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日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

日本人への弾圧とカナリアの朝鮮人

2012-12-12 09:00:00 | (K)のブログ

 12月9日、今の日本社会を象徴する一つの事件が起きた。
 福島第1原発事故で発生した放射能汚染ガレキを大阪府市が受け入れようとしていることに反対する市民らの行動が続けられてきたが、その運動を行ってきた2人が大阪府警に逮捕されたのだ。逮捕容疑は威力業務妨害、不退去だと報道されている。この件では10月5日、11月13日にも逮捕者が出ていて、不当逮捕だと府警への抗議活動も続けられていた。


 今回の逮捕について産経新聞ネット版は次のように伝えている。
 「府警によると、○○容疑者らはハンドマイクを手に演説をしながら約40人の参加者を先導。構内を約250メートルにわたり行進した。逮捕容疑は10月17日午後2時40分ごろから約1時間半にわたり、JR大阪駅(大阪市北区)で「がれき反対」とシュプレヒコールを上げながら練り歩いたり、ビラを配布したりして駅側の業務を妨害したとしている。」


 しかし、11月13日の不当逮捕者を救援するために作られた「11.13弾圧 救援会」のブログによると、大阪駅の東北角の歩道上で街頭宣伝をしたあと大阪市役所へ向かうときに、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けただけだという。
「本日、ガレキ問題で、あらたに3人逮捕(12月9日)」
http://blog.goo.ne.jp/garekitaiho1113/e/9371fe7cbe82c762c5b0cff9c216d47d


 明らかに運動の中心人物を狙い撃ちした、公権力の乱用、弾圧のための逮捕である。2004年の立川反戦ビラ事件を見てもわかるし、「転び公妨」(警察官が狙った人物の近くで自分から転び公務執行妨害罪や傷害罪などで現行犯逮捕する行為)という言葉があるように、昔からこの手の公権力による弾圧はあったわけだが、3.11以後エスカレートしているというか「なりふり構わない」といった感じになっているのは間違いない。


 9日、この事件がネット上で話題になったときに、在日朝鮮人の何人かが、「こういった弾圧をわれわれはずっと受け続けてきた」といった書き込みをしていたのだが、確かにそうだと思った。


 近いところでは、2月28日、月刊イオ編集部が入っている朝鮮出版会館に警視庁公安部をはじめ警察が150人ほどがやってきて強制捜索を繰り広げた。
「繰り返される警察の不当な強制捜索」http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/m/201202
 また、外国人登録法に関連する弾圧事項についても日刊イオで書いている。
「何の「恥じらい」もない弾圧」http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/e4f8ed7f8f37414fa19624f4f81772b7
 朝鮮新報に載った「不当な政治弾圧-強制捜索」の一覧はこちら。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/02/hutoukyouseisousaku.htm



 日本で朝鮮人は「カナリア」の存在だと言われてきたと、大先輩の記者に教えられたことがある。地中のトンネルに入るときに有毒ガスがあるかどうか、カゴのカナリアが死ぬかどうかで判断した。日本が軍国主義へと進む前に、必ず在日朝鮮人に対する弾圧が先行したのだと、その後、軍国主義に反対する日本人にも弾圧は拡大していったのだと、大先輩は語っていた。


 常に在日朝鮮人は弾圧を受けてきたけれど、90年代後半に入り、特に拉致問題を口実に、在日朝鮮人への攻撃が強まっていたことを、今の日本社会を見ていて思い返してしまう。


 2月28日の当ブログ「繰り返される警察の不当な強制捜索」の中で、日本人弁護士の話を紹介しているが、再び引用する。
 
  「現在、在日朝鮮人が直接の標的になっていますが、今後、誰が標的になるかわかりません。国家から標的とされたら最後、もはや手も足も出ません。『法の厳格な運用』と言って不平等な運用をするということは、時の権力者にとって都合の悪いことを言う人たちに対してはいつでも襲いかかってくる可能性があるということです。多くの日本人は今は矛先が自分に向けられていないから 、さほど危機感を感じていませんが、現在の一連の朝鮮総聯への不当な捜索は、日本政府が底辺の日本人を切り捨てていることと表裏の問題であり、在日朝鮮人だけの問題ではなく、日本人の問題でもあると考えています。」


 このように警鐘を鳴らしてきた人たちがいたが、しかし、警鐘は多くの人々の耳にとどかなかったようだ。今日の事態に至ったのは結局、一般大衆の責任だと言えよう。


 この原稿を書いているときに、東京都知事選に立候補している前日弁連会長の宇都宮健児氏の支援団体が作成した法定ビラを配布しようとした男性が、マンション内に許可なく侵入したとして、「住居侵入容疑」として警視庁三鷹署に現行犯逮捕されたというニュースが入ってきた。


 憲法改悪、自衛隊の国軍化、核武装…こういうことを公然と言う政治家を一般大衆が選ぶのかどうか、16日の選挙に注目したい。(k)


 


2012年最後の校了

2012-12-11 09:00:00 | (麗)のブログ
昨日の(愛)さんのブログを読んで、私も三分間のうま煮ラーメンとチャーハンが食べたーいと思ってしまいました。
私が朝鮮大学校に行ったのは、確か今年の3月くらいでしょうか…? 後輩の卒業展を見に行った以来です。

さて、昨日、無事に1月号の校了を迎えてほっと一息しています。
これからしばらくゆっくりできるなーとコタツに入りまったりとしていたら、
「なにかを忘れている…なにかを…」と考えていたらイオブログを書く日でした。
なので、かなり短くなりますがお許しください…。

昨日の校了を迎えて、気付けばこれが2012年最後の締切なんだなーと思うと、本当に一年は早かったです。
なにかいろいろあった2012年でしたが、今年は明るく締めくくりたいものですね。


あとは、ちゃんとイオが出来上がるのを見届けて、
忘年会など、一年を締めくくるイベントがあるので、それらをめいっぱい楽しんで大阪に帰りたいと思います。
と、1月号を終えた私の頭の中は早くも地元へ帰ることに向かっているのですが(笑)


大阪に帰ってからも、大阪朝高ラグビー部の応援やら
地元の友達と会う時間があるので、年始も楽しめそうです。(麗)

月刊イオ2013年1月号に向けて

2012-12-10 09:00:00 | (愛)のブログ
イオ2013年1月号の校了日まで、目前と迫ってきました。
今日が勝負の日なので、編集部は慌ただしくなっております。

イオ1月号工程中は新連載も始まるということで、
方々に足を運んで、撮影などを担当させてもらうことが比較的多かったです。
先日、久々に母校である朝鮮大学校にも足を運び、
学生時代に習った恩師にも会ってきました。

朝鮮大学校は私が学生のころと周りの環境も、さほど何も変わっておらず、
時間がゆっくりと流れていて、
まるで学生時代に戻ったかのような、懐かしい感覚になりました。
恩師とも、今回仕事で打ち合わせすることになったので、
少々いやかなり緊張しましたが、学生時代の時と変わらず話せたのがうれしかったです。

帰りには朝鮮大学生の行きつけである、通称3分間というラーメン屋さんに寄ってきました。
入るのは約10年ぶり。
でてきたのを見てびっくり!!れんげの大きいこと(笑)
1人前の量ではない特盛に、あ~確かにこんな感じだった~と懐かしく頂きました。
まさに学生時代の青春の味!です。

恩師との仕事の内容はまだ秘密にしておきますが、
きっと良い連載になる予感がしています。
イオ1月号完成まであと少し!
こうご期待ください!!(愛)

冬はじまる

2012-12-08 09:00:00 | (淑)のブログ


ここ数日めっきり冷え込みましたね。
去年の冬も厳寒と言われましたが、今年の冬もまたずいぶんと寒そうです。
5日、大雪に見舞われた平壌では、12月に降る雪としては記録的な積雪だったと、朝鮮新報が報じています。
同日、ソウルでも大雪注意報が出されたみたいです。
東京の初雪はいつ頃でしょうか。

季節は12月で、街はネオン輝くクリスマスムード一色。
私の住む街でも、駅前広場の背の高い杉の木が光をまとって、通りをぴかぴかと照らしています。
真冬の寒空も好きですが、初冬が一番好きな季節です。
凍った冬のにおいと、湿度のない空気を吸い込むと、なぜだか心も体も澄んでいくような気がします。
中学生の頃だったか、四季をテーマにした本の中で、
「寒い寒い冬だからこそ、“あったかい”という感覚や感情をひときわ感じることができ、
人のぬくもりも大切なものとして感じることができる」
といった内容を読んだことがあります。

冬がはじまれば、あれよあれよという間に年末年始がやってきます。
年の瀬には、あぁ今年も終わって年が明けたら一つ歳を取るのだな、と毎年のように考えます。
早生まれなので、年末年始は一年を振り返り新しい一年を迎えると同時に、
自分自身をリセットするような感覚になります。

まだまだ今年を終える実感も、振り返る余裕もありませんが、新しい年に備えて、
心のゆとりを持って年末を迎えられるように、12月は前もって仕事をするよう努めたいと
ここ数日、1月号の校了日を目前に慌ただしく過ごしながら考えています。(淑)

今年の12月は…

2012-12-07 09:00:00 | (相)のブログ
 今年も残りあと1ヵ月を切りましたね。
 世間は選挙(衆院選、東京都知事選)の話題で持ちきり。韓国でも大統領選挙があります。そして先日、朝鮮民主主義人民共和国は今月10日から22日の間に人工衛星を搭載したロケットを打ち上げると発表しました。国内や周辺諸国の政治イベントが多く重なる今年の12月は例年にもましてあわただしくなりそうです。

 そして「イオ」編集部は、というと、今年最後の「校了日前の追い込み」の真っ最中です。来年1月号を制作しているのですが、1月号というのは新連載の始まりの号で、レイアウトも含めて誌面の構成がガラッと変わるので、通常の工程よりもバタバタする度合いが大きいといえます。そして、次の2月号も年末、年始の休暇を作業工程の間に挟むので、通常よりもタイトなスケジュールになってしまうのです。12月号、次の年の1月号、2月号の編集期間が1年の中で最も忙しいといえるかもしれません(私の個人的見解)。
 しかし、このスケジュールは事前に織り込み済みのことなので、前もってちゃんと準備すれば実は大騒ぎするほどのことではありません。今の時期に「忙しい、忙しい」と心の中で叫びながら焦っているのは、このあらかじめ決まっていたサイクルから目を背けサボったツケを今になって払っている人です(私ですね)。
 1月号校了後に催される職場の忘年会を楽しみに、そして、たまった代休を年内に消化できることを期待しつつ、今日も職場のデスクで原稿を書きます。

 そして、12月といえばクリスマス。先日、俳優の山本太郎さんが「新党 今はひとり」を立ち上げたことが話題になりましたが、私も、今はひとり、
明日もひとり、クリスマスもひとりでしょう。
 2年前はクリスマスに合わせて地方取材の日程を組み、取材先でお世話になった人々の夜の予定をつぶすという「嫌がらせ」をしてしまいました。昨年は、金正日総書記の急逝というショッキングな出来事があり、仕事納めまで怒涛の日々が過ぎていきました。今年は…2年前のように見知らぬ地で過ごそうかな、と秘かに考えています。

 ともかく、残った3週間ほどの日々を有意義に使いながら、2012年をしっかりと締めくくりたいと思います。とりあえずは、数日後に迫った1月号の校了日を目指してがんばろう! (相)

クリスマス

2012-12-06 09:00:00 | (瑛)のブログ
 街はクリスマス一色ですね。大人になった今でこそ、「買わせるため」の宣伝や広告を冷ややかに見ていますが、子どもは違う。ここぞとばかりのチャンスに願いごとを叶えようと必死な光景も見られます。

 ある日、小学生の息子が「○○が欲しい」と私に言うので、「じゃあサンタさんにお願いしようか」と応えると、「サンタさんがいないことをわかってしまった」と声を震わせながら言うのです。見ると目は赤く。。。しかし、私は吹き出す笑いをこらえることができず(ひどい母親)、またそれが彼の怒りを買ってしまったのです。「オンマはなんで笑うの!」。

なんでも、彼が好きなアニメ「トムとジェリー」の中で、あるおばさんがツリーの下にプレゼントを置くシーンがあったらしく、それを見てサンタがいないと思ったらしい。この話を保育園の先生にすると、「まだ知るには早かったんですかね」と先生は微笑み顔でした。そうだったのかも。

 サンタが、いるかいないかはさておき、子どもの頃に信じていたことがガラガラと音をたてて崩れるという経験、ありますか? 息子の様子を見て、「子ども時代っていいな」と思いつつ、その夢を笑ってしまった「大人な自分」に気付かされ、「何かを信じる」ってことがいつまで可能なんだろう、なんてことを思いました。

 「信じる」というと、その対象は「人」「理想」でしょうか。一度裏切られたとしても、思いなおすことで、また信じなおすことは可能だろうと思います。人生経験を積み重ねていくなかで、信じるものの意味合いも変わってくるような…。

 子どもたちには、これから進む長い人生のなかで、誰かを信じることで、ある時は裏切られたと思うことがあるでしょう。もちろんその逆も。

何はともあれ、「子どもの実感」を大人の尺度で見てはいけないと自戒したしだい。クリスマスプレゼント、お年玉と大人は出費が続きますが、子ども心を思い出しながら、楽しいイベントにしたいと思います。(瑛)

朝鮮の人工衛星打ち上げと日本

2012-12-05 09:00:00 | (K)のブログ
 朝鮮中央通信は、朝鮮民主主義人民共和国の宇宙空間技術委員会スポークスマンが1日、朝鮮が12月10日から22日の間に人工衛星「光明星3」号を打ち上げると発表したことを伝えた。4月以来の打ち上げとなり、発射場所は4月と同じ平安北道鉄山郡の西海衛星発射場で、南方に向けて打ち上げるとしている。

 日本政府はこれまでと同じように、国際的に認められた権利である朝鮮の人工衛星打ち上げを「長距離ミサイルの打ち上げ」と難癖をつけ、不必要に緊張をあおり、「北朝鮮は悪い国」というイメージ拡散に努めている。前回と同じように地対空誘導弾「PAC3」部隊を沖縄に配備させる。また、北京で予定されていた朝・日協議を一方的に延期してしまった。本当に「緊張」を解きほぐしたいと思っているのなら、こういうときこそ直接話し合うことが有意義なはずだ。

 日本政府のこういった対応は、愚かしいことだと思うけれど、理解は可能だ。朝鮮はアメリカとまだ休戦状態にある。アメリカは休戦後も強攻策、柔軟策を織り交ぜて、何とか朝鮮政府を押しつぶそうと躍起になってきた。アメリカの軍事同盟を結ぶ日本も朝鮮を敵視し続けてきた。現実に制裁措置を取り続けている。また、在日朝鮮人を人質のように扱って弾圧するという極めて悪質なこともやっている。日本が今回のロケット発射を利用して、朝鮮を攻撃したり悪いイメージを植えつけようとするのは、「敵」である朝鮮に対するある意味当然の行動だとも言える。
 イスラエルがガザを攻撃しどれだけの一般市民を殺しても、日本政府は真剣に非難しない。アメリカ軍がどれだけ日本で犯罪を犯しても日本政府は真剣に抗議しない。イスラエルもアメリカも味方(親分)だから。愚かなことだが、単純に言うとこういうことなのだろう。

 日本のマスコミの対応はもっと愚かだ。今回もこぞって、政府の尻について不安をあおっている。政府が敵対していても、きちんと事実を見て冷静に報道し政府の暴走を止めるのが、「第4の権力」と言われたマスコミの役割なのではないのか。「ミサイル発射実験とみられる「衛星」発射」とか「人工衛星とする長距離弾道ミサイル」とか、恥ずかしいフレーズを使っているのは日本のマスコミだけだ。
 イスラエルのガザ攻撃についても、怒りをもってイスラエルを糾弾する日本のマスコミ報道をみることはなかった。マスコミの存在意義がどんどんなくなっていくのを日々感じる。

 しかし今回、4月の打ち上げに比べて報道が少ない。一つは選挙という大きなニュースがあるからということもある。もうひとつは、4月のときは朝鮮が世界のマスコミを招待し発射場を公開するなどしたけれど今回はそれがないからだ。特にテレビは「絵」があるかないかが重要で、報道の大きさがずぶんと変わってくる。そして、発射も何度目かになり、「新鮮味」がなくなって、視聴率が取れないというのも理由としてあるのだろう。判断基準はそれくらいのものである。


 ちなみに、4月の人工衛星打ち上げはイオ編集部の飲み会と同じ日に行われたが、もしかしたら今回の発射もイオの飲み会(忘年会)と同じ日になるかも知れない。ぜひ成功して祝杯をあげたいものだ。(k)

「続・オギオンマの子育て日記」の最終回を迎えて

2012-12-04 09:00:00 | (麗)のブログ
朝鮮新報で連載している「続・オギオンマの子育て日記」が、12月3日付けで最終回を迎えました。
私はこの連載で二年間、イラストを担当していました。

連載当初、小・中学生だったお子さんたちは、みるみる成長していき、いまでは高校生…!
絵柄もその時の年齢に合わせて「可愛くプニプニした輪郭」で描いていたものが、気付けば「顔も体も凛々しい輪郭」に。
イラストの中でも成長しているお子さんたちが「ああ、もう二年も経ったんだな」と思わせてくれます。

また、「子育て日記」のイラストを描き始めて一番驚いた出来事は、オギオンマの息子さんが、フットサルのジュニアスクールのコーチを務めている私の兄のスクール生だっということ。
この事は、「子育て日記」を担当している部署の後輩から見せて貰った写真で発覚しました。
まさか、息子さんや他の生徒たちと仲良く写っているのが私の兄とは…。
偶然というか、在日同胞社会は本当に狭いなぁ~とこの時、再確認しました。(笑)


なにはともあれ、オギオンマの伸び伸びとした子育ては、一読者としてもとても楽しく読ませて頂いたし、私のイラストの成長にも繋がった素晴らしい連載だったと思います。

これからも優しくも逞しいオンマ、おかしくも愛しい子どもたちでい続けてくださいね。
オギオンマ、二年間ありがとうございました!(麗)

「街中のネコ」シリーズ

2012-12-03 09:00:00 | (愛)のブログ
最近、自分の写真を整理していると懐かしい写真がでてきました。
街中のネコシリーズ第1回目となった写真たち。
会社に入社したてのころ、ネコ好きな私に上司が会社近くの道を指しながら、
子ネコがいるみたいよと、教えてくれてカメラ片手にわざわざ見に行ってきました。

そこにはネコの家族が!
親ネコとともに子ネコが、たっくさん!!


あまりのかわいさにノックダウンしそうでした。
東京にでてきて慣れない仕事の中で緊張しながらいっぱいいっぱいになってた頃で、
久々にネコたちのかわいらしい姿をみて
元気がでたのを思い出しました。


実家にはネコを三匹も飼っているほど、ネコが大好きな私なので、
夢中でバシャバシャ撮っていました。
実家にはたまにしか帰れないので、癒しをくれるネコを街中で見つけたり、
かわいいネコ写真をみるとかなり萌えます。
今日もこれらの写真をみて、元気をだして、今週のイオ工程の忙しさを乗り切りたいと思います。(愛)

キムチたこ焼き、ピロシキ、ナシゴレン、そしてサムルノリ&朝鮮舞踊サークル

2012-12-01 08:47:20 | (淑)のブログ
 先日、沖縄から上京していた友人に誘われ、東京外国語大学の学園祭「外語祭」におじゃましてきました。
 同大へはシンポジウムなどで訪れたことはありますが、学園祭に行ったのは初めてで、同大出身である友人に案内してもらいました。
 やはり外国語大学。キャンパス内には国際色豊かな様々な企画があふれていました。
 広場をぐるっと囲むようにして世界各国の料理店が軒を連ね、どの国や地域の料理店かひと目でわかるように、各々を象徴する国旗、観光名所、名産などが描かれたカラフルな看板を掲げていました。あっちこっちと目移りしながら数ある料理から選んだメニューは、コリアからキムチたこ焼き(朝鮮料理と大阪名物のヒュージョン!)とチヂム、ロシアからピロシキ、フィリピンからナシゴレンの計4品でした。うーん、キムチたこ焼きとチヂムには悪いけど、ナシゴレンが一番美味しかったかも。

 つい「食べブロ」のようになってしまいましたが、今回学園祭を訪れたお目当てはこちら。


 サムルノリサークルと朝鮮舞踊サークルの公演です。
 とくに、外大の朝鮮舞踊サークルの存在は聞いており、部員はほとんどが日本人の学生たちということで、以前から一度訪ねたいと思っていました。
 同サークルは、朝鮮学校出身で舞踊経験者の高仙雅さん(スペイン語科4年)が入学時に、メンバーを集って立ち上げたもので、過去に朝鮮新報でも紹介されています。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2011/06/1106j0413-00005.htm

 写真は同サークルの練習着。後ろ姿はまるで朝鮮学校の舞踊部です。後輩を見ているようでした。


 披露された曲は、独舞「貝の踊り」「若き舞姫」「桔梗の花」の3曲。ご覧になったことがある方はおわかりでしょうが、どれも難易度の高い演目です。
 民族舞踊を習得するのは、そう簡単なことではありません。たとえばバレエなどで基礎を学んでいればポーズや体幹はしっかりしていても、息遣いや表現、独特のリズム感などを身につけるには、技術的な側面だけでなく文化や歴史を知らなければ、心と体で表現するのは難しいでしょう。
 ですが外大の舞踊サークルの腕前は、一見すると在日同胞の舞踊経験者と見紛うほどで、作品の世界観を表情や動作、息遣いで表現しようとする姿から、朝鮮舞踊と真剣に向き合い、本気で取り組んでいることが伝わってきました。
 それもそのはず。話を聞くと都内の舞踊研究所に通い研究生として練習を積んでいるそう。レベルの高さも納得です。
 舞踊サークルの部員は現在13人。今回私が知り合ったのは、全員立ち上げメンバーの4年生で、来年は卒業です。
 かのじょたちが一から築いた同サークルが、かのじょたちの卒業後も、同大学で日本人の学生たちが朝鮮舞踊、朝鮮の文化と出会い触れ合う場所として続いてほしい、そう思いました。(淑)