吉嶺史晴のブログ

リコーダー奏者吉嶺史晴のブログです。演奏活動ならびに鹿児島市で音楽教室を運営しています。

1曲通して演奏できたのだ

2023-09-23 | 対話



「太郎、聞いてくれ、今練習してる曲な、本当は15分くらいの曲なんだけれども最初から最後まで通して全部演奏できたのだ。すごく遅くやったから40分くらいかかってしまったのだけれども」
「ふ~ん、そうなの」

「これは画期的なことなのだ。前やったことある曲なんだけれどもな、どうしてもうまく出来ない箇所が何カ所もあってな、それを修正して新しい方法でやってみたのだ」
「ふ~ん」

「これはもしかしたら歴史に残るくらいの良いものになるかもしれんぞ。なにしろ今までの既存の演奏にはない解釈がたくさん入ってるからな」
「ふ~ん」

「お前は”ふ~ん”しか言うことがないのか」
「だって、その演奏聴いてないから何とも言えんよ」

「よし、それでは俺がお前のために演奏してやるから聴け」
「別に聴かせて、なんて頼んでないけど・・・」

「とにかく聴け。聴いてくれたら、ラーメンまたはとんかつ定食のどっちか好きなほうをおごってやる」
「しかたないから聴いてやるか」

「そしたら耳のあなひらいてよく聴けよ」

♪ ♪ ♪ ♪

40分経過

「どうだった?俺の演奏?」
「すやすや・・・・すやすや・・・・」

「おい、起きろ、俺の演奏はもう終わったのだぞ」
「・・・・・うん、まあいいんじゃないの・・・・・・」

「お前、寝てただろ」
「いいや、ええと、あの、その・・・・・・」

「もう、ラーメンもとんかつ定食も無しだ」
「お前、約束を破るのかよ」

「そしたら、もう一回だけ演奏してやるからちゃんと最後まで聴けよ。そしたらラーメンまたはとんかつ定食だけじゃなくて。ラーメンもとんかつ定食もどっちもおごってやる」
「うひょ~~~~、早く演奏してくれ~~~、最後まで起きてるから」


♪ ♪ ♪ ♪


15分経過

「どうだった?俺の演奏?」
「なんだかずいぶん早く終わったみたいだったけど・・・・」

「ちょっと都合により省略した」
「なんだか、詳しいことはわからんけど、曲の良さが伝わって来るような演奏だったと思う」

「うひょひょひょひょ~~~~~そうだろ!」
「良いなあ。お前は、そんなことで喜べて」

「よし、調子が出てきたからもう1回聴け」
「もう。いいよ。俺だって忙しいんだもん」



「ラーメン、とんかつ定食に、うな重もおごってやる」
「うわ~~~~~~~~~!うな重かよぉぉぉぉぉぉぉ!!!聴く、聴く寝ないで聴く~~~」

「そうだ。うな重だぞ」
「俺、うなぎなんてここ5年半くらいずっと食ったことないから嬉しいなあ・・・なんか嬉し過ぎて涙が出てきた」

「よし、それでは今から演奏するからな最後まで眠るなよ」

♪ ♪ ♪ ♪

1時間10分経過

「どうだった?俺の演奏?」
「とにかく寝ないように必死だった・・・・なんだかずいぶん長い曲になったみたいだったけど・・・・・・・」

「都合によりちょっと演奏の方法を変えたのだ」
「演奏の方法を変えるだけで40分の曲が1時間10分になるのか、変わったやりかただなあ・・・・・」

「まあ良いのだ。ラーメン、とんかつ、うな重をおごるからな。一日では食べきれないだろうからな。何回かにわけたほうが良いな。とにかく聴いてくれてありがとな」
「ひゃっほう~~~~~~~~」



薩摩芋

2023-09-22 | 日常雑記


薩摩芋(こちらでは「からいも」と呼ばれます)の水栽培をしています。
この間、ドライブをして道の駅によって買ってきたおいもです。

勢いよく葉や根が出てきています。
切ってから水につけるやりかたよりも、まるごと水につけるほうが勢いがあるように見えます。

甘みの強い「安納芋」という品種です。

観葉植物としての役割も果たしてくれています。
毎日どんどん大きくなるので葉っぱや根っこの変化を見ることができます。

楽しみです!

「ふるさとねんころろん」(リコーダー、ピアノ)作曲・演奏:吉嶺史晴

2023-09-09 | 音楽教室
「ふるさとねんころろん」(リコーダー、ピアノ)作曲・演奏:吉嶺史晴

レッスンではルネサンスやバロックの曲をやることが多いですが、変化を持たせるために現代的な作品も取り入れています。
この曲はいわゆる現代的な奏法を使う箇所はありませんが、伝統的な機能和声で書いたので親しみやすいものになっています。

社会人の方のレッスンの場合には、聴音や初見視唱などのソルフェージュ訓練だけを集中してやるのは難しいので、リコーダーの初見演奏を取り入れています。

今日のレッスンではこの曲を初見の教材として取り入れてみたのですが、生徒さんに気にいってもらうことが出来て、引き続き練習することになりました。
自分で書いた曲だと、通常のレッスンでの内容に加えて、作曲者としてのイメージを直接伝えることが出来るのでその点は生徒さんにとっても興味深いものでは、と思います。

11月には鹿児島市のシティエラホールで教室の発表会を予定しています。
生徒のみなさん、鋭意練習中です。

松平健さん ハーフタイムショー 「マツケンサンバⅡ」

2023-09-06 | 日常雑記
松平健さん ハーフタイムショー 「マツケンサンバⅡ」


締め切りのある編曲作業が終わった。
ほんの少し時間が出来たのでユーチューブを見てみたら、マツケンサンバIIが出て来た。

なんだかもう本当に素晴らしい。

音楽も歌も振付も、全てが素晴らしいのだ。