吉嶺史晴のブログ

リコーダー奏者吉嶺史晴のブログです。演奏活動ならびに鹿児島市で音楽教室を運営しています。

今日は

2021-11-21 | 日常雑記
今日は「やせ犬バラード」(仮題)として取り掛かっていた曲の楽譜浄書をします。
まる一日かけて浄書、そして一晩寝かせて、明日もう一度みて、それで大丈夫だったら完了です。

題名は簡素に、リコーダー二重奏とピアノのためのバラード、とします。

ユーチューブのライブ配信で24時間だけ公開していた音源を自分で聴いてみたのですがなかなか良いです。
私の場合は、「自分自身で繰り返し、聴くのに耐えられる質」を備えているか、どうか、ということは自分の作品の大事な点です。

とりあえず繰り返し聴くのに耐えられる質はあるので、音源自体はこのままアップロードして、後は楽譜を準備するだけです。

ある年代に差し掛かってから、リコーダー奏者にはもう目標にしたい人が居なくなりました。
でも、歌手やギタリスト、他の種類の管楽器奏者にはお手本にしたい人がいます。
もちろん過去の作曲家も。

なので、今、やっているのは鹿児島にある自分の仕事部屋にこもって一人きりでやっているのですが、実際には時を同じくして同じ方向を目指すまだ見ぬ先輩方と一緒にやっているのだと思えば寂しくありません。

本当は少し寂しいのですが、そんなこと言っているヒマがあったら仕事してるほうが良いです。

楽譜浄書の仕事自体は単純です。
自分の頭のなかに強弱やアーティキュレーションなどは全部あるので、それを楽譜にするだけです。

何も創造的なことはないので、生み出す喜びのようなものはそこにはありません。
作曲で一番面白いのは全体の構造を作り出す段階です。
いろいろな細かい材料を用意して、それをああでもない、こうでもない、と入れ替えたり、つないだりする、そんな作業です。

いったん構造が出来たら後はそれを埋めてゆきます。
この辺までは面白いです。

でもこの先からは機械的な作業の割合が多くなります。
楽譜浄書などはあまり音楽的な意味では創造的な余地がないのですが、それも作曲の一部ではあるので、とにかくやるだけです。

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