おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

もくずガ二

2006-09-30 17:10:28 | Weblog
昨日のごたごたで洗濯機の洗濯物を干し忘れていたので叉朝洗いなおした。
便利なものでスイッチ一つで洗ってくれる。店の線路側の田んぼが地震のがけ崩れで埋まってしまい直すためにバックホーを使って袖の坂側から道作りを始めた。
一週間で崖を削り通れるようになった。
凄いものだと思う。水の力では何万年も掛かるのに。
そのことでいま少し気分が悪くなっている。
重機が通って来た所はうちの土地で道でもなんでもない場所なのだ。
先祖が住んでいた古屋敷と呼ばれるところでうちとしては少し神聖な荒地なのだ。
誰も断わり無しで勝手に使っているのだ。
断わられればああいいよと簡単に言うのに、少しへそが曲がってきた。
来週あたり役所に文句を言ってみようかなーと思っている。
どーでも良いんだけど周りがたきつけるし、少し馬鹿にしてるようだし。
それともほって置くか。
もやもやした気分でお昼を終えて、外を見ていたらマキ婆が自転車に乗ってきたので情報収集を企てた。
遠まわしにに業者の名を聞いてみたらなんと良く知っている地元の業者で田んぼの地権者はうちのマイクロバスを止めておいた地主だった。
この前は勝手にミョウガを取ってきたし、採って来たとき通りすがったけど何も断わらなかったのだ。
一気にもやもやと棚ぼたのかすかな夢が消えた。
月末の土曜日は暇だった。
でも稲刈りが終えたので人出があって忙しくなるかと思い、バイトたちをフル出勤にしておいたけどたいした事はなかった。
夜は予約が二つ。
運転手の奥さんの会社仲間が来てくれたけど、迎えに一人一人迎えに行ったらしく一時間近く掛かった。
帰りも同じく掛かりまったく参った。
気のいい夫婦で魚野川のためにお客さんを連れてきてくれるのはいいが経済も考えてもらいたいものだ。
荒川の川漁師から初物の川ガニが届いた。
この頃あまり値段の事を言わないで向こうの相場で付き合っているのでよそにまわさないでくれるのでいいものが揃う。
僕たちは川ガニというけど、正式にはもくずが二と言われていて、中国では上海蟹と呼ばれている仲間だ。
濃厚な味噌の味と透き通るような身の旨みは絶品だ。
早速味見してみたが去年の方がうまかった。
きっとまだ季節が少し早く身と味噌があまり旨くなっていないのだろう。
兄弟と親方に送ったけど、食べてたいした事ないやという声が聞こえそうだ。
今日始めてみた時川ガニラーメンと言うタイトルがなかったので自分用に思索して楽しみたい。
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大沢清煙庵

2006-09-29 08:31:38 | Weblog
やっと晴れて温かくなってきた。寒さに魚とりの夢を見ていた話をマキ婆にしたらそら風邪をひかんどと、言ったのでこれは困った事になったと思った。
シャーマンの言葉は良く当たる。
店の人達も半分くらい風邪を引いていて板長は4-5日前から通院した点滴を打ってから出勤してくる。
今日は花金で御斎の料理を頼まれているし、大沢まで運転手もしなければならない。
いいお葬式日和である。
店から見渡すと稲は全て刈り取られ隣の田んぼはもうトラクターで耕されている。
長雨のせいかこんな穏やかなお天気なのに赤とんぼが飛んでいない。
熱がりのトンボたちは高いところに行ってしまったのだろうか。
首領に電話して茸の取れぐわいを確認するともう先出た茸は終わってしまったので別の場所に行くと言っていた。
仕事がなければ川口温泉の露天風呂で赤とんぼと一緒に日向ぼっこをしながら肌を焼くのに。
塩分と紫外線で海で焼いたみたいになるだろうな。
赤とんぼの風呂から夕日の風呂に変わって星が出始めたら仲間の店に行ってビールと次は夏越しの旨い一肌のかん酒で一杯やりたいものだ。
ここまで書いたら星野御夫婦と同じパターンになっている。
今どこか東北を旅行中で帰ってきただろうかな。
明日が渓流釣り今年最後の日で来年の四月にならないと釣りが出来ない。
とうとう岩魚を一匹も釣らなかった。
魚沼コシヒカリキャンペーンの去年ののぼりが健在だったので二枚立てておいた。
新米食べれますの旗だ。
そしたら花金の食堂は暇なのにどんどんくるくる、ご飯が良く売れて品切れになりそうだった。
けれども一時になったらぴたっと止まり誰も来なくなった。
二時に迎に行かなければならないので、店を閉めて皆でご飯を食べることにし、迎があるので先久しぶりにラーメンを食べた。
旨かったけどインスタントのような味がした。
旨くてスープも皆飲んでしまって後悔している。しげちゃんが贅沢なスープですねと言うのも判るような気がした。
これで血液ドロドロ。
くるみのむきみを急がしいので買ってきて良くすりつぶしてくるみ豆腐にしたけど
胡桃が酸化していて焼けたにおい付になった。
皮の渋と混ざっているからあまり目立たないけど。夜は御大儀のほかに予約が二つ
続く
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初心

2006-09-28 20:08:42 | Weblog
数日前日経新聞を読んでいたら初心の事が解説してあった。
いろいろの初心があるだろうが日経で取り上げていたのは昔から言われた事で古い文献の比較と有名人の文の比較であった。
興味を持ったのはと言うか初めて知った事で、初心は三つ在るという例であった。
三つ目は歳を取ってからの初心で老いても初心に帰って勉強すると言う事だった。
帝国ホテルの村上さんが以前言っていたことと同じで僕もそうだなーと半分人事のように思っていた。
今日日経レストランの10月号がとどいて特集の見出しが(夢を忘れていませんか?)と言うものであった。
あ~あ、魚野川を維持するのに躍起になってぼろぼろになって、頭が回らなくなった。
本来お客さんが喜び自分も楽しく遣っていこうと心に誓ったのに、もう目先の事に振り回されてパニクッテいる。
これでは一緒に遣っている人達はつまらない未来をを見ているから、店に魅力を感じなくなりやる気を失ってしまう。
これではつまらない人生にお互いになる。
早速山にミズナのこぶを取りに行った。
ツリフネ草とミゾソバの赤紫とモミジガサと野セリノ白い花を見たときなんだか無性にネバーギブアップと叫んでみたくなった。
明日お斎の注文を貰ってあるので菊の浸しに添えて田舎の秋を演出するつもり。
アマンダレとアミタケとヒラタケはゼリー寄せにした茸の姿と味を楽しんでもらう。
茶碗蒸しは松茸を入れて地鶏も加えて作るし、揚げ物にレンコンのおろしたのにマツタケとエビのすり身でシンジョウにする。
ヌメリイグチはおろしと和えて酢の物に,姫ぐるみをくるみ豆腐にして2回お斎につく人がゴマ豆腐を食べないように少し考えた。
あまり書くともし来店された時感動がないと悪いのでここらで。
昨日一人酒を飲みに出かけようとしたけど親方に大事な話があると呼び止められた一疎に飲んでしまっていけなかったので今日は夢のヒントを探しにアッシ君をゲットしたので出かける。
山に行って判った事は忙しさで僕の宇宙がチジコマッテ来ていて半干の干し柿に見えた。
叉訳のわからんことになってきた。
何処に行こうかと迷った挙句結局は都寿司だった。
サンマの寿司と秋刀魚の刺身をたっぷり食べてきた。
ここらで食べて飲むいいとこないかなー。
長岡はいいなー一杯飲食店があって。

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今日から新米になる

2006-09-27 18:06:19 | Weblog
今日朝星野さんと渓流釣りに行くと約束していたがどうも疲れたので夜電話して断わった。
市場も休みだし予約がなかったので楽々していたら七時半になっていた。
雨も降ってるのでのんびり朝食をとっていると皆が出てきたので誘ってお茶にした。
ヒロちゃんも出てきたので板長たちが休みでも楽勝と思ったが結構お昼ははやっててんてこ舞いだった。
特に足が不自由のお年寄りが一日何組か若い人と連れ立って見える。
バリアフリーにしたのがそろそろ浸透してきたか、テレビの影響がまだ残っているのかもしれない。
親方が新米を送るから精白してくれと言ったので、会長から買ったコシヒカリを精白し、
ちょうど古い米も昨日でなくなったので今日から新米になった。
やはり米の香りが豊かで甘みも違う。
今度コシヒカリを粉にして何か料理を造りたいと思っているが基礎がないので好い考えが思いつかない。
まだ夏のメニューを使っているので秋のメニューにしなければいけないのだが
皆一緒になることがないので相談できないで困っている。
明日はミズナのこぶを取って天ぷらやおひたしにするつもり。
首領が茸を取ってきて今タコが潜って取れるから行こうと言ってきたが
親から貰ったウエットスーツで大丈夫なのだろうか、でも寒くても好いから海で潜ってみたいものだ。
心身とも疲れた。
結構夜は友達なんかと飲んでいたけど、やはり知らない所でしんみり飲んで、
眠くなったらすぐ寝るのが一番いいようだ。
今日はヒロちゃんの快気祝いにたた一人でのみに行くぞー。


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曇りの日もまー好いか

2006-09-26 20:46:59 | Weblog
久しぶりにまとまった雲を見た。
と言うよりも青空が無かった。
起きた時は。
朝飯にバナナを追加して、ダッタン蕎麦を飲んで市場にスッ飛んだ。
品物があまりなくギスと殻付ホタテとサザエを買って、八百屋市場で梨茄子を買って来た。
今日はイロリと和室の宴会がある。
和室はこの前イロリに来てくれた人達とその知り合いだった。
色々出したけど予算が高かったらマイタケの天ぷらや黒毛和牛などを出した。
和牛に生山葵をすって載せ醤油食べてもらった。
凄く喜んで叉家族と一緒に来るそうだ。
嬉しい限り。
店の方はあまり来なかった。
やはり天気が思わしくなかったからだ。
昼定食はこの前に仕込んだ塩漬け豚と野菜の煮物、魚の天ぷら付。
これもあまり出なかったが、帰るお客さんの顔を見ると何と無く満足と言う感じだった。
塩漬け豚を作るとき赤ワインを入れたのが効いて、大して煮ないのに柔らかかった。
赤ワインの独特の香りがして少し不安だったがチャーシューにしてしまえば殆ど苦にならないと思う。
ナラタケが市場にあったのでもう出たかと思い首領に電話したら自分のとる場所を見に回ったらしいが何処も出ていなかったよと電話してきた。
諦めていたら只見町の三瓶さんがが送ってくれた。
ハタケシメジと平茸も一緒に送ってきた。

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トンビ舞茸

2006-09-25 18:38:06 | Weblog
昨日馬場ちゃん達よほど熊に会って怖い目をしたらしく、舞茸のあったほうに行かなくて銀山の方に行ったらしい。
一日掛けたと思うが夕方店に大きな袋を抱えてやってきた。
どう見ても舞茸を扱うしぐさじゃないなあーと思っていたら案の定、どうしょうも無いトンビ舞茸の老菌を採って来たのだった。
大きくなると直径一メターもなる茸で、ブナ舞茸とも呼ばれている。
大きくなる木を削ったような硬さになりとても食用にならない。
いつも茸鍋の出汁取りに使い、お客さんが食べるとき紹介する。
茸鍋ですと言う前から箸と取り椀を持って身を乗り出している人達に色々入っているけど一つだけ食べられない種類の茸が有りますというと、皆一瞬身を引く。
その時毒ではありませんが歯がたたないだけですといって安心させる。
それから和やかな茸宴会に移行する。
お天気の月曜日は忙しかった。
次から次へと来てくれたので最後の昼飯を食べる人は5時過ぎになった。
自宅の隣が棟上げで、仕出し料理の注文をくれたのでそれと重なった事もあった。
料理を配達していると星野さんから携帯が入って、ガクサン久しぶりだねと言ってきたけどこの前店に来てくれたばかりなようなきがする。
宴会もないし親方も来ているのでたまに一緒にいっぱいやろうかと思い誘った。
その後すぐキンちゃんからの電話でこの前言った料理屋の御主人とのみに来るというので一緒に飲んでしまえと思ったので喜んで受けた。
キンちゃんと星野さんは知らない中じゃないので皆一緒に飲んだ。
キンちゃんが黄色スズメバチの巣を持って来たので嫌がっている人もいたけどオリーブオイルで炒めてつまみにして大いに盛り上がった。
でもアシナガ蜂の方がおいしいし、地蜂のほうがもっと美味しいような気がした。
話では星野さんに負けるので皆それなりに頑張ったがどうも星野サンの独壇場になりそうだった。
でも分かったそういう時は星野サンの解らない分野に話を切り替えることだ。
何か星野サンの話し方は山森先生に似てきたようだ。
蝦夷風魅のホンノウチ弁に。
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ピザガマの薪達の話し声

2006-09-24 08:36:14 | Weblog
朝日が昇る前に目が覚めて外を眺めると東の空が茜色になっていた。
もしかして夕日に使う言葉かもしれないけど。
いつもは権現堂から昇る太陽は、南に近づき唐松山のまだ向こうから
小さい点の輝きで始まっていきなり躍り出た。
案外地球の動きは早いんだなーと判ってるのにみように感心したのは
景観が素晴らしかったからだな。
山の麓ににたなびいた雲の上に朝日が当たり桃色の船かさんご礁の島影に見える。
隣の田んぼに稲刈りの夫婦が準備に来ていた。
日が出ると稲を手刈りしていた奥さんが飛び跳ねるように朝食の準備か自転車で一人帰っていった。
お天気で地下室の戸を開けて空気の入れ替え押した。
薪を積んであるところより、奥に石油タンクがあった。
タンク石油見ようかと思いもくざいをの残量を
お天気続きで稲刈りがだいぶ進み、店もだいぶ新米の注文をした。
早く新米を出したいのだがまだ三回分の米が残っている。
岡村さんが塩沢から通ってきているが今日は道が空いていたよと言って入ってきた。

皆稲刈りが忙しいのかな。
そうすると店も暇になってしまう。
過去にはお彼岸の休みで急がしい事がなかったようなきがする。
いろいろ出たけどパスタが出なかった。
看板屋頼んでいた天然きのこの立て看板が出来てきた。
それで慌てて茸汁や天ぷらの用意をした。
天ざるにはマイタケがつくとポスターを書いたりピザの中に入れた茸ピザの
ものも書き足した。
そこに首領から電話が有り、アミタケとヌメリイグチが取れたいと電話が有った。
ピザにも入れてトッピングを大小に分けた。
お昼はぼちぼちのお客さんの来客だった。
天然舞茸をざる蕎麦につけると書いておいたらかなりざる蕎麦が出た。
夜もお客さんが来た。馬場ちゃん達が大きなトンビ舞茸を持って来てくれた。

湯沸かし器の燃料タンクの残量を見に行った時だった、地下の奥の薪置き場に何か会った事のない気配を感じて鳥肌が立った。
薪の全体が小さな音を発していたのだった。
はじめは見当もつかず何か見えない小さな生物の群れが取り付いていたのじゃないかと思ったけど、息を殺して見守っていると、音は薪が割れると言うより、小さなひびが入るとき発生する音だった。
大陸の乾いた高気圧が運んできた大気が地下室に入り込み、何日も掛け乾燥したから木にひびが入り始めたのだった。
この薪は震災の後、栃木の人達が切って割って外に積んでいったものだった。
そのときの記念と心に受けた感銘は忘れがたくもったいなく地下室に積みなおしておいた。
気を取り戻して聞いているとがんばれ頑張れと励ましてくれたあったたかい言葉を木も覚えてくれて再生してるように聞こえる。
コメント (2)
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彼岸太郎・土用二郎

2006-09-23 07:24:04 | Weblog
叉大陸の高気圧に阻まれて台風の直撃を避けられた。
大雪をもたらす高気圧だがたまには僕たちを応援をしてくれる。
マキ婆が言ったとおり彼岸の初日、
彼岸太郎がよければ彼岸内お天気になると言ってた通り雨が降らなくて嬉しい。
明日もあさってもお天気らしい。
12どの温度を記録してた時の朝霧は濃い濃密なクリームシチュウみたいに
店の前を漂っている。
でも今日はその霧がゆっくりと川上から流れるようにゆっくり、ゆっくり動いている。
天気図を見るときまで日本海に低気圧が有るのかなーと考えていた。
気温を見て解った。
海のほうがあった高くそこに冷たい空気が流れ込んでいるのだ。
美味しそうな朝霧は新道島の山陰や鳶沢に一部引っかかって不思議な朝を演出している。
もうマキ婆やともちゃんのおはようが聞こえてきた。
ミッキーも一緒に来たらしい。
本当は誰も来ないうちに激震チャーシューの仕込をしようと考えていたが
新聞とブログを書いていたら時間が過ぎていたのを忘れていた。
今日もそばのほうが出た。
なんだかんだと仕込みにおわれて開店まで2回打つつもりだったが始めたのはお客さんが入るのと一緒になった。
そうゆう時ほど蕎麦が出る確率が高く、今打っているから待てるかと聞いてから注文を受けた。
十二三分で打ちあがるけど、打ち上がったらすぐ皆出てしまい、叉急いで打ち直した。
そんな事をしていると来るお客さんから見えるために益々蕎麦の注文が集中しだした。
そのうちピザやパスタの材料がなくなってきて、板長が作ってきてと頼むので
大パニック。
やはり稲刈りの影響か全体的な客数は伸びなかった。
夕方丸山さん御夫妻が食事に見え、ブログに書いてある七福を探して蕎麦を食べに言ったよと報告してくれた。
おいしかったよと言われて一安心。
特に南瓜がと?
そうだ天ぷらも美味かったといったのも思い出した。
彼は地震の当日まで魚野川で働いていたのだった。
そのとき馬場チャン達が遣ってきた。
顔には大漁の笑顔が浮かんでいた。
全部で9キロのマイタケと5キロの鱒茸、
婚姻に関する宴会をしてたので、両家の同意の上天ぷらにして出した。
人によって茸は化けるなど言って、忌み嫌う人もいるもので。
近所の人達が遣ってきてマイタケの天ぷらに舌づつみを打っていた。
マイタケ取りの途中に熊にあって向こうが気づかなかったので命からがら逃げ帰ってきたらしい。
夜店を閉めてから星を見た。
虫の音の中、天の川が山古志の方から田麦山に横たわっている。
もしかして今回の地震は銀河の中の超新星の誕生の衝撃で起きたのかなと
いつもどおりのあほな思いをため息とともに大口で銀河に吹きかけて寝た。
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松茸ピザ

2006-09-22 14:03:21 | Weblog
予報では晴れになっていたが、薄い雲に覆われてきた。
この後雨かなと考えたけど予報が晴れになっているのできっとそうなるのだろう。
花金で予約が三つ。
そのうちイロリが二つ。
小千谷と広神に送迎。
別の方角だから送迎が大変。
市場に頼んでいた松茸が届いていた。
刻んで使うのでランクの低いものを頼んでいたが見たら驚くほどばらばらな茸であった。
そのほかに良いサイズの松茸も買いそれは天ぷらや炭火焼に使う。
近くの山の茸もぼちぼち始まりだして、それは茸汁や鍋に使い、茸の天ぷらにも使う。
ヒロちゃんが休んでいるのでメニューの変更が出来なくなった。
昼定食はサンマと山かけマグロ。
そばのほうがいっぱい出て自分たちの昼ご飯になってしまった。
今日は暖炉で新しい試みを始める。
涼しくなったので炭を入れてそこに鮎やサトイモを串に刺して並べておき、セルフで食べてもらうことにする。
もう少し寒くなると鍋に茸汁を入れておく。
それに竹を切って熱燗を入れておく。
叉段々怪しい飲食店に成ってきた。

暖炉の前の人達は喜んだけど、若い女性が多くて僕たちの感性とは違う人達だった。
それでも良いさ、幹事さんがすごく喜んでいた。
イロリには皆知り合いのお客さんだった。
一組にタケさんがいて、黒毛和牛A-5と生ハムと赤ワインの上等のものを出せとわめいていた。
仲間も出して遣ってくれんかのーと承諾したからハムと肉、
そして98年のボルドーを出したら3本も開けたので、
決まった会費より一人3000円もオーバーしてしまった。
後で幹事さんに詫びると、いいんだ一杯貯金があるんだ、
奴が今日は旨い酒と旨い物を食うんだといっていたからいいんだと一人何回も念を押すように呟いていた。
小千谷の人達先送る事になって送りかえりに木津の温度計が15度になっていた。
他の人達を送り帰ると、下島の温度計は14度になっていて、
僕の茸の先生の三瓶さんの奥さんの言葉を思い出した。
松茸は15度の最低気温が一週間続くと出るんだよガクサン。
こちらはまだ気温が上がる日があるけどもう只見はストーブを点けてるだろーな。
帰りに角谷さんが朝一番にブログを見て楽しんでいるよ。
ワッハッハと豪快にさよならを言って帰っていった。
誤字乱文魅力のうちと付け加えて。
今日は妻の三度目の目の手術。
いろいろの災害や開店の苦労が今現れたと思う。
店に気を取られて自分のことが精一杯で優しい気使いをしてやれなかった事を今凄く後悔している。
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朝もやの果てに

2006-09-21 09:14:07 | Weblog
昨日は長岡の人達を送るので店を閉めて送った。
ピザを焼く人がいなくなるのと板長がいないのと小西さんが少し夏の疲れが出てきたからだ。
去年みたいに忙しく体調を崩して入院してしまわないように少しは気を使っているつもり。
当にしていたお客さんから見ればいい加減迷惑な考えだとわかるが何より健康が第一。
店を作るときに強く心に誓った事は店はお客さんと働いている人の為にある。
経営者はその両方を満たす努力をしなければいけないのだが。

朝いつもの時間と思っておきたら一時間速く起きてしまった。
昨日夜閉めていたので早く終わりその分早く寝たためだ。
若い頃はいくらでも寝れたのに。
今年一番の朝もやに包まれて川原の柳も霞んで見える。
あまり期待ほど温度が下がらなかったのは霧の毛布がここら一帯に掛かっていたからかな。
ヒエ畑のヒエは益々大きな穂をたれ隣のコシヒカリに負けないぐらいに豊かなふくらみになってきた。
何種類ものヒエがあるようでいくつかの色の群落になっている。
東が明るくなったと思ったら霧が少しずつ薄くなり始めて下新田や下島の民家の屋根が朝日に淡く輝きだした。
ひえ畑に近寄り逆光で見る穂は昔オーストラリアの農家の庭で見た朝日を思い出させた。
猫じゃらしに似た穂が茂る広い草原に野うさぎが跳ね羊が群れていた。
晴れた空の青さと乾いた空気はその国に負けないくらいに青く乾いている。
カットハウスのマスターと分かれたのが三年前の今日だ。
その日も今日みたいな好い天気の日曜日の朝だった。
もう十年も前のような気がする。
予約がないのでいちばんさきにマスターに線香と明かりを上げ、
何とか魚野川が開店できこれからも頑張るからねと報告をする。
それから半月前ごろからもう片目が見えないんだよといった妻と娘とで秋のお
天気に誘われて何か美味しいものを食べに行く。
澄んだ秋の空気を一杯吸って、しぼんだ心を膨らましに行く。
昼前に出かけようと思っていたがお客さんが押し寄せて一時的にパニックになり出かけるのが大幅に遅れてしまった。
あまり久しぶりに親子で外出したら、ちょっと嬉しさ半分緊張半分でかえってリラクスできなかった。
娘の行きたいところにと誘い水したけど中々決まらないで結局時間がないので小出の道の駅に寄り自販機で飲み物を買い流れる雲を見て、そして蕎麦屋によって蕎麦を食べて帰った。この頃の疲れがどっと出て自宅で夜まで寝た。
久しぶりに予約がないので釣り吉で飲み、そのうちにキンちゃんが権現堂の登山の帰りに取ったきのこを質問してきたので呼び寄せて湯の谷まで出かけ美濃家で飲み続けた。
キンちゃんによると登山道に熊の糞が有ったと教えられた。
きのこ採りは気をつけなければ。
酔っているから思うけど、やはり飲むに限る。
家族の事は叉仕切りなおし。
帰りはしげちゃんに迎えに来てもらった。

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