おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

マキ婆の夏野菜

2006-08-04 17:27:51 | Weblog
店の近くにマキ婆の家があった。
地震で全壊して堀の内の長男の住んでいる家に引っ越していった。
長男が家を作るときにかなりのお金を出したと思う。
そこに自分も住む事になっていて部屋があった。
けど懐かしい思い出の家を離れられなくて、家族の呼びかけに応じず
一人で住んでいた。
春に畑を耕していろいろの野菜を作っていた。
地震で家は壊れたけど車庫が残った。
それで店が半日で終わると、畑に行ってナスや胡瓜など野菜を作っている。
友達がいっぱいいて、弁当などいろいろ毎日差し入れてくれるらしい。
其の人達との会話やふれあいが彼女の人生の楽しみだと思う。
畑で取れたての野菜を毎朝もって出勤してくれる。
お陰で今は野菜を買わなくていいので大助かりだ。
やはり夏休みだ、子供ずれの県外車がぽろぽろと来る。
長岡ナンバーの車も来て帰省客を連れてくるのだろうか
4-5人ぐらいの人が目に付く。其のうち星野さんから電話が有って、
お客さんを連れてくから蕎麦を打ってくれよと。
昼飯を食べてるともうやって来た。
山形を周ってきて、土産に岩がきを持ってきた。
型が良かったけど、値段も良かった。
一個450円であったらしい。
だからうちの岩がきは2個フライにして500円で出しているのは大変お徳だ。
半部は生で、残りはフライにしてやった。
其の後川口温泉の夕日の露天風呂を楽しんだ後叉夕食を食べにきてくれた。
えんかいのひとたちにもかきふらいをだしてやった。
送るのは僕の仕事、上限の月明かりの中を諦め半分残りは仕事で送った。
田舎の裏道の斜面に山百合が咲き杉林の上にお月様、何か若い頃の感覚がよみがえる。
店に着くともうだれも残っていなかった、11時近くになっていた。
ライトを消すと星が見えたので、しばらく眺めていた。
流れ星が見えるかもと思いしばらく見ていたけど山際に隠れた
月明かりが邪魔をしてはっきり見えないので諦めた。
流れ星が消えるまでに望みを言うと叶うとつたえを思い出し、暫く呟いていた。
暑い夏日であった。
コメント (2)
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