今日は教室で生徒さん方と一緒に稽古の日でした。
11月には発表会があるので、そこに向けて鋭意、練習中です。
最近、始めた方もおられるのですが、着実に進歩があり頼もしい限りです。
今日は個人レッスンで時間の隣合っているおふたりの方に了承をいただいて少しだけアンサンブルの稽古もしてみました。
理論的な本や記事を読むのも良いのですが、やはり同じ空間で一緒に音を出すことの大事さを痛感しました。
初見の練習もそうなのですが、ピッチを合わせる練習などはどうしても自分ひとりだけでやるのは限界があり、もうひとり一緒にやってくれる人がいると良いです。
小さな教室ですが、生徒さん方に集ってもらえる場が出来て良かったと思います。
生徒さん方が帰った後はひとりでピアノの練習しました。
アーノルド・クックという20世紀のイギリスの作曲家のリコーダー協奏曲です。
近い将来、きっと生徒さんの中からこのような曲を演奏できる人も育って来るのではと思います。
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ところで2019年から使っていたノート型のコンピューターがうまく起動しなくなってしまいました。
DAWソフトをインストールしていたので、外で手軽に録音するのに重宝していました。
自分で直せそうな予感が全然なかったので買った店に持っていって修理をお願いして来ました。
うまく直って来てくれれば良いのですが。
道具はやっぱり大事です。
以前、著名なヴァイオリンの先生と話をさせてもらった時に「弦楽器は、それを拭く楽しみというのがあるんですよ」と教えてもらいました。
私はヴィオラ・ダ・ガンバも弾くので、練習終わった際にはいつも拭きます。
でもそれを楽しみにしている奏者の存在にはすこし驚きました。
ただ使えれば良い、ただ音が出れば良い、というだけではなく、その道具を拭く、ということに楽しみを見いだせる感性の持ち主はすごいと思いました。
でも最近、私自身もそうなって来ました。
今使っているヴィオラ・ダ・ガンバは2013年に出来たものなので、まだ弦楽器としてはとても新しい部類なのですが、それでも出来立ての頃よりは外見がほんの少しだけ濃い感じの色に変わって来ました。
「俺も歳とってゆくんだけどさ、お前もなあ、だんだん歳とって来たなあ。もうしばらくは一緒に歳を取ってゆこうな」というような感じもあります。
そこで「拭く楽しみ」というものが生まれる訳なのであります。
コンピューターの話だったのですが、道具の話題ということでちょっと話が飛んでしまいました。
鹿児島地方はまだまだ雨模様ですが、梅雨も終わり近いです。
もう7月も半ばになりました。