満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

更新しました

2006-07-20 00:56:44 | サイト関係

皆様ごきげんよう。
朝、途中から電車が激混みして、ブレーキがかかった途端人の雪崩が起きて転んだ人がいたんですが、危うく巻き込まれそうになった黒猫でございますよ。危ねぇ危ねぇ。あの時は吊り革がわたしの命綱でした。離したら絶対倒れてた。でも正直腕抜けるかと思った。なんか知りませんが「腕どうにかなったらどこに治療費請求すればいいんだ」という生々しい思いが頭を掠めました(いやらしいな)。

雨の日の電車は総じて少々遅れるし、やや混むのですが、今日のはなんかすごかったな。混み方はそうでもなかったけど・・・乗った人が素人っぽいというか、通勤客じゃない人が多かったようです。知らない顔ばっかりだったし。(※わたしはいつも同じ車両に乗るので、通勤客は何となく見覚えがあります)
つい先日ネット上のコラムで「都市部の電車通勤の人は、およそ一ヶ月かけて乗り方・降り方のコツを覚えていく。ゆえに、新学生・新社会人がまだ電車に乗りなれない4月は乗降のもたつきが原因となり遅延が多い」という説を拝見したのですが、これ、わりと当たっている気がします。己の荷物の引き付け具合、他者からかかる力の受け流し具合を、身体で覚えていくのです。もう武道の世界ですね(笑)。つまり今日は通勤客じゃない人が多かったので、踏ん張りどころがわからなかったんでしょうね。それにしても朝から疲れた。


それはさておき、SS更新しました。ビ城で『ジャックと豆の木』。
十二小隊を書く時、ジャックをいちばんおざなりにしてしまいがちなので、たまにゃあ主役に据えてドーンと書いてみよう!と思い、書いた話なのですが。アレ?主役?ダレ??みたいな感じになってしまいました・・・ごめんなさい。タイトルはイギリスの有名な民話からパク・・・いえ、インスパイアされたんですが、「ジャックを主役に」→「じゃあもうタイトルからしてそれっぽく」→「ジャックと豆の木でいいじゃん」という流れだったにも関わらず、正直タイトルあんまり関係ないよねという話になってしまい、反省しております。だってジャックって喋らないんだもの・・・難しいよう。当初の予定通りアイラか子どもか動物と組ませればもうちょっと動いたかもしれません。でも何故かあんなんことに。特にオチ、ナッシュ好きの方はごめんなさい。わたしのサイトではナッシュとエースとボルスはまず幸せになれないと思って頂けると幸いです。だってオチ要員だもの(笑)。

万が一キリゴロリクエストで「ナッシュかエースかボルスが幸せになる話で」というリクエストが来たなら、わたしは笑顔で「無理です」と即答すると思います(笑)。


明日はマカオ旅行代金(残金)の支払いに行って来る予定です。申込用紙失敗しちゃったんだけど、もう一枚いただけるかしら・・・。
ああ、お金が出て行く一方ですよ。なのにこんな時に限ってセキュリティソフトの有効期限が間近に迫っていたり。結局マカフィーいいの?ウイルスバスターとどっちがいいの??

梅雨の逆襲か

2006-07-19 01:33:47 | 雑記

皆様ごきげんよう。雨ニモ負ケズ普通にチャリで駅まで行きました、黒猫でございます。
高校生の頃から(最寄り駅までの)チャリ通に血道を上げるわたしとしましては、横殴りの雨でもない限りチャリ通をやめるつもりはありません。あ、でも道交法が変わって、自治体によっては傘差し運転は逮捕大将・・・イヤイヤ、逮捕対象になるんでしたっけ。雨合羽着用ならOKという説をどこかで読んだような気がするんですが・・・ううーん、雨合羽ねえ・・・持ってないし。なんていうかそこまでするともう戻れない気がするんですが、どうなんでしょう(知らん)。

それにしても、遅れてきた梅雨といった感じで関東地方は連日雨のようですね。何を今更という感が強いですが、空梅雨だと農作物に影響があるし、夏場の水不足も心配だし、多少降ったほうがいいのかしら。プール中止になるとムカつくよね?小学生の皆さん。わたしは体育の中で唯一得意と胸を張って言えたのが水泳だけだったので、プールは大好きでした。だから今でも泳ぐわけですが。人より脂肪がついてるから浮きやすいなんて、子どもの頃はわかんなかったよ(笑)。

とりあえず洗濯物が乾かないよ。たすけてドラえもん。



ちょっと前からスティーヴン・キングの『ガンスリンガー』シリーズを再読しています。これ、新潮社からハードカバーで出て、大々的に「キングのライフワーク!最高傑作!!」とのうたい文句で出版されたのに、キングの交通事故による断筆のせいか、ハードカバーでの出版は途中で途絶え、このたび文庫で全巻再出版となったものです。訳者まで変わっちゃってるし。ハードカバーで買い集めていた人はさぞかしお腹立ちでしょうね・・・。新潮社はキングの本に関しては必ず文庫落ちすると言っても過言ではありません。その逆もまた然り、かもしれませんが。皆様お気をつけて。(※『グリーンマイル』は本国の出版方式に合わせ文庫本で毎月一冊出したのち、巨大な合本としてハードカバーで出版された
わたし、ハードカバーで出ている分は既読のはずなんですが、かなり忘れてるという事実に愕然としています。訳者が変わったし、カットされた部分をキングの意向で復活させたりしているらしいんですが、それを差し引いても忘れている・・・。ヤバいんじゃないのわたしの脳。昨日の晩御飯は・・・えーと・・・えーと、食べてない(笑)。

とりあえず、初読の時はあまり思わなかった事実。
ガンスリンガー、マジイカす。
真なるオッサン好きの紋章を継承した(誰から)のちのわたしの眼には、非常に好ましいです(笑)。わたしは「俺に構うな」というオーラを全身から発しているくせに実は非常に他者を求めているという、素直じゃない中年に弱いんです(笑)。もうね、構って構って構い倒したい(やめとけ)。

とりあえず今日の時点で『Ⅱ 運命の三人』まで読了したので、さくさく次に行きたいですね!でも今借りると二週間の貸し出し期限が旅行に引っかかる・・・うーん、どうしよー。


ふあー

2006-07-18 06:43:28 | 雑記

皆様おはようございます。夕食も食べずにぶちぬき10時間くらい寝て今起きました黒猫でございますよ。ふああ眠い。

連休、遊び倒しただけに疲れが出たようです。ふー、もう一日寝ていたい・・・。
昨日仕上げに浅草行ったしなあ(笑)。そして上野の精養軒でお昼を食べたんですが、マンゴープリンがあったのでまた食べてしまいました。それが思いのほか美味しくて感動したよ。画像も撮って来たので近々アップします。
・・・あ。考えてみたらわたしこの連休毎日マンゴーモノ食べてた(笑)。

そして結局一度もジムに行かずに終わったし、どんだけ肉がついたやら、恐ろしい限りです。うう。今日行きたくないなー。多分身体も固くなっていることでしょう・・・。


行って来ました!

2006-07-17 00:36:25 | 雑記

皆様ごきげんよう。
群馬の霧積温泉というかなり秘湯チックな温泉にてリフレッシュして参りました黒猫でございますよ。あー、いい湯だった!すごく楽しかったです。

そもそも、学生時代の同級生から秋に結婚すると連絡があり、その前にみんなでどっか行かない?という話になったところから始まりました。泊まりは無理な人もいたので、とりあえず母校の大学に集合して昔を懐かしんでからランチでもして、それから新幹線にて一路群馬へ、その後車で温泉に移動、という感じで話がまとまりました。
大学は卒業してから2回目くらいだったんですが、新しい建物が出来ていて懐かしさも半減、でも変わっていないところは本当に変わっておらず、それなりに面白かったです。一番面白かったのが、案の定遅刻しそうだったので「ごめん遅れるみんな先に始めてて」とメールしたわたしが一番乗りだったこと(笑)。このルーズさどうなの。しょうがないから学食で普通にくつろいじゃったよ。
でもすごく久しぶりに会う人もいて、久しぶりにたくさん話せて楽しかったです。

そして泊まれない人たちと別れて、新幹線にて一路群馬へ。高崎駅から車で移動だったんですが、途中から前の車が見えないほどの大雨に見舞われ、これじゃあ宿まで行くのは無理かも!?という状態に陥ったんですが、そのあと小降りになり何とか途中ポイントまでは登ることができました。しかし天気がよければそこから目指す旅館までは徒歩で行くつもりだったんですが、雨が止まないのでそこからはお迎えを頼むことに。(素人の運転ではそこからは登れない)熊に備えて100円ショップで買ってひとり2個装備して行った笛が無駄になりました(笑)。
しかしお迎えを頼んだら車と一緒に犬が来てびっくりしました。先導してきたよ。聞いたら番犬だそうで、イノシシとか猿とかを追い払うそうです。素晴らしい。触ろうとしたらガルルルって言われたけど(笑)。

お宿は金湯館というところで、わたしが先日レビューした小説『人間の証明』の舞台にもなったし、明治憲法が草案されたという、歴史のあるところだそうです。か・な・りの秘境でしたよ。標高1180Mて。よくあんなところに宿を出そうと思ったものです。
温泉はかなりぬるめで長く入っていられ、静かでまったりしていていいところでした。開けた温泉地のようながっつりしたサービスというわけではありませんでしたが、そこがまたよかったです。
予約を取ってくれた友達が微妙にここのお宿とつながりがある子だったせいか、3人なのに3つの部屋をぶちぬきで使用させて頂けました。すごい贅沢。その子が手土産を持参したせいか、お土産まで頂いてしまい至れり尽くせりでした。
画像は窓から見える水車です。綺麗でしょう。

確かにこんなところにいたら文筆業の人なんかはかどるかもね~。携帯も圏外だし、夜は水車の音がうるさいくらいの静けさだし。
車がないと行けなさそうだし、誘われなければ知ることもなかったので、誘ってくれた友達に感謝です☆運転いっぱいさせてごめんね。ホラわたし車庫入れもアレだから(笑)。一応「どうしてもアレだったら代わるけど」と申し出たら「イヤイヤイヤイヤ大丈夫だからホント気ィ使わないで」と激しく拒絶されました☆

そして今日は今日で軽井沢方面を回ってもらい、教会やら三笠ホテルやら白糸の滝やらを満喫した挙句にマンゴープリンでシメて帰って参りました(笑)。ホントに充実して楽しい休日でした。

車、運転できるようにならなきゃ・・・!


そして明日の午後便で帰る友達に、帰る前にまた浅草寺に付き合わされるます。お前どんだけ浅草寺好きなんだ。

そんな場合か。

2006-07-15 01:20:02 | 雑記

皆様ごきげんよう。HMVで「地球特捜隊ダイバスターのDVDを下さい」と言ったら「在庫分全部出てしまったんです」と言われたけれども、挫けずに別のCDショップに行ってめでたくゲットしてきた黒猫でございますよ。最後の1枚でした。ラッキー。
しかもそのあとさらに「ダイバスター大百科」を探したりしてたもんだから、危うくピラテスに遅れるところでした。間に合ったけど。でもやっぱり途中で寝たけど(意味ねぇ)。

DVDのパッケージ、なんかリュウジが主役みたいな雰囲気なんですがなんでだろう(笑)。
ちなみにDVD初回封入特典キャラクターハンドタオルはユリッペでした。水着だよ!男性だったら喜ぶのかもしれないけど・・・レアなのかしら?

こうまでしてダイバスター関連グッズを手に入れたにも関わらず、今日は観れずに終わりそうです・・・もう眠すぎて死にそうなんですが、明日温泉に行くのに何の支度もしていません。どうします?(知らんがな)
でもとりあえずジムに持ってくグッズをそのまま持っていけばいいかな、とか思っています。そんなもんだろ。なんかやっぱりちょっと山道を歩くことになりそうなので、スニーカーだなこりゃ。

なんか明日もう起きられなさそうな雰囲気満々ですよ。えーん。集まる人の中でわたしが一番集合場所に近いのに遅刻したら大顰蹙だろうなあ・・・ううっ。
携帯のアラームと目覚まし時計とTVのタイマーの三段構えでセットして、頑張って起きたいと思います。
朝、一定の時間になると自然に眼が覚めるとかいう人の話をたまに聞きますが、わたし一生そういう体質にはなれない気がします。このまま長生きして老人になるとしても、朝の早い老人にはなれない気がします。ごめん、闇に隠れて生きる夜人間で。

そんなわけですので、明日は日記の更新もお休みになると思います。ご了承下さい。帰ってきたらまた色々頑張りますので。それ以前にSS頑張れよって話ですが。イヤ、一応書いてます。ビ城。オチがうまくまとまらないので温泉で考えてきまーす。

取ったどーーー!

2006-07-14 01:19:49 | 雑記

皆様ごきげんよう。眠さMAX、黒猫です。早起きしたもんなあ。それなのになんでこんな時間まで起きているのやら。自分で自分がわかりません。

今日、帰りに昨日のうちにツアーの空きを問い合わせた旅行会社に行って来ました。9月のマカオ、取ったどーーー!
やったあ。

最初かなり大手のツアーでばかり探したのですが、そのへんはもうびっしり埋まっていました。2006年はマカオ観光年と銘打って色々キャンペーンをやっているらしいので、人気があるのかもしれません。でも結果的に大手より2、3割・・・いや、それ以上安いお値段でゲットできた感じ。ラッキーです。ポルトガル料理!エッグタルト!カジノ!うひょー、楽しみ☆

旅をするにあたり、わたしは航空会社とかホテルとかに殆どこだわりがないので、「○○航空指定!○○ホテルに泊まる!」とかいう誘い文句にはちっともピンと来ません。特にホテルはわたしの場合帰って寝るだけの場所であることが多いので、正直鍵と窓がついていればOKです。でもこんな極端な希望を出しても、パッケージツアーで鍵も窓もない部屋はいくら何でもないようですが(笑)。でもまあ、なるべく交通の便のいいホテルがいいですけどね。

ちなみに香港とマカオは、パスポートの有効期間が残り30日以上あればいいそうなので、今のパスポートでも行こうと思えば行けることが判明しました。でもなあ、せっかくだから更新しとこうかなあ。もし「明日インドに飛べ!」とか急に言われた時「パスポートが・・・!」とかいう事態になっても困るし(どんな事態だそれ)。
ちゃんと調べたわけではありませんが、たいていの国は有効期間が6ヶ月以上残っていないと駄目な気がします。じゃあやっぱり更新しとこうかなあ。うーん、16000円・・・うーん。でもどうせ使うしなあ。


☆自分メモ☆
アミノ酸を買う。

どうにかなりました。

2006-07-13 06:20:01 | 雑記

皆様おはようございます。どうにか親を近所の停留所まで送り届け、どこにもぶつけず帰還した黒猫でございますよ。ふう、やれやれだぜ。

結局車をぶつけられることを懸念した兄も同乗したので、車庫入れだけは兄にやってもらいましたが、あとはわたしができました。ふー、よかったよかった。職質されなくてよかった(そこか)。

今、プレッシャーから解放されたので昨日買っておいたアップルマンゴーを食べてくつろいでいます。うひょー、マンゴー美味しいッ☆サイコー☆
変なテンションですいません。


さてと。
一番の懸念事項もクリアできたので、今日からは自分の問題に専念ですよ。
まず今日は帰りに9月の旅行を仮契約する予定です。昨日メールで問い合わせたところ、まだ空きがありますとのことだったので大丈夫だとは思うけど・・・どきどき。あとその前の旅行、それ以前に週末の温泉の準備をせねば。
どこにいくら払えばいいのか計算しないと・・・この夏、わたしは金遣いの荒い女になる予定です。まあ、資金に限りがあるので色々アレですが。
とりあえずサマージャンボでも買おうかなっ☆

あと今日明日で死ぬ気で本を読まねばなりません。週末いないので、土曜の朝までに読み終えて図書館に返さないと。新刊でリクエスト本なのできっと予約待ちの人がいるはず。
今読んでいるのはブライアン・ジェイクスの『レッドウォール伝説』の新刊です。
児童文学。このシリーズホントに面白いんだ!知らない人は損してると思うよ!読み終えたら是非レビューしたいです。
あ、本といえば『人間の証明』の感想、ちゃんとアップされてますね。わたしが確認したときはなかったんですが。何なんだ。ま、消えたままよりはいいけど。


それではそろそろお弁当でも作りますよ。
皆様もよい一日を☆

寝なきゃ!

2006-07-13 00:07:33 | 雑記

皆様ごきげんよう。黒猫でございます。

あと5時間くらいしたら親を近所の空港行きバス停まで送っていく予定です。寝なきゃ!どきどきはらはら。せっかく早く帰ってきたのに、人様のサイトをにやにやしながら巡っていたらこんなお時間ですよ。あーあー。

てなわけでもう寝ます!明日のわたしのドライビングテクニックにご期待下さい。
ははは(乾いた笑い)。

無理。

2006-07-12 01:15:48 | 雑記

皆様ごきげんよう。
さっき「人間の証明」の感想をアップしたつもりが、なんか更新されてない気がする黒猫でございますよ。なんだこれ。何の呪いだ。ちょっと否定的なことを書いたのでどこかでダメ出しされているんでしょうか(どこで)。
でも確かに今日は「投稿が完了しました」って出たんだけど。おかしいなあ。何なの。どこの妨害工作なの。

流石に三度は書く気になれません。無理。もう「人間の証明」の感想は諦めようと思います。そんな話もあった。確かに読んだ。30年前は素行不良の若者をフーテンと呼んでいたんだ。それだけ胸に抱いて終わりにすることにします。


明後日から約一ヶ月ほど、両親が法事のついでに田舎に滞在するので留守にします。それはいいんですが、近くの停留所までわたしが車で送ってかなきゃいけないよ・・・!無理だよ・・・!
今日早めにジムを切り上げて帰宅して、ちょっと運転しようとしてみたんですが、こんなに自信のないことって他にないくらいの勢いです。ガクガクブルブル。もうタクシーで行ってくれ、とか思ったり思わなかったり。でも飛行機の関係で朝5時頃だし荷物はあるしで、アンタたまには運転しなさいと。行きは母が運転するから、アンタは車を家まで運転して帰るだけだから、ということですが・・・それが怖いんだよ!!
兄がもし起きられれば送ってく、と言ってるみたいですが、もしじゃねぇよ起こしてやるからちゃんと起きろくらいの心境です。どのみちわたしは車庫入れができないので、それだけは兄にやってもらわなきゃならないし・・・。
でもせっかく免許を持っているんだからせめて最寄り駅に人を送迎する程度のことはできる技量が欲しい・・・。みんな慣れだよ慣れ、と言いますが、車庫入れは無理だよドラえも~ん。なんであんな狭いとこに入れようとするの。無理だよ入らないよ。テトリスじゃないんだから。

『人間の条件』

2006-07-12 00:58:14 | 

小説の感想です。

『人間の証明』(森村誠一著、角川文庫)

都内の高層ホテルの最上階に向かうエレベータの中で、若い黒人男性が死んだ。男性の胸にはナイフが刺さっており、刺されてから何らかの理由でエレベータに乗り込み、息絶えたものらしかった。
捜査を担当した刑事の棟居は、被害者が四日前に観光目的で入国しており、日本には知り合いもいなかったらしいということを突き止める。では何故殺されたのか。この男性はなんのために日本に来たのか。
手がかりを洗ううちに、被害者を空港からホテルまで乗せたというタクシー運転手が、被害者のものかもしれないという一冊の詩集を届けてきた。それは日本語で書かれた西条八十の古い詩集だった。「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね」で始まる一連の詩を見た棟居は、被害者が立ち寄ったらしい公園に残されていた古い麦わら帽子同様、事件に何らかの関係があるのではないかと考え、ひたすら捜査を続けるが・・・?

というようなお話。

30年前に発表された作品だそうで、内容はともかく、今読むとやはり使われる単語などにどうしても時代を感じます。素行不良の若者のことをフーテンと表現したり、「吉祥寺の喫茶店」にわざわざ「ジョウジのサテン」とルビがふってあったり。・・・うーん、昭和の香り。
いまはフーテンという単語が適用されるのは寅さんぐらいなものかと思います(笑)。

内容的にはひとりの黒人の謎の死が実は日本と密接な関係があり、それを主人公棟居刑事が中心になって調べていくのがメインストーリーだと思うんですが、一方でのちには追われる側となる人物の動向が描写されたりして、それほど重要ではないキャラクターの来歴が詳しく語られたりするので、途中までどれをメインと捉えたらいいのかわかりませんでした。

だって死体を発見するアベック(カップルではない)までもが、このふたりはどういう関係で、こういう経緯があって男のほうが一方的に女に好意を抱いていて・・・とかやけに細かく描写されるんですもん。ここまで描写するなら当然この人たちは今後ストーリーに絡んでくるんだよなと思ったらそこで出番終了だったり。別にこの人たちのバックグラウンドまで描くことはなかったんじゃない?というような描写が多かった気がします。

映画にもドラマにもなったそうで、わたしが読んだ文庫の表紙は竹之内豊だったりしましたが、わたしは映像化作品はどれも観ていません。
小説を読む限りでは、個人的にはつまらなくはなかったですが特に面白かったとも思わなかったのですが、映像化するとまた違うのでしょうか。でもまあ、30年前にこの内容というのは結構衝撃的だったのかもしれません。

というか、今現在、もっとショッキングで猟奇的で理解できない動機の犯罪がごろごろ報道されていますので、意外と普通な動機にそれほど衝撃を感じられなかったのかも。