今日は朝から今にも雨が降りそうだったが、今はパラパラ降り出してとても寒い。
昨日は、好天で暖かかった。新橋演舞場へ「十一月新派特別公演」を観に行った。
十七世中村勘三郎二十七回忌・十八世中村勘三郎三回忌追善公演で、孫であり息子の中村勘九郎・七之助が「鶴八鶴次郎」を演じた。勘九郎さんの鶴八は、短気なのに優しいちょっと厄介な男性を、七之助さんは勝気な美しい女性を、それぞれとても上手に演じていて、舞台に引き込まれた。脇を演じた柄本明さんもよかった。川口松太郎の作品を久しぶりに見ることが出来た。
もう一つの出し物「京舞」は三世、四世井上八千代の芸への執念を華やかな舞とともに感動的に描いていて、三世を演じた水谷八重子さん、四世役波野久里子さんともに、お芝居だけでなく素晴らしい舞を楽しむことが出来た。
劇中追善のご挨拶では、「京舞」に客演の近藤正臣さん、この日のゲスト草笛光子さんも加わって、心のこもった和やかなご挨拶で感動した。