大寒前だというのに、冷蔵庫並みの厳しい寒さが続いている。その上雨が降らないので、日増しに乾燥が増して、インフルエンザの流行が始まっていると聞く。
年末からの頑固な腰痛もあり、冬眠状態を続けている。冬眠中にすることは読書。読み始めた当初はとっつきにくく、しばらく置いていたが今回読み始めたら面白くて止まらなくなったのがステファニー・メイヤー著「ザ・ホスト」3巻。あっという間に1巻は読了し、2巻目に入った。これからの展開が楽しみだ。
今日は午前中は曇り空で寒くて、午後から始まる鎌倉女子大学生涯学習センター美術講座の参加も躊躇していた。しかしお昼前から陽射しもあり少し暖かくなった気がして思い切って出かけた。
久しぶりの女子大学は工事は続行中、青い空に冬枯れの東山がきれいだった。雨の足りないサザンカはどうしようもなく咲き乱れていた。その中で梅雨のころ咲くはずの金糸梅の返り花が1輪 、黄色に輝いていた。しかも金糸梅が常用樹で一部紅葉していることを初めて知った。
美術講座:ルネサンスの藝術家列伝ーマニエリスムの巨匠たちー
ジュリオ・ロマーノ 1499年ごろ~1546年。本名はジュリオ・ディ・ピエトロ・ディ・ジャヌッチ・ピッピ。ローマで生まれ、マントヴァで没す。ルネッサンス後期の画家で建築家。若くしてローマ、ヴァチカンで活躍していたラファエッロの門下に入り、画業を積んだ。ラファエッロが1520年に急逝した後、ヴァチカンでの壁画事業の中心となって名声を博した。1524年にマントヴァのフェデリコ・ゴンザーガ2世に呼ばれ、夏の離宮であるパラッツォ・テの建築家に任命され、1526年から約10年かけて事業に専念した。世相を反映したその独特な建築様式に加え、「巨人族の没落」に代表される奇抜な内部装飾は幻想的なマニエリスム藝術の特徴がよく表れている。
馴染みのない画家だったけれど、講師の話を聞いて、作品を見るうちにとても興味を持った。この時代は著作権なんてものがないので、画家たちが同じ題材で、まったくおなじ構図の絵画を発表していることに驚く。
講座途中の休憩で帰ってもいいと思って出かけたが、最後まで楽しんできた。
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