勤務先の大学での授業もあと残すところ1回となり、夏休みが近くなって来ました。
このところ私にしては多くのこまごました用事を片付けておりました。
生徒諸君の教材作りはいつものことなのですが、今日は通奏低音のリアリゼーションを浄書ソフトに入力してインターネット経由で送ったりしておりました。
コンピューターでの仕事は目が疲れてしまうので、時々、休みながらやっています。
新しい曲の締め切りが来月の末日と迫って来ました。
そちらの下書きも進んでいます。
やはり委嘱があると勢いが出ます。
この間のブリュージュでの演奏会では演奏者の方より、連絡をいただいて、私の曲は聴き手の皆さんからhuge success (大きな成功)をおさめた、とのことでした。
もうすぐ録音も送ってくださるとのこと、楽しみです。
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次の曲は題名から作ってみようと思い、何気なく「印度の虎狩り」というのが頭にふと浮かびました。宮沢賢治の作品中に出て来る架空の曲です。
もう作曲した人が居るのかどうかインターネットで調べてみたらもう、この題名の曲が存在しているようでした。
調べている間に、なぜかユーチューブでライオンとチーターが争い合っている動画が出て来ました。
思わず見てしまいました。
すると、なぜか今度はライオンがバッファロー(アフリカの大きな野生の牛)を生きたまま食べている動画が出て来ました。
すると次から次にチーターが野生のシカみたいな動物を食べているところとか、似たようなものが出て来ました。
ネコ科の動物が獲物を狙う時の様子に思わず引き込まれました。
小さかった頃、飼っていた猫がネズミの赤ちゃんみたいな小さな動物をしばらくの間、いたぶって、そのあとまるごと食べてしまったのを思い出しました。
動画に出て来たライオンも、野生のイノシシの赤ちゃんみたいな小さなものを食べる時には、なめまわしたり、前足で転がしたりしてから食べていました。
要はなぶり殺しにしていたのでした。
ライオンが小さな獲物をなぶり殺しにしたり、大きな獲物の喉あたりにかみついて、窒息させて、生のまま、食べてしまうのは人間から見ると残酷に見えますが、それは自然の世界では極めて日常的に行われていることなのだと思い至りました。
ひとつ、強く印象に残ったのは、若い雄ライオンたちが、老いた雄ライオンを取り囲んで、攻撃し、殺してしまうものでした。
あまり編集の跡が見られない映像だったので、多分、実際のところをそのまま収録したものだったようです。
何かの理由があり、ライオンの群れの存続にふさわしくない老いた雄ライオンはこのようにして、若いライオンから殺されてしまうという場面でした。
興味のある方はユーチューブで検索してみると沢山、このようなものが出てきます。
敏感な人には耐えられないような場面も出て来るのでその点は要注意かと思います。
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新しい曲の題名を決めるのに少し脱線してしまいましたが、だんだん方向は定まって来ました。
何よりも先日のブリュージュでの作曲作品が大きな成功をおさめたということで安心しました。
作曲作品は何よりも、演奏者の方々を輝かせるためのもの、という方向で間違いないかな、という感触を得ることが出来ました。
次の曲はどうなるか、また楽しみです。
(でも楽しみの前に、書く苦しみがあり、毎回御馴染みの恐怖の締め切りゾーンは必ずやって来るので、それはそれとしてとにかく前進します)