つぶやき日記

四季のうつろいから

「十一月新派特別公演」

2014-11-11 13:06:23 | Weblog

今日は朝から今にも雨が降りそうだったが、今はパラパラ降り出してとても寒い。

昨日は、好天で暖かかった。新橋演舞場へ「十一月新派特別公演」を観に行った。

十七世中村勘三郎二十七回忌・十八世中村勘三郎三回忌追善公演で、孫であり息子の中村勘九郎・七之助が「鶴八鶴次郎」を演じた。勘九郎さんの鶴八は、短気なのに優しいちょっと厄介な男性を、七之助さんは勝気な美しい女性を、それぞれとても上手に演じていて、舞台に引き込まれた。脇を演じた柄本明さんもよかった。川口松太郎の作品を久しぶりに見ることが出来た。

もう一つの出し物「京舞」は三世、四世井上八千代の芸への執念を華やかな舞とともに感動的に描いていて、三世を演じた水谷八重子さん、四世役波野久里子さんともに、お芝居だけでなく素晴らしい舞を楽しむことが出来た。

劇中追善のご挨拶では、「京舞」に客演の近藤正臣さん、この日のゲスト草笛光子さんも加わって、心のこもった和やかなご挨拶で感動した。


「雨に唄えば」

2014-11-06 19:36:49 | Weblog

クロス張替工事の後、目についた後始末に追われていたが、疲れがたまって家にこもる日が多かった。そんな日は、40年越しの俳句雑誌の整理がてら、自分の俳句を選び出す作業に励んだ。

昨日は、久しぶりの遠出の外出、渋谷の東急シアターオーブへ、ミュージカル「雨に唄えば」を観に行った。

 

ヒカリエの最上階にあるシアターオーブは初めてで、余りにも広い環境にあっけを取られながら、おのぼりさんさながらに、渋谷の街を眺め、写真を撮った。

 

「雨に唄えば」は英国ロイヤル・バレエ団の元プリンシパルである、人気ダンサー、アダム・クーパー主演で、52年の原作映画に、ほとんど忠実に作られたミュージカル。彼女との恋が成就しご機嫌な主人公が、雨の中で歌い踊るシーンでは、実際に10トンの水を降らせ、溜まった水の中での華麗なステップに拍手喝采、前列から何列目までには事前にビニール製のレインコートが配られていた様子だったが、思い切った水芸に大いに盛り上がった。

好きな映画だったので何度か見ていて、ストーリーはわかっていたので、舞台の両側に出る翻訳文は、私の席からは少し見えにくかったが、充分に楽しむことが出来た。

アダム・クーパーは勿論のこと、出演者すべてのダンス(タップ)や歌唱が素晴らしく、本場のミュージカルに酔いしれた。