吉嶺史晴のブログ

リコーダー奏者吉嶺史晴のブログです。演奏活動ならびに鹿児島市で音楽教室を運営しています。

展開するための実際

2012-12-12 | 音楽制作覚書
*反復
*切り刻む
*高さを変える

これらの組み合わせ
すなわち・・・
■切り刻んだものを反復
■切り刻んだものを高さを変える
■きりき

その他、反行、逆行、逆行の反行などの方法もあり!

これらの組み合わせ

それぞれの主題の持つ魅力

2012-12-12 | 音楽制作覚書
どんな形式であっても、それぞれの主題の持つ魅力はあればあるほど良い。
よく言われるのはロンド形式の主題は何回も出てくるのだから、繰り返し聴かれるのに耐えうる魅力が必要だということ。

でもこれ、本当はロンド形式の主題に限定された話ではない。ソナタ形式の主題だって、提示部と再現部ではそれぞれが完全な形で出てくるし、展開部では変形されたものが出てくる。どちらかの主題が展開部にほとんど出て来ない場合もある。この場合には提示部と再現部、合計2回しか登場しないということだ。

とても極端なことを考えてしまえば、ある主題が繰り返しに耐えうる魅力が非常に高いものならば、全く変化させないで繰り返すだけでも音楽が成り立つかもしれない。しかし、普通はこういうことはほとんど起こらないから、繰り返される旋律に変化がない場合には歌詞が変化するとか、あるいは歌詞のない音楽の場合には変奏が加わるとか、調が変化するとか、あるいはまた、もとの主題が断片的に切り刻まれたものが反復されるというような様々な操作が行われるということになる。

いずれにしても、元になる主題の持つ魅力、これはやっぱり大事な点だ。
特に歌謡的な性質を強く持たせたいような場合、これがなければ音楽として成り立たなくなる。何故ならば歌謡的な旋律は切り刻んで展開させるというような方法を自ら拒絶するようなところがあるからだ。つまり、歌謡的な旋律の場合には切り刻んだ瞬間にその旋律の意味そのものが崩壊してしまうからだ。

もちろん主題の「展開」と「変奏」は厳密に区別して考える必要がある。
ただし楽曲のなかで本来の展開部に「変奏」が混じって来てしまうことも実際は有り得るはずだ。

(今、作っているリコーダーとチェンバロのソナタ、展開部突破のためのメモ2012年12月12日)

展開部

2012-12-11 | 音楽制作覚書
展開部はその作り手の技量がもっとも現われるところだと言われる。
なんだかわかるような気がする。
というか、行き詰まりやすい箇所ではあると思う。
ここをどうやって突破するのか、ということがソナタ形式の楽曲を書く際の肝要ではないかと思うのだ。

行き詰まったらどうするか・・・そのあたりを散歩したり、風呂に入ったり、いろいろな方法はあるのだけれど・・・・そのなかでもかなり効き目が大きいけれど、危険な方法は過去の作曲家のソナタ形式の作りを参照するということなのだ。

いってみれば禁じ手みたいなものだろうか。でも良いのだ。曲が出来ればもうそれで良いのだから禁じ手だろうが、何だろうがとにかく書き進めることが出来れば良いわけだ。

昔の作り手の曲を見てうなだれてるようじゃだめなのだ。とにかく前進あるのみなのだ。

ホカホカカイロよ有り難う!

リコーダーが本当に「鳴る」ように書かれているかどうか

2012-12-09 | 音楽制作覚書
リコーダーが本当に「鳴る」ように書かれているかどうか、というのはリコーダーのための作品としては重大な問題だ。
今から新しい曲を書こうとしているのだけれど、どうも、モデルになりそうなのはテレマンとか、レイエとか、ヘンデルとか、そのあたりの曲になってしまう。

我ながらちょっと変かな、とも思う。だって語法そのもので言うと、今頃、テレマンみたいな語法で新しい曲作ったってしょうがないじゃんか、と思うのだ。僕自身は。しかし・・・・楽器の「鳴らし方」という点ではテレマンはやっぱり偉大だった。もちろん音楽の質においても、もちろん、そうなのだけれど。

でも、自分自身ではこのアイディア、とても気にいってるのだ。
だって2012年にもなって、新しいリコーダー曲を書くのに、今頃になってもまだ、テレマンとかそのあたりの作曲家の語法が自分のモデルとして活かすことが出来るなんて、なんだかちょっと嬉しいではないか。

だって、現代的なリコーダー曲で、本当にリコーダー「鳴り」の良さを活かすことの出来ている曲って多くないと思うのだ。音楽的にももちろん良いものを書きたいけれど、「鳴り」の良さ、こういう点でもある程度の水準を満たした曲を書きたいと思う。

しばらく仕事場に泊り込んで下書きを書き続ける予定。
今作っている曲の締め切りは12月末日。12月はこの曲の誕生のために生きるのだ。

編成はリコーダーと52鍵の1段チェンバロ。
初演が告知出来る段階になったらお知らせします。