母の満中陰(四十九日)法要で大阪へ行って来た。あの後ずいぶん時間が経ったような、早かったような不思議な気持ちだった。
前の週末は寒くて大雪で、新幹線の遅れも報じられていたので、22日は早い目の新幹線で大阪に向かった。
途中の天気の変わり方を楽しみ、今更ながら日本の気候の不思議さを感じることが出来た。まず出発の大船は晴天、小田原までの在来線からは、富士山もきれいだったのに、新幹線に乗り換えて三島辺りでは雲が出ていた。
岐阜羽島に近ずくと、雪の解けていない箇所が多くなり、関ヶ原付近では雪景色の上に横殴りの雪が車窓に打ちつけた。雪景色は米原を過ぎて、京都付近まで続いた。
終着の大阪は快晴で、このところでは一番暖かい日になったと、大阪で迎えてくれた弟夫妻も喜んでいた。
法要までの時間がたっぷりあったので、主人と大阪散策をした。千日前は相変わらず極彩色で元気になる。
それなのに、法善寺横丁に入ると、一瞬に静かになり情緒がある。私は法善寺横丁が気に入っている。水掛け不動尊は、見るごとに緑が深まっている。
道頓堀に出て、昔よく通ったうどんや「今井」で懐かしいきつねうどんを食べた。変わりなく甘めに炊いた大きな正方形の揚げが2枚入っていて、うす色のお出汁がとても美味しかった。
「くいだおれ人形」も相変わらず人気があるらしい。多くの人が集まって写真を撮っていた。
満中陰の法要と納骨式は、檀家のお寺で、厳かにそれでいて和やかに行われた。今回は私の姉弟、従兄夫妻が中心だったので、法要後グランヴィアホテルに席を移しての食事会も、賑やかで楽しい時間だった。きっと母も喜んでいると思う。
23日、この日も快晴、暖かい日に恵まれて、母の部屋の大掃除をした。一部を分け合って不要なものは処分したのですっきりして、ほっと一安心の一日だった。
24日、小学校時代の友人6人が集まってくれて、ランチとお茶で懐かしい語らいが出来た。私の乗る新幹線の時間まで付き合ってくれてありがとう!
一日置いて昨日は朝起きるのが辛かったが、「イタリア食文化講座」の最終回だったので、頑張って出かけた。南イタリア、特にナポリ、シチリア島の食文化や、ワインなどの特徴を知ることが出来た。