ギャラリーと図書室の一隅で

読んで、観て、聴いて、書く。游文舎企画委員の日々の雑感や読書ノート。

松尾大介展 ワークショップ

2023年06月11日 | 游文舎企画


6月10日午後、松尾大介さんによるワークショップが行われました。小学生からそのお母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんの年代の方まで参加してくださいました。水の入ったカップに石膏の粉をゆっくり振り入れて、ヘラで切るように混ぜ合わせると、だんだんとろんとしてきます。



ヨーグルトくらいになったら軽く握った手のひらにこんもりと入れていきます。石膏は急速に固まっていきます。







真剣な面持ちで待つこと5,6分(?)、手の内がじんわりと暖まってきて、ちょっと熱いかな、と感じた頃、そっと指を剝がしていくと「私の痕跡」のできあがり!
それぞれの「作品」を順番に回していって、みんなの「痕跡」を確かめ合います。石膏を握っている間中、じっと手の内に集中していた事を思うと、この間の「私の思い」までも込められた塊のようにも思われます。シンプルな作業ながら、指を剝がした瞬間、まるで分身が現れたような感動を覚えました。

この「痕跡づくり」、作家が在廊する11日(日)、17日(土)、18日(日)にも体験できます。

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