満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『ハイジ』

2006-07-07 01:37:37 | 映画

皆様ごきげんよう。プランタン銀座のマンゴーリンピックに浮かれ、マンゴーズという期間限定のマンゴー専門店にてアイスマンゴーズデラックスというカキ氷を食べ、画像を撮ったつもりが浮かれたあまり保存してなかった黒猫でございますよ。
完熟マンゴーをマンゴージュースに漬け込んだというマンゴーズご自慢のお味、美味しく頂きました。見た目は皆さんの心の目で見てください(笑)。


ところで今日は『ハイジ』の試写会に行って参りましたよヨロレイヒ。そうです、あの『アルプスの少女ハイジ』の物語です。いやあ、可愛かった♪

両親を亡くし、叔母に育てられていたハイジ(エマ・ボルジャー)は、働き口を探す叔母に疎まれ、村から離れひとり山小屋に住む祖父(マックス・フォン・シドー)の家に預けられる。あることがきっかけで人間嫌いになっていた祖父だったが、ハイジの天真爛漫さに次第に心を開き、心からハイジを可愛がるようになる。
ハイジと祖父がすっかり仲良くなったある日、ハイジを預けて姿を消した叔母(ポーリン・マクリン)がやってきて、ドイツの裕福な家の車椅子の少女が話し相手を探しているので、ハイジを連れに来たと話す。山での暮らしがすっかり気に入っていたハイジは嫌がるが、半ば無理矢理連れて行かれてしまう。
フランクフルトで、足の不自由な少女・クララ(ジェシカ・クラリッジ)の話し相手を務めようとするハイジだったが、この街には森も山もなかった。クララの教育係、ロッテンマイヤー婦人(ジェラルディン・チャップリン)とも反りが合わず、次第に望郷の想いを募らせるハイジは、夜中に家の中を徘徊するようになり・・・?


というようなお話。
アニメ・ハウス名作劇場のハイジを見たことがある方なら誰もがわかる、同じストーリーです。

幾度か書いていると思うんですが、わたしはおじいちゃんと孫という組み合わせに弱いんです。今回もうガツンと来た(笑)。偏屈者と言われているアルムおんじがハイジと仲良くなり、不器用に可愛がる有様ときたら・・・!しかもおんじかっこいいんだ!(笑)整ったお顔立ち、長い足。こんなおじいちゃんだったらハイジも幸せってもんです。
つうかこの映画、主要男性陣がみんないい感じなんですが(笑)。おんじはもちろん、上のあらすじでは出せなかったペーター、お屋敷の執事セバスチャン、クララの父ゼーゼマン氏、みんなイカスぜこの野郎ってなもんです。多分こんな見方したのはわたしだけでしょう(笑)。特にセバスチャンはよかったよ!登場シーン最高☆
叔母さんとかロッテンマイヤーさんとかもいやらしかったり冷徹だったり、実によかった。みんなすごく役柄にフィットした俳優さんでしたね。

わたしはアニメを再放送で何度か観ましたが、アニメにないシーンもあったような。仔猫が出てくるシーンは猫好きは観なきゃ!って感じでしたよ。可愛くて可愛くて。
あと、クララ絡みでアニメでも有名な感動シーン、あのあたりはアニメとはちょっと違い、なんかちょっぴり笑ってしまう感じでした。

全編を通してものすごく悲しい出来事があるわけでもないのに、多分最後はこうなるだろうと薄々わかっているのに、会場のお客さんはかなり泣いてましたね。かく言うわたしもですが。まあわたしは感動屋ですので人が泣かないようなところでも泣いてしまうわけですが。

ハイジとおんじの絆にじんわり泣いて、最後はほんわりしたい方にはお奨め。映像もうつくしいし役者さんたちも演技上手、安心して観られる作品でした。