3月31日(水)、昼飯のおかずに鰯の干物を焼いていたら、台所の警報機が鳴りだした。けたたましいブザー音に続いて「火災が発生しました。避難してください」との警告である。私は一瞬たじろぎ、周りを見回した。何処にも火災の気配は無い。だが、それまで気付かなかったが鰯を焼いた煙が台所いっぱいに立ち込めていた。警報機はこの煙を感知して発報したとみえる。換気扇を回していなかったのが不注意だった。隣の居間にいた家内は泰然としているので、先ほどの警報は聞こえなかったかと尋ねたら、サイレンのような音がしたが、テレビからの音だと思ったという。折しもテレビは高校選抜野球を放送していた。