迷走日報。。。

競艇・競輪・オートレース・ばんえい競馬…博多の小バクチ打ちが綴るグダグダ日記です。目標は毎日更新。

水の如く

2012年01月17日 | たわいない日常
昼休憩中にちょこちょこ読んでいた、童門冬二著の黒田如水を本日読破した。
黒田如水モノは過去に数点読んでいたので、あらすじを完全理解した上での読破だが。
改めて思う。如水って「すっげえアタマの良い、アタマの悪い人だったんだなぁ」って。
ここでいう「すっげえ」は「アタマの良い」に掛かっているので、履き違えの無いよう。

計略・調略に誤り無し。ものっそいアタマが切れる人だったと思うが…
変に注目されまくって警戒されまくって。現代でもいるよね、頭良いけど世渡りが下手な人。
そして最後は関ヶ原半日終了で天にまで見放されて。黒田官兵衛苦笑い。
要らん事言わんどけば天下獲れとったのに。過度な自己顕示欲は身を滅ぼすね。

そんな黒田如水のファイナルソング…もとい、辞世の句は以下の通り。
おもいおく 言の葉なくてついに行く 道はまよわじ なるにまかせて
策に生きた如水の本心か、はたまた死を前にして悔い無き心境で詠んだのかは分かりかねるが、
人生終わりを目前にして、こう言い切れる人生を送りたいものだ、とは思った。

如水みたいに頭良くないけど。無駄口叩かなければ平穏無事に生きていけるかな。