秩父巡礼も最後の34番目の札所である。12月3日(日)前回帰りのバスに乗った「龍勢会館」バス亭まで行き、ここから出発する。この34番札所は秩父盆地を囲む皆野アルプスと呼ばれる外周の山を上り、杖立て峠を越えて秩父盆地を抜けたところにある。そのため今日の行程はほとんど山道になる。巡礼の結願(けちがん)に向けて最後の難関という設定なのであろう。
秩父巡礼は1番札所四萬寺から34番札所水潜寺まで、一巡約100km程である。昔の人はこれを1週間かけて歩いたそうである。今のように道も整備されていない昔、白衣に菅笠、金剛杖をついて観音信仰に基づいて静寂な山村と美しい自然の風光を背景に巡礼をしたのであろう。それを今回は9回に分けて歩いたみた。歩いてみて感じるのだが、巡礼は決して信仰心からの苦行ではなく、当時の人々の大いなる楽しみのだったのだろうと想像できる。元禄期や文化文政期には1日2万~3万もの人が札所を回ったという記録もあるぐらいである。
ある時は谷を渡り、山路をたどり、野づらを横切って、一つ一つの札所を巡ってあるく。そんなタイムスリップしたような経験は、私にとっても記憶にとどまる一大イベントだった。そんな巡礼の中、何を思い何を感じたのか、それはまた後日書いてみようと思う。
龍勢会館バス亭
里はすっかり冬の色
平石馬頭尊堂
緩やかな山道を登る
ここから巡礼道は分かれる
一旦自動車道へ
再び山道へ
札立峠 標高600m
ここからは下り
林の向こうに建物が見え、ホットする
34番 水潜寺
願願寺だから杖など巡礼用品を奉納して行く人も多い
水潜寺
巡礼最後のご朱印
三十三観音の石仏が並ぶ参道
落差12m
秩父華厳の滝バス亭から皆野町営バスで皆野駅へ
秩父鉄道皆野駅
秩父方向からSLが来る
皆野駅~秩父駅へ
普段はガラガラなのに今日は朝のラッシュ並みの混雑
秩父鉄道の秩父駅前
今日は秩父夜祭
秩父夜祭は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている
埼玉県秩父市にある秩父神社の例祭
秩父神社
お参りするのに長蛇の列
屋台組み立て中
今年の人出は31万人とか
秩父の市街地は完全交通規制
外国の観光客も多い
屋台行列の場所とり
西武秩父駅
秩父夜祭は、交通も不便だし、混むし、暗いし、寒いし、休む所もなし
年寄りには厳しいお祭りなので、帰りの電車が混まないうちに早々に退散した
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