の囲碁、探鳥、カメラ、木工を中心に日々のできごとを綴る

稲わらはどのようにして汚染されたか

2011-07-19 15:18:35 | 日記・エッセイ・コラム

 7月19日(火)、放射能に汚染された稲わらを食べさせられた牛の肉から高濃度の放射性セシュームが検出され、牛肉に対する消費者の警戒心が高まっている。そもそも飼料の稲わらはどのようにして放射能に汚染されたのだろうか。汚染源は被災した福島第1原発とみて間違いなかろう。私が知りたいのはその放射性物質が稲わらに高濃度に蓄積されるまでの経路である。汚染稲わらの生産地の中には福島原発から100キロ近く離れた所もあるという。放射性物質が大気に乗って拡散されたとなると、その影響を受けるのは稲わらと牛肉だけではなかろう。私が当局に望みたいのはもっと広範な環境汚染の実態解明である。今、国民は食物の安全性に怯えている。毎日飲用している牛乳に、かりに放射性物質が含まれていたらと想像するとぞっとする。