リコーダー奏者の吉嶺史晴です。鹿児島市で音楽教室を運営しながら演奏活動、作曲・編曲などをしています。
(写真は教室の発表会の様子です)
毎年2回開催の発表会、次回は11月20日です。
最近、生徒の皆さんを見ながら思うことがあります。少し前まで発表会が終わるごとに「先生、次の発表会の曲を早く決めてください」という声が大きかったのですが、今、あまりそのような声が以前ほどではないように感じます。
もう8月なので後3ヶ月なのですが、皆さん、ゆったり構えているように見えます。
思うに、少しずつ自信がついて来ているのでは。
というのはレッスンでは限られた時間ではありますが、毎回、それぞれの方に合わせた水準の曲で初見または以前やったけれどしばらくやってない曲(忘れている部分は初見と同じ感覚)の曲をやっています。
このことが実を結びつつあるのではないかなという感触があって実はとても嬉しく思っています。
教室の生徒の皆さん、大人になってからリコーダーを始めた方でもだいたい5、6年ほどたつと細かい様式のことはさておきながらもオトテール、テレマンの二重奏程度の曲なら初見で出来るようになります。
読むチカラ、これが伸びてくると当然のことながら表現するチカラも伸びて来ます。
次回の発表会ではひとつ新しい方針を作ってみたいと思います。
今までは二重奏の曲はなるべく生徒の皆さん同士でやる、ということにしていました。
今度はなるべく私と一緒に二重奏をやる、ということでゆきます。
僭越ではあるのですが、格上の奏者と共に舞台を踏む、経験を重ねる、ということがどのようなことなのか教室の生徒の皆さんに少しずつなりとも伝わってゆけば嬉しいです。
また、これは毎回のことですが、アンサンブルです。三重奏あり、四重奏ありの変化で楽しくやります!
先日のレッスンでは中西覚のリコーダー四重奏曲「祭り」を生徒の皆さん、そして私でやってみました。
まず最初の週は皆でとりあえず初見で音だし。
そして次の週はそれぞれのパートを練習して来た上でアンサンブル。それは私が言うのも何ですが、なかなか良いものでした。(正直言って、私は驚きました。「ええ!教室の生徒の皆さん、こんなに上手だったかな!?」みたいな)
暑い日が続きますがレッスンの教材準備、自分の練習、作曲・編曲など勢いつけながら前進します。