去る7月23日、100歳は裕に越えるだろうと誰もが想像していた
母方の祖父が永眠しました。今年初めに白寿のお祝いをした
98歳でした。
小学生の夏休み、両親が働きに出た後、たまにおじいちゃんの
行きつけの喫茶店に弟と連れていってもらい、そこで食べた
ホットサンド。たぶん、今食べたらなんてことはないのだろうけど、
普通のサンドイッチしか知らなかった当時は、そのホットサンドの
美味なこと。今でも忘れられない。
おじいちゃん含め家族とよくやった花札、五目並べ。将棋も強かった
けど、親が私の五目並べの凝り様を見ていると、危険なくらい(?)
凝りそうなので、将棋を教えるのは控えたらしい。そりゃ、おじいちゃんの
従兄弟は大山名人だもんな、その頃に私が将棋を教わっていたら・・・。
おじいちゃんの若い頃の写真を見ると、鉄棒の大車輪やってる姿が
あちこちに・・・。すげー。
トラ吉だったおじいちゃんに弟が1985年阪神が優勝しそうなところで、
ほぼ強制的に「阪神が優勝したらファミコン買ってくれる!」との約束を
どさくさ紛れに取りつけ、ほんまに優勝しちゃったので、ファミコンを
買ってくれたんだな。そして、“優勝する年のみの阪神ファン”となった私。
おじいちゃんの好きなもの、趣味と言えば、相撲、競馬、石拾い。
最後の石拾いだけはよくわからん趣味だけど、先月に同じ白寿の人との
二人展を開いたくらいの蒐集の様。実家には石がごろごろあるのです。
耳は遠いけど、足腰は丈夫で、せっかちで早足。早足だけど、さらに
気だけが急いていて、歩く姿勢は上半身が前傾 決して腰が
曲がってるわけではないのです。
私がオーストラリアに住んでいるとき、おじいちゃん含む家族が
パックツアーを利用して会いに来てくれたけど、そのときもツアー客の
中でおじいちゃんは最高齢で人気者。
まわりの誰もが100は越えるわ〜と思っていただけに、残念無念。
こんな日がいつかは来るとは思っていたけど、まだ遠い将来だと思ってた。
でも、そう思うのはまわりの者の驕りなんだろうな。
肺炎で倒れて、「スイカを腹いっぱい食べて死にたい。」と言ったそうな。
母でさえ、スイカが大好物だとは知らなかったみたい。私も初耳だった。
スイカを与えると、「美味し〜〜〜い!」と感無量の声を上げたと言う。
おじいちゃん、骨もすごくて、立体的にかなりしっかり残ってた。
喉仏はもちろん指仏もたくさん綺麗に残っていた。脚なんて骨の標本に
なるくらい・・・余計悲しみが襲ってきたよ
母方の祖父が永眠しました。今年初めに白寿のお祝いをした
98歳でした。
小学生の夏休み、両親が働きに出た後、たまにおじいちゃんの
行きつけの喫茶店に弟と連れていってもらい、そこで食べた
ホットサンド。たぶん、今食べたらなんてことはないのだろうけど、
普通のサンドイッチしか知らなかった当時は、そのホットサンドの
美味なこと。今でも忘れられない。
おじいちゃん含め家族とよくやった花札、五目並べ。将棋も強かった
けど、親が私の五目並べの凝り様を見ていると、危険なくらい(?)
凝りそうなので、将棋を教えるのは控えたらしい。そりゃ、おじいちゃんの
従兄弟は大山名人だもんな、その頃に私が将棋を教わっていたら・・・。
おじいちゃんの若い頃の写真を見ると、鉄棒の大車輪やってる姿が
あちこちに・・・。すげー。
トラ吉だったおじいちゃんに弟が1985年阪神が優勝しそうなところで、
ほぼ強制的に「阪神が優勝したらファミコン買ってくれる!」との約束を
どさくさ紛れに取りつけ、ほんまに優勝しちゃったので、ファミコンを
買ってくれたんだな。そして、“優勝する年のみの阪神ファン”となった私。
おじいちゃんの好きなもの、趣味と言えば、相撲、競馬、石拾い。
最後の石拾いだけはよくわからん趣味だけど、先月に同じ白寿の人との
二人展を開いたくらいの蒐集の様。実家には石がごろごろあるのです。
耳は遠いけど、足腰は丈夫で、せっかちで早足。早足だけど、さらに
気だけが急いていて、歩く姿勢は上半身が前傾 決して腰が
曲がってるわけではないのです。
私がオーストラリアに住んでいるとき、おじいちゃん含む家族が
パックツアーを利用して会いに来てくれたけど、そのときもツアー客の
中でおじいちゃんは最高齢で人気者。
まわりの誰もが100は越えるわ〜と思っていただけに、残念無念。
こんな日がいつかは来るとは思っていたけど、まだ遠い将来だと思ってた。
でも、そう思うのはまわりの者の驕りなんだろうな。
肺炎で倒れて、「スイカを腹いっぱい食べて死にたい。」と言ったそうな。
母でさえ、スイカが大好物だとは知らなかったみたい。私も初耳だった。
スイカを与えると、「美味し〜〜〜い!」と感無量の声を上げたと言う。
おじいちゃん、骨もすごくて、立体的にかなりしっかり残ってた。
喉仏はもちろん指仏もたくさん綺麗に残っていた。脚なんて骨の標本に
なるくらい・・・余計悲しみが襲ってきたよ
おそらく本人は年齢とか気にせず、帰るべき時が来たから帰ったのではないでしょうか。
徳のある人は、ある程度行きたい時に行けるそうです。